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僕もマガジンXで取り上げたけど、大方の予想とおり、06年度の軽自動車シェアナンバーワンはダイハツが奪取した。ま、ほんとに僅差なんだけど、ナンバーワンには変わりない。
で、これからのスズキとダイハツ両者の広報活動に注目なんである。ダイハツはここぞとばかりナンバーワン攻勢なのは当然。だって、今後スズキの新しい工場が完成したら再び2位への陥落も十分あり得るわけで、やれることはいまのうちにやっとかなきゃね。
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スズキはどうか。名より実を取ると会長は言ったけれど、販売現場は今日の新聞記事に心穏やかというわけにはいかないでしょう。たとえば年度じゃなくて年単位、つまり06年だったらナンバーワンだったからそれを使うとか、あるいは車種別なら06年度もワゴンRがトップだったからそれを使うとか。
クルマに限らず、こういう勝負の世界って”勝ち癖”とか”負け癖”っていうのがあるから怖い。一度負けると、その負けが次の負けを呼ぶ。そういう流れってあるでしょ。
まあ、スズキの場合は負けでいいと公言しているから大丈夫なのかもしれないけど、本当にダイハツがナンバーワンの大合唱を始めたらどうなんだろう。勝ち負け自体も重要なんだけど、僕は広報戦略というものに興味があるので、両者の”戦法”にしばらくは注目したい。TVCF、雑誌広告、折込広告、どんな展開をするのかな?
(07/04/06 すぎもとたかよし)
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