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90.0
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・メーカー・車名 |
ホンダ「フィット」 |
・車両概要 |
1300cc、2WD、CVT、Aタイプ
Fパッケージ |
・購入時期・形態 |
01年9月、新車 |
・総走行距離数 |
3,500km |
・主な使用状況 |
買い物、ドライブ |
・スタイル外観 |
8 点 |
・スタイル内装 |
9 点 |
・走り |
8 点 |
・操作性 |
9 点 |
・居住性 |
10点 |
・燃費 |
10点 |
・総合評価 |
9 点 |
・寸評(良い点) |
○コンパクトなディメンションからは想像できないほどの広い室内。
○小排気量とは思えない十分な低速トルク。
○高いボディ剛性とスタビリティ。
○ワインディングで楽しい操縦性。妙に硬い足は乗り心地とトレードオフになってはいるが、少しオーバースピードでコーナーに入っても、軽い車体とあいまってロールは少ない。アンダーはあまり出ずに、きれいにノーズが入っていく。
○全高が高いので多少腰高感はあるものの、不安はなくスポーティーな印象。
○燃費。一般道で15〜17km/l、高速で18km/l台。
○使い勝手のいいシートアレンジ。 |
・寸評(不満な点) |
×ゴツゴツした硬い足回り。しなやかさがなく、不整路でピッチングが続く。
×妙なフリクションを感じるブレーキのタッチ。反力が強いのに制動力が弱い。また、まっすぐにペダルが下がらず、少し弧を描いてストロークするようで、踏み加減によってペダルの位置が変化して気持ち悪い。
×重たく感じるステアリング。大きく切るときは問題ないが、気になるのは直進しているとき。スタビリティは高いが、微少の修正舵をあてるのにいちいち力が要るようでは疲れる。
×秀逸なできのCVTだが、坂道発進でまだわずかに後ずさりが出る場合がある。それと不自然なエンブレの効かせ具合。これには肯定的な見解が多いが、前方の赤信号を見てアクセルを戻すと、信号に行くまでに減速しすぎて再びアクセルを開けないといけない。また停止寸前にクラッチが切れるのか、そのエンブレが急になくなるので違和感がある。だから後続車がなければギアを抜きコースティングさせることもある。
×Aピラーが太く、斜め前の視界が悪い。高剛性ボディと最高水準の衝突安全性の為には仕方ないのかもしれないが、寝かされた太いピラーと中途半端な三角窓の採用によるドアサッシが、かなりの範囲を隠してしまう。特に右前方は角度によって車が一台ほとんど視界から消えることがある。アクティブセーフティの観点からも、このピラーは何とかしてもらいたい。
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・その他自由意見 |
◇よくできた車。乗り心地、ブレーキやステアリングのタッチなど細部に不満な点もあるが、全体的にはクラスを遥かに超えている。
◇CVTのマナーも良く、微動時のギクシャクは皆無である。
◇購入前に心配した燃料の揺動音や逆流といったセンタータンクによる弊害もない(少々構造が複雑なので故障因子にならないか気にはなるが)。
◇そして決定的なのはその価格。内容を考えるとコストパフォーマンスは相当に高い。AタイプFパッケージは、118.5万円だったが、個人的に値段をつけるとすると138万はつけられる。
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