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コラム&レビュー

クルマのまわりで:大人の良心?

 
 年末恒例、新宿紀伊国屋ホールでの永六輔主催「六輔年忘れ」に行ってきました。

 初日のプログラムは「新宿寄席」。佐高信、松元ヒロも出れば三遊亭小円歌の芸もあるという何とも幅広い演目。それでも壇上は、放送メディアではNGな話満開というのが例年の常です。

 行ってきたのは昨夜の2日目、ゆめ風基金チャリティオークションと「夢あいヒットパレード」。小室等の進行によるそのミニコンサートは、ジェリー藤尾、坂本スミ子、中山千夏、田辺靖雄と九重佑三子といった、まさに「夢で逢いましょう」な面々。

  「遠くへ行きたい」「いつもの小道で」「夢で逢いましょう」など、すっかり耳馴染んだ曲でも涙腺が緩むのは、そういう曲がどれも”良心”で溢れているからでしょうか。

 押しつけでない、豊かで奥深い、抑制のきいた大人の良心で紡がれた詩と曲。TBSラジオ「土曜ワイド」で永さんを支える外山アナもステージに並んだラストは、その土曜ワイドのエンディングにも似た”良心だけ”の瞬間でした。


 
 クルマ業界に激震が走った徳大寺氏の訃報、孤高の人らしく静かに逝ってしまった前澤義雄氏に思うのは、良心というよりは、もしかしたら「大人の仕事」といった方がいいのかもしれません。

 何人もの評論家が「徳大寺さんの拓いた道があってこそ」と称えつつ、しかしそれを越えられないままのジャーナリズム業界。フィロソフィだコンセプトだと言葉数は増えたけれど、どうにも本質を欠いたままの時流的デザイン。


 いまクルマやそのメディアに物足りなさを感じるのは、きっとそういう子供っぽい仕事が、心あるユーザーの期待をはるかに下回って、いい意味での想定外がないからかもしれません。見ても読んでも「ああ、こんなものか」という。

 もうすぐ2015年。新しい年、新しい時代に「大人の仕事」を見せてくれるのはどんな人なのでしょうか。

 いえ、もちろん自分自身も精進するという前提ですけれど。

(14/12/27 すぎもとたかよし)

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