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コラム&レビュー

クルマのまわりで:地元イベントへ出掛ける

 
 日曜日、地元の旧車イベントに行ってきました。

 有栖川宮威仁親王先導による、日本初のガソリン自動車遠乗会のゴール地点が国立市・谷保天満宮。その100周年を記念し、地元有志が7年前から主催している「谷保天満宮旧車祭」で、昨年もここで報告しています。


 当初は神社敷地内だけだった会も、7年を経て次第に規模を拡大し、市内広場など3カ所の展示場を追加。さらに市や商工会の後援を得て各種イベントも併催、昭和なバスを使ったシャトル便を走らせたり。

 で、200台を数える展示車はもう何でもアリな感じです。一桁ナンバーの初代ダットサンやアルファジュリア、サーブ99なんて渋いクルマもあれば、シトロエンSMがいたり。

 あるいは別会場にはカウンタックなどのスーパーカーやレース仕様のフィアットX1/9、かと思えば急に現代的なマセラティ3200GTなどがあったりとか。

 これは、出展車のほとんどが発起人の運営する自動車サークルメンバーの持ち物で、このクラブ自体が幅広い年代や車種のオーナーさんで構成されているためのようです。

 
 ところで、クラシックカーのイベントには独特の雰囲気がありますけど、非常に高価で稀少なクルマが並ぶイベントはとくにそれを感じます。

 たとえば、オーナーさんの多くがアーミーなジャンバーにベレー帽とか、ジーンズジャケットに長い白髪を後ろで結んで・・・とか、あるいはハンチングにツイードジャケットとか。


 何かこう職業不詳というか、仕事してなさそうっていうか、どうして似たような出で立ちの方が多いのか、いつも不思議に思ってます。まあ、余談ですけど(笑)

 80年代ネオ・ヒストリックな自分にとって、50、60年代の稀少車が集まるイベントはストライクな内容ではありません。

 それでも、ラストの市内パレードを結構な数の人たちが沿道で見送っている風景は、地元の催しとして決して悪い気はしないものですね。

(15/12/08 すぎもとたかよし)

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