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コラム&レビュー

新車心象風景:スバル・フォレスター

 
 独特のクロスカントリー風スタイルからいまどきのSUVっぽくなっちゃったなあ、という感想はさておき、気になるのはこの顔なんである。


 Rシリーズやまだ来ぬトライベッカで展開されたスプレッドウィングは失敗の烙印を押されたとして大幅修正され、先代インプレッサの最終モデルから適用された新しい「鷹の目」版がフォレスターにも採用された。

 始めに言ってしまうと、僕は当初のSWグリルは結構好きだった。「アルファみたい」と陰口を叩かれたけど、全車統一グリルをやるんだったら悪い素材とは思わなかった。


 
 Rシリーズはクルマ自体がアルファみたいで、それだけでも保守的日本人は引いたところに、あの新しい提案で過剰反応だったんだろうと思う。それに、バンパーを含めたフロントが煩雑過ぎたのは確かだし。トライベッカについてはどこがいけないのかいまだに分からないけれど。

 鷹の目版はその目尻までを含めて「翼」なのはよく分かるけれど、じゃあ今後これでずっとやるの? と考えるといささか造形上のテーマが弱いんじゃないかと思う。それは新しいインプレッサみたいにフロント全体が負けちゃってるという意味もあるし、継続性という点からもそうで、いつまでも目の下を湾曲させた「鷹」じゃ持たないんじゃないかと。

 これだったら僕は当初のグリルを磨いた方がいいと思う。要はまとめ方である。中央の丸いグリルと両端の羽グリルで3つの穴が開くわけだから、その他のフロント部分はシンプルにした方がいいだろうし、軽とレガシィでは展開を変えるような配慮は要るだろうけれど。

 少し前に雑誌NAVIで、元オペルデザイナーの児玉氏が同じような話をコラムに書いていて、恐らく数分でサクっと描いただろう「提案」が素晴らしくよかったのを思い出す。当初SWを元に、ヘッドライトをシャープにしたそれは日本車離れした雰囲気を醸し出していて、まあ結局は“展開力”なんだなあということを改めて知らされたんである。

(08/01/21 すぎもとたかよし)

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