●マイカー採点簿「フォード トーラスワゴン」

　米国ワシントン州にお住いの、Eddieさん(30代男性)の採点簿です。

	71.4
・メーカー・車名	フォード「トーラスワゴン」
・車両概要	3800cc、FF、AT、LX
・購入時期・形態	99年10月、中古車（94年式）
・総走行距離数	180,000km
・主な使用状況	通勤、レジャー
・スタイル外観	９ 点
・スタイル内装	６ 点
・走り	４ 点
・操作性	７ 点
・居住性	10点
・燃費	８ 点
・総合評価	６ 点
・寸評(良い点)	○なんちゃって空力ボディ。この格好よさに惹かれて買ったは良いが、実際は風切り音が大きい。 ○広い室内。後席は大人3人で乗って長距離ドライブをしても、それほど不満が出ない。ベンチ・シートにサード・シートも有るので、「ちょっとそこまで・・」の距離なら8人乗っても平気。 ○広大なラゲッジ・スペース。アメリカ人の使う大型バーベキュー・グリルと、1mも有るクーラーボックスを飲み込んでもまだ余裕。後ろの座席を倒すと、芝刈り機も入ってしまう。 ○思っていたより燃費が良い。街乗りで8km/L、高速で10km/L位走る。でも、日本の道では相当悪くなる筈。
・寸評(不満な点)	×FF特有の癖がモロに出るハンドリング。トルクステアは顕著だし、アメ車の常でパワステは異常に軽く、そのくせステアリングのギア・レシオがやけにクイックなので、高速では真っ直ぐ走るのが大変。FFなのに真っ直ぐ走らない車なんて・・・ ×エンジンがだめ。3.8Lも有るのにパワーが無い。と言って、トルクもりもりと言う感じでも無い。オートマの出来が悪いのもそう感じる原因。変速ショックは大きいわ、トラクション・コントロールが無いので、雨上がりのスタートは不用意にアクセルを踏めないわ、で疲れる。 ×塗装が弱い（塗膜がそもそも薄い）。 ×安っぽい内装。プラスチックの材質も安っぽいし、たてつけが悪い。走るとダッシュ・ボード全体が振動するし。トヨタの人が見たら、きっと気絶する（笑）。 ×はっきり言って故障が多い。電装品は大丈夫（日本製が多いので）だが、「こんなところがもう壊れるんかい？」と言うような、耐久部品の故障が多い。
・その他自由意見	◇仕事の関係でアメリカに住んでいます。日本に居る時から乗ってみたかったトーラスワゴンですが、率直に言ってしょうもない車でした。「アメリカのベスト・セラーがこの程度か・・・」と失望もしたし、「よくアメリカ人はこんな車で我慢出来るなあ」とも思いましたが、この車を買った事を後悔はしていません。スタイルは大好きだし、悪い所も含めて、いかにもアメリカの車ですから。 ◇私はアメリカに来て自動車観が変わりました。車は道具だって事が良く判りました。みんな、本当に壊れるまで乗っています。30万キロ、40万キロの走行距離は当たり前です。

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