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コラム&レビュー

新車心象風景:スバル・インプレッサ

 
 デザインが賛否両論のときは、非常に先進的な場合か、あるいはどう見ても問題がある場合、そのどちらかなんである。で、新しいインプレッサは後者かなと。


 ま、フロントフェイスなんだと思う。鷹の目を意識したというこのライトは先代の後期と同じ処理だけど、緊張感が欠けていてどこを取っても曖昧なんである。何だかボヨーンとしている。

 グリルとライトが一体化した処理は、たとえば日産ムラーノや三菱デリカなどと同じで、ちょっとした流行なんだけど、これがまた全体的にフニャけていて捉えどころがない。ところが、サイドはビシっとつまみ上げたような強いラインが走っているし、リアランプは非常に立体的かつエッジが効いているので、どうにもバランスがとれないんである。どうしてこれで完成にしちゃったのかなあ、と思う。


 
 ところで、新しいインプレッサは幅広い層への浸透を狙っていて、WRXの名前すら捨ててしまったらしい。とくに女性を意識しているというから、具体的には1.5リッター版をメインにしているんだろうと思う。そこで面白いのは雑誌との剥離である。

 通常、たいていの雑誌は新車を持ち上げるわけだけど、このクルマの場合は多くの雑誌が“STI VS ランエボ”の構図ばっかり扱うので、肝心のベースモデルの存在が薄くなってしまっているのである。つまり、メーカーの邪魔をしているわけで、実に皮肉な状況なんである。

 僕もインプレッサの真髄は初代から1.5リッター版にあると思っているので、今回はその点で成功すればいいなあと祈っているんである。

(07/06/07 すぎもとたかよし)

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