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コラム&レビュー

新車心象風景:三菱・ランサーエボリューションX

 
 問題はふたつ。まずは、やっぱりあまりに「ギャラン・フォルティス」そのまんまのエクステリア。


 先代ランサーが泣かず飛ばずだったのは、もちろんベース車があまりに無個性だったことが大きいけれど、そこに来てメディアがエボばっかり取り上げる現実があったから。それは多分今回も同じで、まあフォルティスもデビューからこっち結構取り上げてもらえたけど、エボが出ちゃった今後は厳しいんじゃないか。ま、名前変えればいいってもんじゃないし。

 もうひとつはスポーツセダンの可能性。エボに関しては高出力エンジンの他、「Twin Clutch SST」なる自動マニュアルシフトとか、「S-AWC」なる統合制御装置とか、かなり力の入った新技術が採用されているけれど、これがエボだけっていうのが何とも惜しい。


 
 たとえばBMWのMとかアウディのRSとかが分かりやすいけど、ラリー出身の汗臭いエボとかじゃなくて、あくまでも高級スポーツ仕様として、つまり“フォルティス・スポーツ”の可能性をミスミス逃しているんじゃないか、という話。

 エボが注目されるとは言っても、所詮それはごく一部のマニアだけのこと。ベース車にそれなりの魅力があるなら、走り屋じゃない普通の大人が乗れるクルマの方が圧倒的に市場が広い筈。だったらフォルティスのスポーツ仕様として先のような新技術を盛り込めば、三菱のMやRSができたでしょう。

 いや、実はエボもその辺を考えていて、しっかり高級仕様なんかも設定したりしているんだけど、まあ何て言うかランエボはランエボなんだよね、世の中的に。あんなトランクに羽の生えたようなクルマ・・・っていう既成概念はなかなか手強いんじゃないか?

 エボは三菱にとって大切な商品だけど、だから使い方は要注意なんである。

(07/10/10 すぎもとたかよし)

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