2012年度元売り別販売量シェア
日本経済新聞の「点検シェア攻防 本社調査」によると、2012年度のガソリン国内販売量は5644万キロリットルと、前年度より1.3%減少した。少子高齢化や低燃費車の普及、車離れなどにより、需要減に歯止めがかからない。
全国の給油所数も4.6%減の35,200ヶ所に減った。
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シェア(%)
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前年度比増減(%)
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JX日鉱日石エネルギー(ENEOS) |
33.7
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+ 0.2
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東燃ゼネラル石油(Esso,Mobil,ゼネラル) |
18.2
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+ 0.8
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昭和シェル石油(Shell) |
16.1
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▲ 0.2
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出光興産(IDEMITSU) |
15.2
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▲ 0.1
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コスモ石油(COSMO) |
10.6
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▲ 0.3
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その他(KYGNUS,SOLATO,MITSUI etc) |
6.2
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▲ 0.4
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首位JX日鉱日石エネルギーは、中部経済圏が地盤の大手フリート会社「一光」を買収、傘下の他ブランド給油所をエネオスに転換したことが寄与しシェアアップ。
2位の東燃ゼネラル石油は、12年6月に米エクソンモービルから買収した日本事業に加え、これまで連結対象外だった極東石油からの購入分上乗せが寄与しシェアアップ。
13年度の販売量も、前年比1.0%減の見通し(資源エネルギー庁)。
需要が縮む中、各社販売重点地域の選別を進め、縮小するパイを奪い合う。シェアの大幅な上積みには地方の他系列販売店を取り込むしかない。
(2013年9月26日)
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