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あー、やられた。って言うか、やっぱりアリだったんだよなあ・・・。
つい最近、旧車の「リフレッシュカー」について書いたばかりだけど、なんとメルセデス・ベンツがホントにそういうサービスを始めたんである。
「メルセデスベンツ・ヤングクラシック」と呼ばれるこのプロジェクトは、比較的新しい70〜90年代の旧車を中古車として商品化するものとか。しかも、とくに人気の高い北米と本国ドイツには、専門のセンターを設けてパーツ供給等の体制を整えるというから本格的なんである。
ま、メルセデスの旧車は世界中でそれ相応の人気があるから、たとえば日本の旧車とはタマ数がケタ違い。それだけ市場として確立しやすいんだろうけど、でもやっぱり英断というか、いいとこ目を付けたよなあ。
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環境云々に関しては、日本なんかよりドイツの方がよっぽど「うるさい」国だけど、旧いものを使い続けるという土壌に加え、人気があるといっても絶対数はごく限られたものだという冷静な判断があるんだと思う。
それにしても、車両はメルセデス博物館に陳列され、要望によってレンタルも購入も可能なんてスゴイこと考えるよなあ。実際にどこまで「リフレッシュ」された状態で並ぶのかまでは分からないけど、W124のEクラスや、190シリーズあたりがピカピカで買えるなら、これは魅力的でしょう。
せっかく日本も旧車ブームなんだからさ、早いところどこか始めない? すぐすぐ儲かるとかそういう視点じゃなくて。きっと中古車はもちろん、メーカー全体のイメージアップにもなると思うけどな。
(09/03/20 すぎもとたかよし)
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