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コラム&レビュー

新車心象風景:日産・エクストレイル

 
 新しいエクストレイルの最大の話題と言えば、新開発4×4の高性能ぶりでも、あるいはデュアリスに続いて採用されたザックス製ダンパーによる良好な乗り心地でもなく、カタチなんである。超キープコンセプトのエクステリアデザインはどうなのよ、という話だ。


 ヒット作のモデルチェンジが難しいことはメーカーとて重々承知のこと。とくに歴史のないモデルの場合はなおさらそう。

 僕は新しいエクストレイルはいいと思った。いや、こういう四駆モデルには興味ないんだけれど、モデルチェンジとしてはいいなあと。たしかにどこが変わったの? というくらいキープなスタイルだけど、そのキープさの思い切りがいいんである。


 
 キープなスタイリングといっても実はピンキリだ。たとえば同じ日産でも、ヒットした初代プリメーラに対して2代目はかなりのキープさだったものの、これは見事に失敗だった。何でかって言うと、ほとんど同じシルエットなんだけど、初代のシャープさが見事に消えてしまったからだ。つまり、パッと見は似ているんだけど「肝」がなくなってしまったんである。

 エクストレイルは、たとえばヘッドランプやサイドウインドウの形状が少々変わっているけれど、初代の持っていた道具感や軽快感がそのまま残っている。それを感じさせる部分を中途半端に変えなかったわけだ。肝は変えずに最低限のブラッシュアップをしている。だから同じだけど新しい。新しいけど同じ。

 プリメーラは3代目で劇的に変えてさらに売れなくなってしまい、いまやその名前も残っていない。エクストレイルはその轍を踏まないよう、実はかなりしっかり考えられたスタイルなんだと思う。

(07/09/05 すぎもとたかよし)

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