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何だか北米用セダンとワケが分からない感じになっているけれど、今度もまたあちらのアコードがベースなんだそう。
それにしてもインスパイア。この名前が悪い冗談としか思えないほど影の薄い存在なんである。たしかに初代がアコードから分身した頃は、そのアコードに結構存在感があったから、その高級版たる同車もそれ相応の存在感や威厳があった。でも、いまやその両車ともが共倒れ状態なんである。
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北米はいざ知らず、日本じゃあクラウンやフーガなんて強豪がいる。「面白創造会社」のホンダがそこで大きなセダンを売るなら、やっぱり飛び道具は必須だろう。それはちょっとインテリジェントなドライブ支援装置や、片側休止のV型エンジンなんて程度じゃもうお話にならない程の。
それもないなら、ホンダが大きなセダンを売ったって誰も振り向かないし、買わない。買う理由がない。
それにしても、どうしたんだホンダ・デザイン。一時的に迷路に入り込むのはどこのメーカーにもあるけど、ちょっとトンネルが長過ぎやしないか。フィット程度で全力投球じゃ悲しいじゃないか。
(07/12/25 すぎもとたかよし)
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