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夏冷えの今日、ホンダの新型Nボックス発表会に出掛けてきました。
何しろ軽ナンバーワンの売れ行きですから、あまり広くない会場には報道陣がびっしり。質疑応答も、いつもよりも増してマーケット方面の質問が多かったと思います。
個人的に興味を持ったのは、Nシリーズのロゴを始めとしたブランディング全般を手掛ける、アートディレクターの佐藤可士和氏が登壇したことでしょうか。
Nボックスがモデルチェンジし、ある意味Nシリーズも第2章に入ると。であれば、ブランディングも次のステージへ、ということのようですね。実際、CMにも使われる「N for life」のコピーのもと、各種Nグッズも開発され、会場に展示されていました。
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佐藤氏のようなクリエイターが企業や地方伝統工芸などをブランディングするのが、いまやちょっとした流行りです。とくに地方に眠る伝統技術を掘り返す動きは活発で、なかなか興味深いものも少なくありません。
しかし、これがクルマということになると結構厳しい、というかあまり成功例を見たことがないですね。もちろん、Nシリーズの知名度は高いですが、商品が一様にヒットしているわけではありません。
ユニクロやセブンイレブンに匹敵するようなブランディングが成功するか?これには相当強い商品企画のコントロールが必要になると思います。
(17/08/31 すぎもとたかよし)
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