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年に1回の親孝行、実家の母と姉、それに嫁を連れて伊豆1泊旅行をしてきました。
「お前のクルマは旧くてイヤ。金は出すからレンタカーを借りて来い」という冷酷非情な命令で借りたのは新型カローラ・アクシオ。一度カローラというクルマをじっくり試してみたかったので。
グレードは廉価版のX。なるほど、タコメーターやオートエアコンなんかが付かないけれど、それで装備に不満かと言えばそんなことはない。ただ、走っていて「おや?」という点はあった。
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まず、足の固さ。何しろ鉄ホイールなんでバネ下が重いのは仕方ないんだけど、思っていたよりもゴツいなあと。そして、エンジンの粗さ。この1NZという1.5リッターエンジンはトヨタにしちゃあ随分と古いんだけど、そのせいか結構ガサツなフィールだった。
いや、そこにケチをつけようとは全然思わないんだけど、何て言うか、07年発売のクルマでもこういうことを感じるんだなあというのが新鮮だった。だって、最近レンタカーで試したスイフトやシルフィには素直に感動しちゃったからさ。
もちろん、アイドリングの静かさとか、4人乗車でもまったく不満のないトルクを引き出す出来のいいCVTとか、いいところも一杯あるんだけど。それに、そもそも我がジェミニと比較したら、こりゃもう高級車と呼んでもいいというレベルの話なんだけれどね。
ま、こういう細かい差異にこだわっていたら、評論家がクルマという商品の見方を誤るのも分かるような気もするんである。
(07/05/22 すぎもとたかよし)
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