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コラム&レビュー

クルマのまわりで:東京ショー散策「トヨタ・S-FR」

 
 このクルマ、ある意味で実に東京ショーらしいと思うんである。


 現行の「86」は廉価でコンパクトなFRスポーツ待望論の中で登場し、それなりの話題になったわけだけど、「いや、本当はもっと安くて小さいヤツが・・・」という本音は次第にヨタハチ後継なんて話になり、実際こうやって壇上に置かれたわけだ。

 けれども、その待望論はそれこそかつてのハチロクをもう一度という実に狭くマニアックな層からの声であって、とくにクルマ好き一般の声じゃない。なんだけど、一部の雑誌をはじめ、とにかく「これぞ今回の主役」みたいなことになっていたと。

 
 で、実際のS-FRはそんな声を体現するかの如く実に子供っぽいカッコで現れた。キーンルックだのアンダープライオリティだの、あちこち尖がった造形に邁進するトヨタ車の中で、どうしてこういうデザインになるのかがサッパリわからないままに。

 いや、そりゃコンセプトカーだからね、という話であったとしても、じゃあこの丸いコンパクトに何か別の新しい提案があるのかと言えばそれもまた見当たらない。何だろう、それこそヨタハチの安易な焼き直しという以外に何も思いつかず、明るい黄色のボディカラーのお陰でそれっぽく目立っているだけで。

 そんなクルマが主役なんだゼというのは、超内向きな国際ショーと実にマッチしている。その一部雑誌が、「どうやら市販化は白紙」と報じている残念さや中途半端さもまた同様に。

 もちろん、それが日本一のメーカーからの発信というところも肝だ。

(15/10/31 すぎもとたかよし)

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