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コラム&レビュー
新車心象風景:スバル・ステラ
◆スバル・ステラ
 (2006年6月14日発売)

◆主要諸元
 最大出力:54PS/6400rpm 6.4kg-m/4400rpm
 外寸(mm):全長×全幅×全高=3395×1475×1645
 標準価格:94万円(税別)〜

 
 そういうことにはなっていないけれど、たとえば全てのピラーをブラックアウトさせてワゴン風にするなど、これは実質プレオの後継なんだと思う。R2の販売不振で急遽作り上げた箱型ワゴン、まあ、このクルマ自体にあえて言うことはないでしょ。

 言いたいのはやはりR2の不振の方なんである。人気の箱型じゃないからということもあるんだろうけど、同時にそのモノフォルムなスタイルがちょっと、というのが不振の原因と言われている。ちょっと・・・というのは、つまり異端に過ぎるということだろう。しかし、それもなんだかなあと思う。

 たとえばトヨタの初代カムリ、日産マキシマ、ユーノス500、いすゞピアッツァなど、そのコンセプトやエクステリアデザインが先進的であるが故、「時代が早すぎた」という言われ方がこれまでいくつかあったけれど、それはやっぱりそう思わせる時代、時期があったんだろうと僕は思っていた。けれども現代は手の付けようがないくらいの情報化時代、まさに多様化の風が吹き荒れている時代なんである。そんなときに、まさか「時代が早すぎた」なんてことはあり得ないと思うじゃないか。

 
 けれども、R2はそういうことなんだよねえ。いまどきこの程度のエクステリアに拒絶反応が起こり得てしまうのが現実なんだよねえ。僕はそれが何とも情けない。

 最近別のコラムにも書いたんだけれど、あるクルマが売れないとき、その原因は作ったメーカーだけにあるんじゃなくて、僕らユーザー側に大きな問題があるんじゃないかと思うんである。つまり「見る目がない」ってこと。それが70、80年代とかまでならまだ理解できるんだけど、この21世紀ともなるとそりゃあどうなの?と思ってしまうわけだ。

 で、その結果としてステラなんかが出てきてしまうんである。そんなクルマまじめに評論なんかできないし、するべきじゃない。やっぱりステラを作らせてしまった僕らユーザーを語らないとダメでしょう。

 いや、ホントの話、自動車大国の国民として、もっと僕らはちゃんとした目を持とうよ。

(06/06/15 すぎもとたかよし)

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