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コラム&レビュー

自動車雑誌を斬る!:伝統ある表現

 
 クラウン自体のことを書こうと思ったんだけど、それよりも雑誌記事のほうが興味深かったのでそっちから。いま売りのドライバー誌、常連のM氏によるクラウン発表紹介記事だ。


 いまでこそ結構減ってきたけれど、一時新車のインプレッション記事のお約束といえば、先代を踏み台にして新型を持ち上げる、それでも言うことがなければ肯定理由を無理やり作るっていうものだった。で、まだ生きていたんである、そういうのが。

 M氏曰く、じつを言うとゼロクラウンは大きく変わったけれど、唯一インテリアの進歩がなくて、過度の木目調パネルが演歌調だった、そうだ。ゼロなのに演歌はマズイけど、ま、今回はモダンになりましたよと。


 
 もうひとつ、じつを言うと若返りを果たしたというゼロクラウンでもロイヤルシリーズは若返りどころか高齢化していた、らしい。でもアスリートがあるから平均年齢が引き下がったと。で、今回もアスリートはいいですよ、と。

 それにしても「じつを言うと」っていうのはスゴイ表現だよなあ。自分は立場上知っていたけど、読者の皆さんにはだまってました、隠してましたってことでしょう。バカにしていると言うか、ほとんど偽証だよね、これ。それを新型を持ち上げるためには臆面もなく平気で書いちゃうんだもんなあ。

 この他、ゼロクラウンからたった4年、しかもベースはキャリーオーバーでのモデルチェンジが必要?という疑問には、同じシャシーでマークX、レクサスISと進化したノウハウがあるというトヨタの説明に、自分だけじゃなく読者も納得だ、なんて勝手なことを書いている。無理やり肯定パターンだ。

 いやね、保守本流のクルマに対してこういう伝統的な紹介記事っていう組み合わせが面白くてね。べつに意識して書いたんじゃないだろうけど、何だかピッタリでしょう。

 あ、クラウンの話は近々書きます。

(08/02/26 すぎもとたかよし)

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