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・メーカー・車名 |
VW「パサート」 |
・車両概要 |
1.8T、4Drセダン、1800ccターボ、FF、5AT |
・購入時期・形態 |
98年12月、新車 |
・総走行距離数 |
45,000km |
・主な使用状況 |
レジャー |
・スタイル外観 |
8点 |
・スタイル内装 |
9点 |
・走り |
8点 |
・操作性 |
8点 |
・居住性 |
8点 |
・燃費 |
8点 |
・総合評価 |
9点 |
・寸評(良い点) |
○マークIIクラスの車体を、1.8リットルで動かすという知的な発想がいいいですね。しかも、実感としての動力性能は、マークIIクラスに優るとも劣らないことから、そのコンセプトは成功している、と個人的には考えます。
○1.8リットル/5バルブに小径のターボの組み合わせは、意表をつくようだが、低回転域から過給がかかるため、トルクの厚みが得られ、街中での走行も苦になりません。
○オートマのDレンジに入れたままの走りはダルですが、ティプトロニックのマニュアル操作に切り替えれば、なかなか加速もよく、フレシキシブルに走れる。私の場合、発進時やワインデイングでは必須です。
○エンジン、シャーシともにアウディA4と共用だということからも、この車のレベルの高さがお分かりいただけると思う。しかも、居住性はA4より上です。
○かなりハイギアードの設定で、100km/hで2千回転ちょっと。そのため高速巡航が静粛に出来る。静粛性では、日本車にはおよびませんが。
○さすがにVWですから剛性感高く、高速での安定性は言うこと無し。
○シートはよく考えられて作られており、体重の分散が良いためか、長時間でも疲れない。
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・寸評(不満な点) |
×マイナーな車で、高級車として周りが認めてくれない。
×ルーフが、Cピラーにかけて独特のアーチ型状をしているためか、後部座席のヘッドクリアランスが少ない。少々窮屈な印象を受ける。
×ゴム製部品の劣化が早い。ワイパーブレードは半年持ちません。室内のシールのゴムが脱離しました。こういったところのクオリティは、日本車にかないません。
×高速での目地段差を超えたときの上下動の収まりが悪く、足回りはやや軟だと思う。
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・その他自由意見 |
◇現行のパサートに、1.8Tの設定がないのがつくづく残念ですが、乗ってみると感心することしきりで、すっかりVWが好きになりました。セカンドカーとして、ポロGTIを買ってしまったぐらいです。ヨーロッパ流の骨太な合理主義というものが、うわっつらながら理解できた気がします。
◇“まともな”セダンのもつ可能性についても気づかされました。ミニバン、SUV、ワンボックスカーばかりの日本車に、パサートのようなちゃんとしたセダンがあれば、消費者は買う思うのだが。メーカーさん、是非ご一考のほどを。
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