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●「盗難車人気No.1はランクル!」

 クルマの盗難が急増している。警察庁によれば、昨年の盗難件数は前年比30%増の5万6205台と過去最高を記録した。
 その一方、検挙数は低下を続け、昨年は前年比25%減の1万1415件にとどまっている。盗難車を海外で売りさばく組織的なプロの窃盗団が横行しているためで、その手口は計画的で巧妙を極める。

 車両盗難による自動車保険の保険金支払いも、99年度実績で約400億円(約3万件)に急増、2000年度は500億円を超すのが確実視され、損保会社の経営にもしわ寄せが出ている。

 週間朝日は、2001.3.30号で「ランクル、車両保険拒絶のなぜ!?」という記事を報じた。日本で最も自動車盗難が多い大阪府で、昨年盗まれた車種別ベストテンは下表のとおり。

車名・メーカー
被害台数
(被害時エンジンキー無し)
1
ランドクルーザー(トヨタ)
1089台 (1063台)
2
クラウン(トヨタ)
998 ( 851 )
3
セルシオ(トヨタ)
700 ( 587 )
4
スカイライン(日産)
635 ( 616 )
5
シビック(ホンダ)
402 ( 388 )
6
アリスト(トヨタ)
361 ( 341 )
7
シーマ(日産)
309 ( 282 )
8
メルセデス・ベンツ
300 ( 209 )
9
グロリア(日産)
278 ( 242 )
10
マークU(トヨタ)
251 ( 201 )

(大阪府警がHP上で公開したデータを元に「週間朝日」が作成)

 並み居る高級セダンを抑え、四駆ファンあこがれの「ランクル」がトップ。性能、車格、価格いずれも日本最高峰のランクル人気は海外でも高く、大阪に限らず全国各地で国際窃盗団の標的になっている。
 ランクルの昨年の販売台数は9821台とクラウンの10分の1以下。盗難率はずば抜けて高い。特に人気のある「ランクル100」は15〜20%にも達すると見られている。
 高価な財産でもあるだけに、車両保険で盗難に備えたい。ところが最近、損保会社が引き受けを敬遠しているという。その裏事情は…、ランクルの盗難率(事故率)の高さ、という内容である。

 年間140万台という米国の盗難車ナンバーワンは、4年連続で1989年型トヨタ「カムリ」。1〜4位までを年式の異なるカムリが独占し、5、6、8、10位も年式の異なるホンダ「アコード」。
 セキュリティの甘い?日本車は、盗難車市場でも人気が高い。

 メーカーは、エンジンキーとエンジン制御装置の双方のIDコードが一致しないとエンジンが始動しない「イモビライザー」などの盗難防止装置を高級車を中心に標準搭載し始めた。
 GPS衛星(全地球測位システム)や携帯電話基地局情報を利用した盗難車の位置検索や異常監視など新たなサービスも登場した。
 しかし、盗まれ難い車両の開発や普及策を巡っては、ご多分に漏れず業界とお役所のすれ違いが続き、対策は後手後手に回っているようである。

 冷戦終了後、旧西欧から旧東欧へと盗難車が急増した欧州では、膨大な損害に悲鳴をあげた保険業界の要望もあり、97年にECはメーカーに「イモビライザー」の新車装着を義務付けた。

 世界規模で“盗難車ビジネス”を展開する国際窃盗団への自衛策は、海外から見向きもされないクルマに乗るしかない?

(01/04/05 わたなべあさお)
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