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日産の福岡ギャラリーで、同社の“情熱のクルマつくり”の表現としてヒストリックカーの展示があるらしい。まずは240Zとパオの2台とか。
240Zはともかく、80年代後半のパオを取り上げるということで、だったら以前にマガジンXで書いた「リフレッシュカー」をやってくれないかなあ、などと考えてしまった。あ、記事をお読みいただいた方は今回は飛ばしてください・・・。
リフレッシュカーというのは、最近人気の80,90年代のネオ・クラシックなクルマを、メーカー系ディーラーが“ほぼ”新車状態にして販売してみたら、という提案です。以前に日産がR32GT-Rで、マツダがロードスターで同じようなことをやってましたけど。
僕の案の要は、そういうスポーツ系、走り系だけじゃなくて、フツーのお父さんが買うような車種を扱うこと。日産だったらマーチ、サニー、ローレル、トヨタならカローラやマークIIとかね。
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いまの旧車ブームは大半がマニアが支えてるでしょ。それは入手が一般の民間販売店だとか、あるいはオークションだとか、つまりそのまま乗れる状態じゃなくて、自分で何らかの補修が必要だし、もちろん保証的なものがない。買ったはいいが、どんな状態なのかよく分からないと。でも、もしメーカー系ディーラーが徹底したリフレッシュ作業を施して、まるで新車のような状態で販売したら、マニアじゃないけど「あ、このクルマ懐かしいな」「もう1回乗ってみたいな」というような、フツーのお父さんも動きやすいんじゃないか。
値段は当時の新車価格。こういうクルマはある程度お金に余裕のある人がセカンドカー的に購入することが多いだろうから、安かろう悪かろうじゃ却ってダメ。僕も記事を書くときに色々な意見を聞いたんだけど、印象的なのが「数十万円で中途半端な修理をするなら要らない。新車価格を出すから徹底した内容でやって欲しい」という意見。
当時、記事はカレスト座間の中古車販売マネージャーさんに話を聞いたんだけど、メーカーのバックアップがあれば十分可能との回答だったしね。
ま、タマ数がないから少量販売になるだろうけど、反響は大きいと思うんだけどな。今月はトラッドサニー、来月は初代セフィーロ、その翌月は初代プリメーラ発売予定・・・なんて広告を打てば期待感も高まるだろうし。
ギャラリー展示もいいけど、どこかのメーカーさん、ディーラーさん、話題作りに是非やってみませんかねえ?
(09/03/05 すぎもとたかよし)
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