■業界ニュース
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●米自動車ビッグ3業績急回復、震災に苦しむ日本勢と明暗(5/6)
米自動車大手3社の業績が急回復している。2011年1〜3月期決算はいずれも前年同期より大幅に改善。北米の販売増が際だつ。東日本大震災の影響に苦しむ日本勢と明暗が分かれ始めている。ゼネラル・モーターズの1〜3月期の世界販売台数は、前年同期比11%増の222.1万台。トヨタを上回り、四半期ベースで世界首位を奪回した。トヨタの米販売台数は3月に前年割れ、4月もマイナスに。
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●日産「NV200」がニューヨーク市の次世代タクシーに選定(5/4)
「イエローキャブ」の愛称で親しまれているニューヨーク・タクシーの次世代モデルに、日産の多目的小型商用車「NV200」をベースとした専用車両が選ばれた。2013年後半を皮切りに、約1万3000台全車を日産が独占供給する。最終選考には日産と米フォード、トルコのカルサン・オートモーティブが残り、電気自動車タクシーへの取り組みなども評価され、日産が選ばれた。
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●ロールス・ロイスやタタも参戦、止まらないEVの流れ(5/2)
今回で81回目になるスイスのジュネーブショーを取材したが、そこで感じたのはリーマンショックで落ち込んでいた世界の自動車メーカーが元気を取り戻してきたことだ。電気自動車は幅が広がり始めた。高級車で有名なあのロールス・ロイスもEVのコンセプトカーを発表。かと思えば、22万円という驚きの低価格車「ナノ」で名を馳せたインド・タタ自動車も、時代の波に乗り遅れまいとEVのプロトタイプを出していた。
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●4月新車販売47%減、前年比最大の下げ幅(5/2)
4月の新車販売は、大震災で生産が止まって販売店への商品供給が大幅に滞ったため、軽自動車を含む総計で、前年同月比で47.3%減った。3月の35.1%減に続く大幅マイナスで、減少幅は過去最大級。登録車(除軽)は51.5%減、軽自動車は41.1%減。メーカー別では、トヨタが68.7%減、ホンダが48.5%減、日産が37.2%減など。生産ペースは年末まで戻らず、当面は車を売るに売れない状況が続く。
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