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コラム&レビュー

クルマのまわりで:モーターショー目白押し(その1)

 
 モーターショー目白押しということで、今回もサクサクと。

 あちこち初出展だらけで目移りしてしまうけど、ニューヨークでのレクサスLF-Ghがまずスゴイことになっている。


 「L-フィネス」もネタが尽き、もしかして新しい方向性? なんて思ってたけど、意外にもさらなる進化を遂げるんだそう。

 そこに持ち込んだ新しいアイテムが「スピンドルグリル」だそうで、すごいことになっている原因もこれなんである。

 フロントグリルを中心にXの字を描くのは、身内のマークXジオとかだけじゃなく、たとえば最近のメルセデスなど、このところ他社でも見られるやり方で、ちょっとした流行なのかもしれない。

 だからこそなのか、ウチはそういうのとはひと味違いますぜと、欧州トレンドの大型グリルと紡錘形を合体し、巨大なダースベイダーの口みたいなことになってしまった。

 まあ、ワールドプレミアの中で埋没しないようにとか、しかもコンセプトカーだしってことなんだろうけど、それにしても品がない。


 
 で、このグリルが酷いのもあるんだけど、逆にそれ以外はわりと凡庸で、ほとんど特徴らしきものがないのがさらに残念だ。一応、これはGSのコンセプトと言われているけれど、もはやアリスト伝統のダイナミックなプロポーションもないし。

 試しに、グリルを隠してみるとあまりの特徴のなさにビックリするので、ちょっとやってみてください。

 もちろん、異様に磨き込まれたような面質や、パーツメーカー泣かせ?の超細密グラフィックのランプあたりも進化版L-フィネスだと言いたいんだろうけど、それだけじゃあ、あまりに弱い。

 面白いのは、上海で登場した何の関係もないプジョーのSUVコンセプト「SXC」の方が、「先鋭・清妙」というL-フィネスをよっぽど巧く取り込み、かつまとめているように見えることなんである。


 プジョーは、508で従来の大顔からより繊細なイメージに方向転換をしたけれど、フィロソフィがどうのこうのと能書きを言わず、実車としてサラッとその繊細さを表現するのがいい。こういうのを見て、トヨタのデザイナーはどう思うんだろう?

 まさか「ウチのまねしやがって!」とは思わないだろうけど。

(11/04/22 すぎもとたかよし)

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