■業界ニュース
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●2010年度は大規模リコールが多発(4/8)
国土交通省は、2010年度のリコール届出状況を発表した。国産・輸入車を合わせて、届出件数は320件(対前年度16件増)、対象車両数は734.8万台(同407万台増)。届出1件当たりの対象数が50万台を超える大規模届出が6件あり、対象車両数が大幅に増加した。ノア/ヴォクシーなど16車種120万台(トヨタ)、フィット73万台(ホンダ)、マーチ/キューブ等9車種83万台(日産)、ムーヴ/タント88万台(ダイハツ)など。
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●トヨタとマイクロソフト、次世代車のIT化で提携(4/7)
トヨタ自動車と米マイクロソフト(MS)は、次世代車のIT化で提携した。トヨタは2012年市販予定のEV及びPHVのテレマティクスサービスの展開に、MSのクラウドプラットフォーム「Windows
Azure」を採用するなど、車を中心にして情報をやりとりする仕組みを共同開発する。さらに、人と車と住宅をつなぎ、エネルギー消費を統合的にコントロールする「スマートグリッド」でも協力する。
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●トヨタとMSの戦略的提携の背景を考える(4/7)
マイクロソフトは、自社のクラウドサービスについて、グーグルなど他社に先駆けて、トヨタという将来の巨大な顧客を獲得した。トヨタは、次世代車へのIT導入に際し、本業とは異なるコスト構造のITインフラは自社で持たず(コスト食いのデータセンターはIT企業にアウトソース)、他社との差別化に必要なアプリケーションだけを自前で開発する。
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●国交省、被災地に「移動自動車相談所」を開設(4/5)
国土交通省は、東日本大震災の被災地を対象に「移動自動車相談所」を開設する。自動車整備振興会等の協力を得て「どのように廃車手続きをすればよいか」「海水に浸った自動車を使用し続けて大丈夫か」などの相談を受けたり、自動車の無料点検などを行う。7日から開催し、以降の予定は各自治体などと調整して、随時ホームページにて更新する。
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