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コラム&レビュー

クルマのまわりで:今年もお世話になりました

 
 今年も残すところ2日とちょっとになりました。

 年末は恒例、永六輔氏主催の「新宿寄席」へ行ってきました。新宿紀伊國屋ホールでのこの催しに行くようになって、もう10年以上になるでしょうか。

 盟友、野坂昭如氏の葬儀委員長を務めたためか、体調を壊したということで主催の永氏自身が欠席となってしまいましたが、それでも個性的な出演者によって楽しい会になりました。 今年は何かと騒がしい年になりましたが、この寄席は自分にとってゆっくり一年間を振り返るのにちょうどいいイベントのようです。

 いまこの国は、とりわけメディアにある種の自粛ムードがあり、キー局の報道番組キャスターの降板が重なるなど、とても窮屈な状態にあるようです。

 ただ、こと自動車メディア業界に目を向ければ、そんな状況はずっと以前からはびこっていて、おかしなクルマを「おかしい」と書けないなどは当たり前。何をいまさらな状況です。

 
 そんな空気に風穴を開けた徳大寺氏や、デザインには決して媚びることがなかった前澤氏が逝って早や1年。「先人の功績を讃える」とした自動車評論業界のいまはどうでしょうか。

 ある評論家氏は、いま売りの雑誌で「もうクルマを批判するようなことはやめよう」と書いています。きっと業界を元気にしたいという意図なんでしょうけど、そもそもこれまで真剣に相対してきた実績もないのに「もうやめよう」って?です。

 モノ申さないことは一見”ゴール”への近道ですが、実は業界の本当の活性化を考えれば疑問です。安易な太鼓持ち姿勢は、じわじわと全体の地盤沈下を招くことにならないかと。

 逆に、商品に対しての的確で建設的な批評・評価は、結果的にはメーカーに対してプラスに働き、もちろんユーザーの信頼も得て、自ずと好循環につながるというのが僕の考えです。もちろん、的確な仕事にはそれなりの技量が必要ですから、努力するべきはそこじゃないかな。

 とまあ、そんな心持ちでもって来年も細々とサラリーマン・ライターを続けたいと思います。

 それでは、みなさまよいお年を。

(15/12/29 すぎもとたかよし)

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