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●「軽自動車はダサい?」

 先般実施した「お楽しみアンケート」の集計で、意外に感じた項目がある。
「好きなメーカーは?」「今欲しいクルマは?」「乗ってみたい憧れのクルマは?」「オシャレなクルマは?」、これらに対する回答は、同種調査などから予想し得る範囲であった。(結果は近々Web上で発表)

 意外と思ったのは「ダサいクルマは?」。
 車名やブランド、メーカー名をあげた回答者が多い中で、「軽自動車、軽、軽トラ」等、軽自動車関連の回答が、トップの「カローラ」に次いで2番目に多かった。
 具体的車名でも「トッポBJ」の19名を筆頭に、「ワゴンR(14)」「ミラ(12)」 「アルト(11)」「ミゼット(10)」など、軽自動車をあげた回答者は全回答者の約14%にも上った。

<ダサいクルマの回答状況>
 1:カローラ(81名)
 2:軽自動車(65)
 3:サニー (52)
 4:WiLL Vi (44)
 5:ベンツ (35)
 6:bB (33)
 7:マーチ (32)
 8:クラウン(23)
 9:トッポBJ(19)
10:マークU(18)

 日本自動車工業会が昨夏に実施した「軽自動車の使用実態調査」によれば、 軽自動車を主に運転しているユーザーの52%が既婚女性。50歳代のユーザーは16%、60歳代以上は14%。
 公共交通機関の不便な地方をはじめ広く「日常生活の足」として、また高齢者や女性の重要な移動手段、また小規模事業者の輸送手段として「生活に密着した」使われ方をしている。

 お楽しみアンケートの女性比率は31.7%。年齢構成は19歳以下:4.4%、20代: 45.4%、30代:34.8%、40代:13.2%、50代以上:2.2%。
 調査結果は、回答者の性別や年齢構成を反映したものであろう。

 新車販売が低迷する中、一昨年10月の規格変更に伴う新型車の相次ぐ投入効果や、長引く不況でこれまで小型車に乗っていた主婦やリタイアした年配者の乗り換え需要など、軽自動車は堅調に推移している。
 先般、当コラムで取り上げた「Cカーの世紀」も「これは一時的なブームではない。地球環境への負荷軽減、家計のリストラ、人口の都心回帰…といった 経済・社会の変化に後押しされた自動車市場の革命と言うべき現象」と言う。  今や、新車販売の3台に1台は軽自動車が占める。

 ターボエンジン、AT、4WD、パワステ、パワーウィンドウ…、軽自動車の装備 やメカニズムは登録車と遜色の無いレベルに達した。しかしその多くが登録車の後追いや物まねであった面は否めまい。
 かつてトヨタでは、新装備や新機構は必ずクラウンやソアラから採用すると いう不文律があった。登録車もまた、小型/大衆車は上級/高級車の後追いをしてきたのである。
 「ヴィッツ」は、このヒエラルキーから脱したが故に大ヒット、アンケート項目の「おしゃれなクルマは?」でもトップとなった。

 トヨタは、800ccクラスのアンダー・リッターカー投入を決定、ホンダも新エ ンジン・新プラットホームの新コンパクトカーを来秋にも投入する。日産も次期「マーチ」で、ルノーとプラットホームを共通化、巻き返しを図る。
 税制など優遇措置見直し論も台頭、軽に対する登録車メーカーの攻勢は一段と激化する。

 「ダサいクルマ」イメージが、「軽自動車規格」「優遇措置」という極めて日本的な“規制=保護育成”下での、独自技術やオリジナリティの追求を怠った結果として出来上がったものだとしたら、軽自動車もまた、「カローラ」「サニー」の辿った道を歩もうとしているように思えるのだが…。

(00/11/22 わたなべあさお)

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