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コラム&レビュー

クルマのまわりで:ヨーロッパ・ツーリング(シュトゥットガルト編)

 
 フランクフルトから始まったツーリングですが、イタリア、フランス、スイスを経由して再びドイツに戻りました。
 最後の観光はシュトゥットガルトです。

 もちろん、メルセデス・ベンツ博物館が目的です。本当は最近できたポルシェ博物館にも行きたかったのですが、どうしても時間が取れず、見学はできませんでした。残念。

 で、この街に来てまず驚いたのが中央駅ですね。写真がそうですけど、何と塔のてっぺんにスリーポインテッドマークが! しかもゆっくりと回転して・・・。
 いやあ、トヨタもこれを見習って名古屋駅にドーンとT字マークをのっけたらいいのに、なんて思いましたね。ま、正確には豊田市ですけど。

 博物館は、その名もメルセデス・ストリートという通り沿いにありますのでわりとすぐに見つかりました。ま、建物のもメチャクチャ目立ちますしね。当たり前ですけど、駐車場も広いです。

 実は、前夜に宿泊したホテルで博物館のことを尋ねると、何と日本語版のパンフレットをくれました。さすがはメルセデス・ベンツ・・・と言いたいところですが、そこまでしなくても、というのが正直な感想ですね。何か旅先で日本語を突然見せられると、ちょっと残念な感じってありませんか?

 さて、入館すると、まずは音声ガイドの貸し出しがあります。もちろんこれもそれぞれの言語が用意されてます。

 で、それを受け取ると写真のエラく未来的なフォルムのエレベーターに乗って最上階へ上がります。つまり、一旦上へ上がって、降りながら見学というのが順路という発想です。逆だと疲れますから、なかなか上手い考えですよね。

 展示は基本的に年代の旧い順からになっていますが、もうひとつ、カテゴリー別にもなっているのが特徴的でしょうか。
 たとえばバスなどの旅客車とか、トラックなど仕事のクルマ、といった具合です。これはかなり見易い工夫ですよね。

 旅客車では昔のボンネットバスから、最新の高速バスが並んでたりしています。最新型は中に乗り込むことも可能で、これは子供たちが喜んでましたっけ。

 写真のキャリングカーは働くクルマの一例ですが、載ってるクルマもスゴイので、どっちが主役か分からないような贅沢な展示もあります。



 
 また、何かしらのエピソードを持ったクルマの展示というのも考えた工夫でしたね。
 たとえば、日本の離島診療で使われていた商用車や、シュワリツネッガー知事が使っていたSクラスとか、色々なエピソードを音声ガイダンスで紹介しながら展示しているといったものです。

 ま、それだけメルセデス・ベンツのクルマが世界中で活躍しているというメッセージでもありますよね。

 あとは、各階の要所要所に「シャッターポイント」という表示があって、そこからだと実にいい感じの写真が撮れるなんて配慮もあります。

 個人的には、80年代以降の実用車に興味があるので、写真のW124とか、最初期型の190Eなんかグサッと来ましたね。
 もちろん、いまでも現役で走っているんですけど、博物館で改めて解説を聞きながら見ると、また違った感慨があったりします。

 それから、メルセデスといえばレース活動ということで、そのあたりの展示も充実していました。もちろん人気も高くて、写真撮影はひと際多かったです。

 ツーリングカーもそうですけど、今回の見学ではF1マシンが一番人気で、ハミルトンのマシンには常に人だかりができていましたね。

 これは以前も書きましたけど、同社は70年代以降のクルマをリフレッシュし、中古車として売る「ヤング・クラシック・プロジェクト」という事業を始めました。
 以前からネットでこの博物館に車輌展示があると聞いていたのですが、しっかりありましたね。写真の2台を始め、当時の名車が数台ピカピカになって展示されていました。

 これらは依頼すると試乗ができる他、もちろん気に入れば購入もできるそうです。まあ、日本では当面導入されないそうですけど。
 このリフレッシュカー計画は、前から書いているとおり、是非日本のメーカーでもやって欲しいですね。

 で、下まで戻ってくると、お約束のショップがあります。ここも博物館の規模に準じてとても充実していました。

 ただ、フェラーリ博物館で勢いに乗ってアウターを買ってしまったので、さすがにここでは自重しました。買ったのはお土産用の小物だけです。

 さて、次回は最終回ということで、向こうで見た日本車の写真をアップしたいと思います。

(09/12/09 すぎもとたかよし)

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