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市販の後付用カーオーディオは、どうもド派手なイルミネーションとか、とにかく見た目重視傾向がつよくて、僕みたいに元々オーディオが好きな人間にはピンと来ない商品ばっかりな状況なんである。
そんな中、最近ではケンウッドが家庭用オーディオの発想で作り込んだ”エモーショナルシリーズ”で話題になったけど、ここに来てさらに突っ込んだ商品を出してきた。これは同社60周年記念で進めているTRIOブランド復活の限定商品で、何と50万円のセットだそう。
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実は自宅のオーディオセットが同社のK's Esuleという、コンパクトサイズに高級機器の性能を詰め込んだセットなんだけど、その音質マイスターがこの商品と同じ人らしい。基本的にデジタルオーディオのようなドンシャリ音じゃなくて、原音再生を最終目標にしているのがいかにも家庭用オーディオの発想ですね。
ま、僕のジェミニはオーディオに凝るような室内環境じゃないので、いま装着しているナカミチの1DINサイズMDヘッドで十分過ぎるくらい。なので、こんな高価な製品は買わないけど、団塊の世代が高級オーディオに戻りつつあるいま、カーオーディオにも本物志向が浸透するのは何だか嬉しい。
(07/03/10 すぎもとたかよし)
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