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マイカー採点簿

●アウディ「A4」

 千葉県にお住いの、気軽にお出かけさん(40代男性)の採点簿です。


 
総合得点
92.9
・メーカー・車名 アウディ「A4」
・車両概要 1.8T、1800ccターボ、FF、CVT、革/本木目内装、HID
・購入時期・形態 07年7月、新車
・総走行距離数 12,000km
・主な使用状況 レジャー、チョイ乗り
・スタイル外観 9 点
・スタイル内装 10点
・走り 8 点
・操作性 10点
・居住性 9 点
・燃費 10点
・総合評価 9 点
・寸評(良い点) 圧倒的な質感の高さ。本国では新型が発表され、日本でも来春には新型に変わるというこの時期でさえ、圧倒的な質感の高さの内外観はすばらしい。基本設計が10年以上前のB5型に端を発する現行B7型は、その時点からプレミアムを標榜し、MB・BMWを上回るべく近年までブラッシュアップし尽くされ、完成の域に達成しています。

インテリアデザインの方向性。最近のAUDI各車はA6系のデザインが主流だが、自分は好きになれず、このA4やA8系の落ち着きのあるデザインが好きです。前述の古い時代の基本設計の為古さは隠せないですが、異様ともいえる細部までのこだわりに感心します。

取り回しのよさ。新型のB8タイプは大きくなってしまいましたが、このB7のサイズがとても取り扱いし易く、気に入っています。また縦置きエンジンの為か、ステアリングの切れ角も大きく、小回りが意外に効くのも○。

エンジン、CVTの軽快さ。163PSのターボエンジンは、これまた設計の古いエンジンですが、程よいパワートルク感を持っています。これとCVTの組み合わせが絶妙の味を出します。市街地では1600回転で事足りてしまう余裕と、スムーズな加速感は異次元の世界です。もう1台のゴルフトゥーランの6ATも物凄く進歩的なATと感じていましたが、このCVT+ターボの前では古典的とさえ感じてしまいます。燃費とスムーズさを優先した「D」レンジと、擬似7速プリセットギヤを使用し高回転域を積極的に使う「S」レンジ。さらにマニュアルで7速シーケンシャルシフトを行うモードも装備し、スムーズにもパワフルにもいろんな顔を見せてくれます。0〜100km/hまで8.6秒程度ですが、必要十分な性能といえます。

充実した装備類。革内装、本木目パネル、オートクルーズ、オートワイパー、シートヒーター、HDDナビ、情報表示パネル、イモビライザー、カミングホーム/リービングホームライト機能等々、書ききれないほど充実した装備。しかもただついているだけでなく、ちゃんと有用性が考え抜かれているところがすばらしい。

望外の燃費のよさ。100km/h時2000回転のギヤ比がものをいい、エコラン等意識しないごく普通の高速運転でも、14km/L走行してしまうのはCVTの恩恵と思います。
・寸評(不満な点) ×良い点の裏返しだが。スタイルの古さ、インテリアデザイン古さ、エンジン音・振動の強さ、特有の乗り心地が気になります。スタイルは、フロントオーバーハングが大きい事が不満。インテリアも少々時代に乗り遅れている。エンジンは(パワークラスタオイルへの交換でかなり改善されたが)、音と振動が最新のFSIエンジンと比べると大きい。前車「A3 1.8T」と同一エンジンとは思えないほど遮音・防振対策がされており、かなり軽減しているが、低速時に重低音が少し耳につく。エンジン搭載位置に関連するが、路面によってはピッチングが続く乗り心地の悪さがある。

×後席が狭い。フロントオーバーハングにエンジンを載せてFF/AWDを構築するスバルと同様の形式であり、前輪が室内に浸食するという欠点をもっています。この為後席が狭い。B8型では、3シリーズのようにエンジンと前輪の位置関係が逆となり改善されている様子。

×細かいけれど。サイドブレーキは、B8型やパサートのように電子式にして欲しかった。同様、キー携帯のみでのイージーエントリー機能や、電子式スタート/ストップSWも装備して欲しかった。パワーシートのメモリー機能機も。
・その他自由意見 次のB8型は全くの新設計となりますが、この車(B7型)はB5型時代からの改良を積み重ねた完成形で、AUDIブランドをプレミアムに押し上げた立役者です。

1.8Tモデルは、刺激性を極力廃して淡々と高速で長距離を走行するのに向いています。燃費もよく、乗り心地もよく、何より車から急かされないのが一番です。といっても決して遅い車ではなく、気付かないうちにとんでもない速度域に達していたり、その気になって鞭打てば、アッという間に国産車のリミッターを越える速度に達してしまいます。3シリーズのように、飛ばせば飛ばすほど楽しさが湧き出て、それこそ“駆け抜ける喜び”を堪能できるものの、法規遵守の速度域ではつまらない(4気筒ATモデル限定)というか、楽しめないジレンマにおちいる車もあります。

普通の走行で、“ゆとり”とか、この車の持つ良い面を味わえるのが良いです。たかが4気筒1.8Lターボエンジンを積んだセダンですが、CVTとターボエンジンの組み合わせによる異次元のスムーズさ(極低速のギクシャク感はあるが)と加速力の強さで余裕を味わい、質感の高い室内の居住まいのよさを味わい、刺激を廃したステアフィールを味わい、自動化されたライトやワイパー、クルコン等のいらない気を使わせない配慮の恩恵を感じ、最新のHDDナビからのナビゲーションに任せ・・・等々、国産車とは一線を隔した独特の味わいは経験しないとわからないと思います。

モデル末期で3桁に迫る値引きも魅力です。新型のデザイン、大きさ等と勘案して、納得できそうなら是非一度試乗してみてください。それだけの価値はあると思います。

ブログに、より詳細な情報をあげておりますのでご参照ください。

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