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●「こんなにあった!クルマ専門誌」

 かつてクルマの企画をやっていた頃、マイクルの愛読雑誌は「NAVI」と「ニューモデルマガジンX」であった。「カーグラ」「モーターマガジン」「月刊自家用車」なども、テーマにより随時講読した。
 「NAVI」は、当時(今もか?)の我国モータージャーナリズムの知的水準を良くも悪くも代表した雑誌であり、欧州車びいきの辛口論評は、外車情報に疎いマイクルにとって重宝な情報源であった。
 「マガジンX」は、スクープ記事が売り物で、その編集方針は今も変らず、毎号偽装パネルをつけてテストコースを走る新車のスクープ写真や、予想性能・スペックなどが赤裸々に掲載されている。担当者として社内の機密保持を懸念する傍ら、ライバル車の情報はしっかりと利用させていただいた。

 IDOに出向した4年間も、上記愛読誌はしばしば講読した。帰任して南九州地区のオート店(現ネッツ店)地区担当員となり、熊本・鹿児島・宮崎・沖縄各県を移動しながら、月のうち半分以上を現地で過ごした。  現行の複数販売チャネル制下では、ディーラーはもちろんメーカー内においても、他チャネルはライバルであり敵である。オート店扱い以外の車種の情報は入らない。移動中の車内や機内で、クルマ専門誌をめくる機会が自ずと多くなった。その後また、4年程クルマと直接関連する仕事から離れ、業界にも商品にも幾分疎くなった。

 「市場のように新鮮な情報が活発に飛び交う」ことこそ「くるまーと」の命である。何よりもコンテンツを拡充せねばならない。  まずはWeb。「厳選リンク集」や「おすすめサイト」は、関連サイトを見まくった(っている)成果である。  次いで関連書籍や雑誌。あちこちの本屋やコンビニを回った。改めてクルマ関連専門誌の多さを実感した。新車や中古車だけでなく、モータスポーツやチューニング、ドレスアップ関連情報専門誌など、確認できただけでも約30誌(バイク関連は除く)。いろいろ調べてみると、現在約50誌が定期的に発行されているようである。バブルの頃は80誌を数えたという。

 因みに、交通タイムス社調べによる「売れてるクルマ雑誌BEST10」によるとトップは「ベストカー(公表発行部数45万)」で、以下「CARトップ」「driver」「car&driver」「option2(チューニング)」「VIP CAR(ドレスアップ)」「option」「ザ・マイカー」「ホリデーオート」「RVマガジン」と続くようだ。

 インターネット(オンラインメディア)の発展で、音楽CDや書籍・雑誌、パソコンやゲームソフトなど「パッケージメディア」は衰退するという説が流布されている。全くの嘘っぱちである。それぞれが長所と短所を補いあって、両者共に発展するというのが正解である。衰退するのは、偏にコンテンツそのものの質が低いからに他ならない。

 次週の「おすすめサイト」で紹介する予定だが、サイトを開設しているクルマ専門誌の多くが、バックナンバーやタイトルの紹介に留まっている。これら専門誌とのメディアミックスもまた「くるまーと」の役割である。

(00/09/02 わたなべあさお)

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