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コラム&レビュー

自動車雑誌を斬る!:評論家比較記事

 
 ベストカー続きですが、増刊号のベストカープラス。

 カテゴリー別のランキングを5名の評論家が座談会方式でやっているのだけど、こうやって何人もの評論家の意見をまとめて読めるのは結構面白かった。もちろん、よくも悪くもだけど、とくに印象的なヤツを。

 竹平素信氏。デミオよりヴィッツがよくないのは、後者が発売3年経っているからだそう。この人、新しいものの方がいいと言い切るつわもので、アテンザの高評価の理由も「今年デビューだから新鮮さピカイチ」だって。それじゃあ、評論家要らないじゃない。

 ちなみに竹平氏、10点満点で他の人が1〜10点と散らしている中で、ひとり8,9,10点の連発。これ、間違いなくメーカーに仕事くださいってアピールでしょう。もう浅ましさを超えているかも。

 渡辺陽一郎氏はユーザーが欲しがるのもが正義という姿勢らしい。軽のスライドドアに意味がないと言いつつパレットが高評価なのは、それが自分個人の考えであって、ユーザーは欲しがるだろうから、だって。売れるのがいいと言うなら、やっぱり評論家要らないじゃん。

 GT-Rの評価が低いのも、整備費用が高く、月販目標が200台なのがマイナスだそうで、「俺たちのGT-Rが遠くなった」なんて言ってる。俺達っていうのもまたユーザーの代弁なのかもしれないけど、そういう人たちがスカイラインを追い込んだのにね。


 
 鈴木直也氏。スバルのRシリーズについて、「ああいうのがいいと言われて全滅した。2車種も出したのは軽をナメている」とのこと。けど、売れないのが悪いクルマっていう言い方はどうなんだろう。自分がどう評価しているかが肝心な筈で、いいと思うならしっかりユーザーに訴えなくちゃ。

 竹平氏が例によってbBに高得点を与えて「こういうけったいなものもいい」なんて言ったことに、「賛成、やっぱり多様性が重要なんだ」と鈴木氏。あのねえ、「何でもあり」と「多様性」は違うでしょ。「なんでもあり」なら、くどいようだけど評論家要らないって。

 国沢光宏氏。コペンの評価が低いのは、2ドアスポーツの「文法」を守っておらず失敗してるからだそうで、ビートやカプチーノみたいにしなさいと。いや、失敗してないでしょ、コペン。相変わらず思い込みの激しい方です。

 ただ、実はいいことも言っている。現行の軽のうち、一部は衝突安全に関して世代の古いものがあると。それを分かって買うならいいけど、知らないで買うのはマズイじゃないかと。これはまったくその通り。

 一方、これについて「そう遠くないうちに時間が解決するよ」とコメントした松下宏氏は、このひと言で十分評論家失格の烙印を押せる。今回は意図的に国沢氏と松下氏を対立モードにしたみたいだけど、それを差し引いても言っちゃいけないことがあるでしょう。

 ベストカーが業界最量販誌なのは、恐らくダントツに多い記事量のためだと思うけれど、こうやって賛否色々あるような記事をそのまま載せるのは決して悪くないと思う。

(08/05/27 すぎもとたかよし)

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