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コラム&レビュー

新車心象風景:マツダ・CX-7

 

 スポーツクロスオーバーという新しいジャンルを開拓した、みたいな話になっているけれど、いやいや、これはどう見てもインフィニティFXシリーズに端を発しているのは歴然。トヨタもホンダも追随しているけれど、だからコンセプトにオリジナリティがあるとは僕は思っていないんである。ただ感心していることはあって、それは、このCX-7でマツダのクルマ作りがさらに明瞭になったこと。

 アテンザ以降の新世代マツダは、アクセラ、RX-8、ロードスター、MPV、プレマシーと、どこから見てもマツダですというクルマが続いている。もちろんターボやロータリーエンジンなど、ズームズームな走りの面もそうなんだけど、車種構成やエクステリアデザインにそれを強く感じるんである。


 
 早い話、一貫性のあるデザインコンセプトと少数精鋭構成。同じクラスに何台も展開することなく、それぞれのクラスに最適な商品を1台ずつ揃えるって方法。ま、旧世代のデミオとベリーサはドップリ重なっているけれど、これも次期型は変えてくるらしいし。で、そのデザインコンセプトが悪くないと来ている。

 これ、元々はスバルが上手いことやっていたんだけど、現行インプレッサあたりからどうも雲行きが怪しくなって、まあ現状は皆さん知ってのとおり。そこをマツダがお株を奪った感じかな。しかも、より車種が多いにも関わらず全車うまくまとめ上げているのは大したものだと思う。商品企画とデザインがうまくかみ合っているんじゃないかと。

 ま、トヨタやダイハツみたいに何でもアリっていうやり方もひとつの方法かと思うけど、僕はマツダのやり方の方が好きだし、何て言うか賢くて大人な感じがする。商品自体はダイナミックだけど、その展開には抑制が効いている。親会社のフォードが参考にしたいという気持ちも分かるよね。ま、ロータリーという心配の種もあるけれど、あまり無理をせず、ちょうどいいサイズの会社を維持して欲しいなと思う。

(07/1/5 すぎもとたかよし)

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