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引越しでボロボロになった心身を癒しに、いつもの長野・鹿教湯まで温泉ツーリングをしてきました。
初日に寄った松本では、評判を聞いていたカフェ「Laura」へ。にぎやかな中町通りから一本横に入った裏通りにある店は、静かにひっそりと建っていました。
寡黙なオーナーがネルで淹れる珈琲は、シティかフレンチローストという、いまどきなもの。ただ、浅煎り志向の自分でもシティであれば十分美味しくいただけました。もちろん自家焙煎で、あまり目立たないこの店に、次から次へと豆を求めるお客さんが訪れるのが驚きでした。
その後、中町通りでは松本家具やら木工雑貨のウインドウショッピングを楽しみ、いつもの宿「三水館」へ。
何しろ疲れを癒すのが目的でしかたら、料理も温泉もとにかくゆっくりいただきました。春のメニューは「草なべ」ですが、これが本当に美味しい。ロビーでは、これもまたいつものラックスとタンノイのセットでギル・エバンスを聴いたり、宿の猫と遊んだり。
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翌日は上田方面へ。なかなか行く機会のなかった「無言館」で戦没美大生の“遺作”を観た後、宿のオーナーに教えてもらった山の中のカフェ「茶房パニ」へ。
ここは、別所温泉近くの集落にポツンと建つ可愛らしいカフェ。ナビなしでは迷うこと必至で、なぜわざわざこんな場所に・・・と思ったのですが、お昼時に到着するとランチ目的のお客さんが何組も・・・。
なるほど、オープンサンドや玄米おにぎりのランチメニューは魅力的ですし、ケーキ類もすばらしい! どうやら女性オーナーのレシピは相当クオリティが高いようです。
それにしても、先月の阿蘇といい、地方ではいまこうした新しい店が次々にできているようですね。都市部からのIターン組などが多いようですけど、土地代などを考えれば東京などよりよほど条件がいいんでしょうか。
で、その後は上田駅前のみすゞ飴本舗でジャムを買ってから帰途へ。
一泊二日のツーリングは全行程約600キロ。高速のほか、それなりに山道も走りましたが、出発前に若干タイヤの空気圧を上げておいたためか、リッター15.6キロとかなりいい燃費を記録しました。
もちろん、愛車ジェミニは快調。今回のツーリングが終わって総走行29万4000キロと、そろそろ30万キロも近くなってきました。
(14/04/13 すぎもとたかよし)
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