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コラム&レビュー

新車心象風景:日産・リーフ(市販予定車)

 
 発売は来年後半ということだけど、正式にお披露目されたので、一応。


 EV=シティコミューター≒軽自動車? なんて固定概念を覆す、5ドアコンパクトカーという発想は上手い!と思う。

 ただでさえも特殊なEV。基本的に一家に1台の条件下、家族みんながフツーに乗れないクルマなんて非現実的なんである。もちろん、高価なバッテリーをリースにして、初期投資額を低減する方法も面白いし。

 けれども、新開発のリチウムバッテリーにしてMAX160kmの航続距離・・・と、この点はやっぱり厳しいなと。だって、せっかく家族5人が乗れても温泉旅行は無理でしょ。せいぜい郊外のショッピングセンターと近所の日帰り温泉施設か。リーフは、日産のハイブリッド攻勢までの「つなぎ」という話があるにせよ、ね。


 
 それと、その5ドアボディのカタチもどうもなあ、と。「葉」から流動体をイメージしたヌメヌメボディはある種の未来感を醸し出しているし、空力もスゴイんですよ、というメッセージもよく伝わってくる。ただ、ちょっとモーターショーのコンセプトカーっぽくないか? 奇抜で“取り合えず感”が強いっていうか。

 もし日産が5ドアコンパクトで勝負を掛けるのであれば、僕はもっと“普通”の方向で、素晴らしくスタイリッシュなデザインにするべきだったんじゃないかと思っている。妙にEVっぽさを前面に出すのではなく、動力源が何であれ「これはカッコいい!」「欲しい!」と思わせる方向ね。たとえば、よりシャープでより質感の高いティーダみたいな。

 それが航続距離の短さを補うかもしれないし、幅広い年齢層の支持が期待できるかもしれない。タイミング的に間に合うのであれば、そのボディでハイブリッドをやってしまっていいじゃないか。せっかくの専用ボディなんだし、同時に似たようなライバル2車との差別化も図れるという意味も含めてね。

 そんなことを考えるとこのボディ、ちょっとネラい過ぎたんじゃないかな。基本的な考えはすごくいいのに、何だかもったいない。

(09/08/08 すぎもとたかよし)

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