|
|
・メーカー・車名 |
トヨタ「マークX」 |
・車両概要 |
V6 3500cc、FR、6AT、350S |
・購入時期・形態 |
10年5月、新車 |
・総走行距離数 |
300km |
・主な使用状況 |
レジャー |
・スタイル外観 |
9点 |
・スタイル内装 |
8点 |
・走り |
9点 |
・操作性 |
9点 |
・居住性 |
9点 |
・燃費 |
8点 |
・総合評価 |
9点 |
・寸評(良い点) |
○エンジン
これまで実質的にレクサスとクラウンアスリート専用だった318ps仕様のV6 3.5Lがこのクラスに採用された、というだけでもお買い得感は高い。フィーリングはパワフルかつ超スムーズ。トヨタのエンジンはこれまで味が無いと思っていたが、こいつは本当に気持ち良く爽快に吹け上がる。
○ハンドリング
可変ステアリングギアレシオ、可変減衰力ダンパー等の電子制御満載の効果は非常に大きく、スタンダード仕様とはまるで異なるスポーティなハンドリングに仕上がっている。直進時はしなやかに動き、極上の乗り心地を味わわせてくれる一方で、コーナーに入るとビシッと安定しシャープに向きを変える。
○乗り心地
前項と重複するが、荒れた路面でもしなやかにいなし、かつ剛性感も十分にある。
○静粛性
ロードノイズ・風切り音・外部からの騒音等、全てに対して高いレベルの静粛性を保つ。
○居住性
後部座席は、リクライニング出来る背もたれ、爪先が入り易い前シート下の空間などで、かなり寛げる。
○外観スタイル
旧型の丸っこいスタイルとは異なり、エッジの効いたシャープなスタイルは、レクサス各車にも引けをとらない高級感を感じさせる。
|
・寸評(不満な点) |
×発進時のATの制御
一度走り出してしまえば、なかなかレスポンスに優れタイトなフィーリングを持つが、発進時だけは、ズルズルとトルコンの滑り感が過剰に感じられ、今ひとつ上質感に欠ける。
×ブレーキタッチ
ちょっと重くて手応えがあり過ぎ、女性には若干辛いのでは?と思われる。コントロール性も今ひとつ。ハイパワー車としては早急に改善すべきポイントだろう。
×純正スピーカーの音質
上級セダンなのにコンパクトクラスと同等に聞こえる?、いや、下手をするとヴィッツの方が良い音をしていたような気がする・・・
|
・その他自由意見 |
◇これまで「アクセラ
23S」を所有していました。そろそろ自分の経済レベルや年齢を考え、より上級指向の車に乗りたいと思いつつ、スポーティさも捨てがたいと、「レガシィツーリングワゴン
2.5GT」「スカイライン 370GT」の3台の中で迷った末に、「マークX 350S」に決めました。
◇正直なところ、これまではトヨタ車には走る面白さに欠けるイメージを持っていましたが、この車はそれを見事に払拭してくれました。流石にBMWやベンツ等の同クラス車には手が出ない私ですが、この車はそれらに対して何ら引け目を感じる事の無い出来栄えだと思っています。
◇周囲に同クラスの車選びで迷っている人がいたら、真っ先に薦めてあげたくなる、そんな車です。
|