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コラム&レビュー

自動車雑誌を斬る!:フツーのクルマに光を!

 
 いま売りのAUTOCAR誌の新車紹介ページで、協力ライターのM氏が興味深い記事を書いている。

 スプラッシュの紹介記事なんだけど、その出来がすばらしく、編集部は直ちにこのクルマの特集を組むべきだと結んでいるんである。

 AUTOCAR誌は本国版の編集意図に沿って、まさに“走ってナンボ”の記事が大半を占めていて、その根拠となる構造検証が特徴的だ。スプラッシュもその流れの中で絶賛されている。

 僕は、ああなるほどと思った。いや、スプラッシュの特集を組むこと自体じゃなくて、こういう何でもないフツーのクルマにキチンと光を当てる記事がもっとあってもいいんじゃないかと。


 
 たとえば、GT-RやiQみたいな変り種のクルマはそこそこ特集らしきものがあるし、欧州車ではとくに新車じゃなくたってフェラーリだのポルシェは年中特集記事が組まれる。じゃあ、同じスズキでやっぱり評判のいいスイフトはどうかというと、まあほとんどない。せいぜい新しいコンパクトカーが出たときにライバルとして引っ張り出されるくらいだろう。

 でも、実際にはスイフトの方がリーズナブルでより多くのユーザーの近くにいるのは明らかだ。だったら、そういうクルマこそ光を当てて、もっと積極的に記事にするべきなんじゃないかなと。ライバルに比べてどこが優れているのか、それはなぜなのか、なぜそういうクルマができたのか、などなど。あ、スタイリングもね。

 もちろんスイフトはあくまでも一例だけど、単に新車だとか、スーパースポーツだとか、そういう価値観じゃなくて、もっと地に足の着いた特集記事があっていいじゃないかと。なんだか、そういう記事が多くなるとユーザーのクルマを見る目も結構変わって来たりするんじゃないかな、なんて思う。

 スプラッシュの特集を組むべき。これはなかなか深い提案だなあと思ったんである。

(08/12/10 すぎもとたかよし)

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