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メーカーが正式出展するようになり、モディファイに疎い自分でもそろそろ大丈夫かな、と思っていたオートサロンに行って来ました。はい、初めて。
なので、今回はメーカー3社について感想などを。
もともとこっち系のファンが多い日産からですが、全社あげてのデザイン改革に則ってか、黒と赤を基調にしたブースはかなり上品な仕上がり。
ニスモの仕事もやっぱり大人なもので、フェアレディZやスカイラインも意外なほど落ち着きがありました。ただ、そうやって妙に小奇麗だとあんまりお客さんが来ない・・・というジレンマがあるように感じてしまいましたが、気のせい?
ホンダはもう少し柔らかい雰囲気。檀上のインサイト・モデューロは相当な力作で、先のZやスカイラインの流れといった具合ですが、横に置かれた女子用のピンクなフリードやポップなライフはかなりお茶目でした。
実際若い女性がデジカメでスワロスキーな室内にデジカメを向けてましたけど、基本的にビシッとスマートなブースは押すなおすな・・・とは言えないところでした。やっぱりあまりキレイにまとめちゃうと惹かれるものがないと思われるんでしょうか?
で、今回の主役は完全にトヨタです。
ズラッと並んだコンセプトカーの数だけでも日産、ホンダと霞ませる勢いがあるのに、サプライズの章男社長の挨拶付き。
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クルマもiQからプリウス、マークX、ノア・ボクシーと非常に幅広いカテゴリーからだし、欧州で販売されるアイゴベースのFR車までと、もう大盤振る舞い。
若者のクルマ離れはトヨタの仕業、なんて悪評を自ら晴らすかのような意気込みでしたね。
ただ、GAZOO Racingによる「G's」と「GAMN」の違いがイマイチよく分からないのがちょっと。MNがマイスターのイニシャルなのはいいとして、そしたらG'sてどんなチューニングなの、とか。
それに、従来からのトムス、TRD、モデリスタも基本同様のスタンスで、さらにワケ分からなくなるんじゃないかな。
ま、モデリスタが若干近いけど、何かこう、スポーティとかレーシーとかじゃない展開もやればいいのに。たとえば、トヨタ車なら全車種でボディ色やシート地を多数の見本から注文できるとか。
ところで、何と今回はアバルトが出展してましたね。たしかにチューニングメーカーではあるけど、東京モーターショーにはフィアットすら出なくて、こっちにアバルトとは・・・。
ただ、500もプントもずっとセクシーなお姉さまが付きっ切りで、クルマに近づけないっていうのはどうなんだろう?
メーカー以外のアフターパーツ、例の痛車など、たしかに出展数も多くてバラエティに富んだ会場でした。でも、言われてるように、これこそ日本のモーターショー・・・というほどの勢いは感じられなかったです。
(10/01/18 すぎもとたかよし)
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