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コラム&レビュー

自動車雑誌を斬る!:東京モーターショー再び

 
 いま売りの雑誌「NAVI」に東京モーターショーの記事が載っている。

 外国勢ほぼ撤退の状況をどうするか、についてふたつの見方を示した内容。他誌の「東京をバカにすんな!」という、それこそおバカ記事じゃなくて、より建設的なのは、さすが老舗CGの姉妹誌だなあと。

 ここでは、街作りとクルマの関係を示した新しいアプローチとか、外国ショーではあり得ない「規制」だらけの開催運営への指摘が書かれている。これは見方を変えると、片やもう日本メーカーだけで腹をくくって、片や外国勢よ帰って来い、という提案なんである。

 で、先日報道されていたけど、実際のショーの目玉は、何と今年のCOTYの授賞式を会場で行う、そんでもって歴代の受賞車を一同に並べる、っていう予定があるらしい。

 COTYのよくないウワサは読者の方もよくご存知だろうけど、一応“第三者的立場”で選出することになっている賞を、自工会主催の会でやっちゃうってスゴイよねー。これはCOTY側からの提案だそうだけど、もはや「建前」を言ってる場合じゃないと。

 でも、どうせ「建前」をかなぐり捨てるなら、前にも書いたけど、いっそ外国車ブース出展料を免除して「ご招待」すればいいのにって思うな。あ、これはもちろん、今後も国際ショーとしての立場を死守したいならの話ね。


 
 いや、もう日本メーカーだけでいいじゃん、ということなら、出展車のあり方を再検討したらどうだろう。従来のようにラブホテルやUFOみたいな現実味のないコンセプトカーばっかり出すんじゃなくて、実際の販売予定車を出し惜しみしないでたくさん並べたらいいのに。

 ま、2年も先に出すクルマなら多少デコレーションしてもいいだろうけど、基本的には「ほぼそのマンマ」で。そんなことしたら新車効果が・・・なんていうのはもう古い考え方でしょう。そのクルマが本当に魅力的なら先に見せたって売れる筈だもん。逆に言えば、そういうクルマを作るべきってことでね。実際欧州勢はとっくにやってるワケだし。

 前回でGT-Rがひとり勝ちだったのは、それがGT-Rっていう特殊なクルマだったこともあるだろうけど、“市販車”としてお披露目だったことも大きいんじゃないかな。べつに次期のマーチやヴィッツ、ステップワゴン、コペン、スイフトなんか見せたっていいじゃん。あ、ウワサのホンダやスバル+トヨタのスポーティカーなんかもね。

 マツダやスバルみたいに車種が少ないメーカーは限界があるだろうけど、それ以外のメーカーなら結構出せるんじゃない? もちろん出展車は最新技術を搭載して、ニッポンの“技術見本市”な要素もしっかり盛り込むのがいいんじゃないかな。つまり、技術見本のためのコンセプトカーを作るんじゃなくて、現実的なクルマで技術見本を展開するっていうこと。

 ま、歴代のCOTY受賞車は一部の来場者にウケるかもしれないけど、それはショーとしてあまりに後ろ向きだと思う。そりゃ、緊急避難的要素が大きいのは理解できるけど。

 ブースが余ってるんだったら市販車は全部並べて、かつ先述のような現実的コンセプトカーを一杯持ってきて欲しい。それが日本車限定ショーの場合の提案かなあ。

(09/06/10 すぎもとたかよし)

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