━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    /*__♪ 『週刊くるまーと〜賢く選んで、楽しく運転〜』   ◎−◎= …………………………………………………………………       〜 第 888号 2017年 5月13日発行 総配信数 4,950部 〜 ───────────────────────────────────    □■“Web Portal for Joyful Carlife” http://kurumart.jp/ ■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の『くるまーと』】 ・「車何でもランキング」データ追加 他 【ニュース&トピックス】 ・ダイハツ、「ミライース」をフルモデルチェンジ 他 【運転免許試験問題集】 ・交差点を通行するときは? 他 【マイカー採点簿】 ・メルセデスベンツ「GLC」 【コラム&レビュー】 ・クルマのまわりで:使えるものは何でも? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【今週の『くるまーと』】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「車何でもランキング」データ追加 http://kurumart.jp/ranking/  よく売れている車は?に、2017年4月の月間販売台数ランキングを追加し ました。  乗用車は、SUV人気を追い風に「C-HR」が躍進(←4位)、初のトップに。 SUV車の首位は統計開始以来初めてです。「プリウス」が続き、「ノート」 は3位に後退、以下「フリード」「アクア」「ヴィッツ」の順で続きました。 「ルーミー」(8位←15位)「タンク」(11位←16位)も躍進しました。  軽乗用車は、「N-BOX」が14か月連続トップ、以下「ムーヴ」「タント」 「ワゴンR」「デイズ」の順で続きました。  外国車は、トップに君臨し続ける「ベンツ」以下、「BMW」「VW」「BM W MINI」「アウディ」「ボルボ」の順で続いています。 ─────────────────────────────────── ●「コラム&レビュー」追加 http://kurumart.jp/column/  すぎもとたかよしの「車社会ニッポン」に、「クルマのまわりで:ミライー ス発表会に行く」「新車心象風景〜トヨタ・C-HR」を追加しました。 ─────────────────────────────────── ★上記の他「新車データベース」「国産車サマリー」「マイカー採点簿」「ニ ュース&トピックス」等を更新しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【ニュース&トピックス】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <新車ニュース> ●トヨタ、「ピクシスエポック」をフルモデルチェンジ(5/12) http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/16740699/  トヨタは、「ピクシスエポック」をフルモデルチェンジ、発売した。発進や 追い越し時の加速性能を向上、日常の移動手段としてストレスのない走りを実 現するとともに、衝突回避支援システムの搭載など、安心・安全機能を強化。 荷室の利便性を向上したビジネスユーザー向けグレードも新設定。「ミライー ス」OEMモデル。78万〜124万円(税別)。 ●ホンダ、「フィット」改良モデルを先行公開(5/11) http://www.honda.co.jp/news/2017/4170511a.html  ホンダは、6月下旬発売予定の「フィット」マイナーチェンジモデルをホー ムページで先行公開した。内外装の刷新や、安心装備の充実など。 ●ホンダ、「グレイス」改良モデルを先行公開(5/11) http://www.honda.co.jp/news/2017/4170511b.html  ホンダは、7月上旬発売予定の「グレイス」マイナーチェンジモデルをホー ムページで先行公開した。内外装の刷新や、安心装備の充実など。 ●BMWJ、「3シリーズ」の限定車を発売(5/11) http://www.nikkei.com/article/DGXLRSP444664_R10C17A5000000/  ビー・エム・ダブリューは、「3シリーズ」の限定車「318i Classic」を、 200台限定で発売した。エレガントで洗練されたスタイリングと、モダンでク ラッシックなインテリアを演出する専用装備を採用。472万円(税込)。 ●ルノーJ、「キャプチャー」の特別仕様車を発売(5/11) http://www.nikkei.com/article/DGXLRSP444633_R10C17A5000000/  ルノー・ジャポンは、「キャプチャー」の特別仕様車2モデルを発売した。 「エクスプレッション」は、スマートフォン接続対応ラジオなどを、「プレミ アム」は同装備に加え、レザー内装を採用。254万/266万円(税込)。 ●BMWJ、「3シリーズグランツーリスモ」に新モデルを追加(5/10) http://www.bmw.co.jp/ja/press/2017/20170510b.html  ビー・エム・ダブリューは、「3シリーズグランツーリスモ」に新世代クリ ーン・ディーゼルエンジン搭載モデル「320d Gran Turisimo」を追加、発売 した。高い動力性能と環境性能を兼備した2.0L直噴ターボディーゼルエンジン を搭載。4WDモデル「xDrive」も設定。669万〜706万円(税込)。 ●BMWJ、「M4」の限定車を発売(5/10) http://www.bmw.co.jp/ja/press/2017/20170510a.html  ビー・エム・ダブリューは、「M4」の限定車「CS」を、60台限定で発売し た。エンジン性能向上、軽量化、専用装備、最適化された足回りにより、究極 のサーキット走行性能を実現。1598万円(税込)。 ●MBJ、「Gクラス」の限定車を発売(5/10) http://www.mercedes-benz.jp/news/release/2017/20170510_2.pdf  メルセデス・ベンツ日本は、「Gクラス」の特別仕様車「AMG G 63 50th Anniversary Edition」を50台限定で発売した。AMG設立50周年を記念し、 ブルーの特別外装色とそれを際立たせるブラックアクセント、designoエクス クルーシブ内装などを装備。2220万円(税込)。 ●ダイハツ、「ミライース」をフルモデルチェンジ(5/9) https://www.daihatsu.com/jp/news/2017/20170509-1.html  ダイハツ工業は、「ミライース」をフルモデルチェンジ、発売した。独自の 事業構造「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の原 点を確立するモデルとして、軽自動車の本質「低燃費・低価格」に加え、「安 全・安心」を追求。力強さと先進性を表現したデザインに一新するとともに、 衝突回避支援システム「スマートアシスト III」や、日常にジャストフィット する快適装備を採用。月販目標9,000台。78万〜124万円(税別)。 ●スバル、「プレオプラス」をフルモデルチェンジ(5/9) https://www.subaru.co.jp/press/news/2017_05_09_4065/  スバルは、「プレオプラス」をフルモデルチェンジ、発売した。初代の優れ た燃費性能を維持しつつ、クルマとしての基本性能にさらに磨きをかけ、一格 上の内外装・走りの質感を実現するとともに、スマートアシスト採用による予 防安全性能強化や、扱いやすさと広さを両立した室内を実現。「ミライース」 の0EMモデル。月販計画600台。83万〜125万円(税別)。 ●BMWJ、「4シリーズ」をマイナーチェンジ(5/9) http://www.bmw.co.jp/ja/press/2017/20170509b.html  ビー・エム・ダブリューは、「4シリーズ」(クーペ/グランクーペ/カブリオ レ)をマイナーチェンジ、発売した。LEDヘッドライト/テールライトの採用な ど外観を大幅にリフレッシュ、スポーティかつダイナミックな存在感を強化す るとともに、マルチ・ディスプレイ・メーター・パネルの採用など、内装の質 感を向上。優れた環境性能と動力性能を両立したツインパワーターボエンジン 搭載車(2.0L 直4/3.0L V6)をラインアップ。573万〜947万円(税込)。 ●BMWJ、「M3」「M4」をマイナーチェンジ(5/9) http://www.bmw.co.jp/ja/press/2017/20170509a.html  ビー・エム・ダブリューは、「M3」(セダン)「M4」(クーペ)をマイナーチ ェンジ、発売した。内外装デザインを刷新、高性能スポーツカーとしての存在 感を強化。3.0Lターボエンジンの出力向上や、専用チューニングサスペンショ ンの採用など、より高いサーキット・パフォーマンスを極めた「コンペティシ ョン」をラインアップ追加。1185万〜1279万円(税込)。 ●ランドローバーJ、「ディスカバリー」をフルモデルチェンジ(5/8) https://pr.jlrj.jp/press/show/3351/land-rover  ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「ディスカバリー」をフルモデル チェンジ、発売した。5世代目の新型車は、内外装を一新するとともに、イン テリジェント・シート・フォールド機能を世界初採用するなど、フルサイズS UVとして大幅に進化。3.0Lガソリンスーパーチャージャーエンジン/同ディー ゼルターボエンジン搭載車をラインアップ。前月より「FIRST EDITION」を 30台限定で先行販売。779万〜901万円(税込)。 ●シトロエンJ、「DS3」の限定車を発売(5/8) http://dspress.citroen.jp/pdf/170508_DS3_INES.pdf  プジョー・シトロエン・ジャポンは、「DS3」の限定車「INES DE LA FRE SSANGE」を80台限定で発売した。ファッション界のアイコンとして知られる イネス・ド・ラ・フレサンジュ氏とのコラボレーションモデルで、専用内外装 を採用。299.9万/329.9万円(税込)。 ●MBJ、「CLA」の限定車を発売(5/2) http://www.mercedes-benz.jp/news/release/2017/20170502_1.pdf  メルセデス・ベンツ日本は、「CLA」に映画「スター・ウォーズ」の公開40 周年を記念した特別仕様車「CLA 180 STAR WARS Edition」を設定、6月上 旬より120台限定で発売する。キャラクターをモチーフに、細部にまでこだわ ったスター・ウォーズの世界観を再現する特別装備を採用。504万円(税込)。 ─────────────────────────────────── <業界ニュース> ●トヨタとホンダをまねた「中国車」躍進のワケ(5/12) http://toyokeizai.net/articles/-/171350  安かろう悪かろう、そんなイメージが付いて回る中国製品。自動車もその一 つだった。しかし、そんな”常識”が変わりつつある。外資との合弁生産を通じ て技術力を高めてきたメーカーが今、独自ブランド車で頭角を現し始めた。現 地ブランドのシェアは年々高まり、昨年の中国系のシェアは43.2%とこの3年 で2.9%高まったのに対し、日系は15.5%と同0.9%シェアを落とした・・・ ●連続減益は18年ぶり「章男トヨタ」の正念場(5/11) http://toyokeizai.net/articles/-/171211  トヨタの業績が曲がり角に差し掛かっている。2017年3月期の営業利益は、 前期比30.1%減。来期の見通しも前期比19.8%減少とした。2期連続の営業減 益は18年ぶりの“失態”。減益要因は円高の影響が最も大きい。リコール対策を 含む品質関連費用、設備投資に伴う減価償却費、次世代技術に向けた研究開発 費、さらに稼ぎ頭の北米市場鈍化による販売奨励金も増加・・・ ●トヨタ、異例の幹部人事は組織崩壊の予兆?(5/11) http://news.livedoor.com/article/detail/13045821/  トヨタ自動車の4月1日付役員人事で、見せしめの「懲罰的人事」が行われ、 社内やグループ会社、系列下請け企業にまで衝撃が走っている。生産技術部門 のエース牟田弘文専務役員の人事だ。関係者は、まるでどこかの国の粛清人事 を見ているようだと語る。懲罰人事が行われる一方で、「仲良し人事」が目に つくようになっている・・・ ●ダイハツ「ミライース」が燃費競争やめた理由(5/10) http://toyokeizai.net/articles/-/171064  軽自動車の”燃費戦国時代”が終わりを迎えようとしている。ダイハツ工業は 「ミライース」を約6年ぶりにフルモデルチェンジした。かつて、ライバルの スズキとの燃費競争に火をつけて話題になったモデルだ。新型車は”売り”だっ た燃費を先代から据え置いた。燃費よりも、自動ブレーキなどの安全・安心面 や走行性能を売りにしていく構えだ・・・ ●凋落セダン、SUV人気のあおりで販売減(5/10) https://goo.gl/9UCUf3  世界の自動車市場に地殻変動が起きている。米国などでガソリン安を契機に スポーツ用多目的車(SUV)の人気が高まる一方、長らく市場の主流を占めてき たセダンの凋落が鮮明になっている。トヨタの「レクサス」など高級車ブラン ドは派生モデルでてこ入れを図るが、反転攻勢の兆しは見えない・・・ ●最強トヨタに忍び寄る中国の巨大な”刺客”(5/8) https://goo.gl/srv3t5  創立80周年を迎える節目の今年、次代も自動車産業をリードすべく布石を打 ち始めたトヨタに新たな強敵が忍び寄っている。約8億人近いユーザー数を誇 る中国最大のメッセージアプリを運営するテンセントだ。配車アプリ、EV、位 置情報サービス…最近の投資戦略の矛先に目を向けると「未来のモビリティ社 会」をにらんだ自動車市場への野心が透ける。そして、その野心をもっとも象 徴したのが、米EV大手テスラへの出資だ・・・ ●軽ベースのお買い得キャンピングカーベスト3(5/3) https://goo.gl/CFO5l7  道の駅などの駐車場で見かけるキャンピングカー。最近では軽自動車ベース の車両がお手頃価格で手に入るようになってきました。ダイハツ・ハイゼット トラックがベースの「バロッコ」、スズキ・エブリィワゴンがベースの「ココ ワゴン」、日産・クリッパートラックなどがベースの「インディ180」・・・ ─────────────────────────────────── <リコール・不具合情報> ●MBJ、「Eクラス」のリコール届出(5/11) http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002612.html  対象車種 :E200/E200d/E250/E400 等  部位・状況:助手席の着座検知システムの不具合。乗員を正しく認識できず、        衝突時にエアバッグが正常に作動しないおそれ  輸入期間 :平成28年2月19日〜平成28年10月26日  対象台数 :2,932台 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【運転免許試験問題集】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  難問奇問?満載の運転免許の学科試験!悔し涙を流された方もさぞ多いこと でしょう。最新問題1200題を収録した「運転免許試験問題集」より、いくつ かご紹介します。「○」or「×」? Q1.左右の見通しのきかない交差点を通行するときには、必ず徐行しなければ   ならない。 Q2.信号機のない横断歩道や自転車横断帯に近づいたときには、必ずその手前   で停止できるように速度を落として進まなければならない。 ★解答は文末をご覧下さい。 “現役”ドライバーの皆さんは、もちろん正解ですね。(^J^) http://kurumart.jp/lc/ http://kurumart.jp/i/lc/ (携帯) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【マイカー採点簿】皆さんのマイカーを採点して下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●メルセデスベンツ「GLC」  兵庫県にお住いの、ゆかもぱさん(40代男性)の採点簿です。 1.メーカー・車名:メルセデスベンツ「GLC」 2.車両概要   : 2000ccターボ、4WD、9AT、250 4MATIC Sports 3.購入時期・形態: 16年12月、新車 4.総走行距離数 :3,000km 5.主な使用状況 :レジャー 6.スタイル外観 :8 7.スタイル内装 :10 8.走り     :9 9.操作性    :9 10.居住性    :10 11.燃費     :8 12.総合評価   :9 13.寸評(良い点) : ○安全装備が標準で充実している。   フル装備なので、他社みたいにオプションが100万になってしまった・・・   みたいな心配は全くない。 ○ハンドルの切れ角が意外と大きいので、取り回しに困ることも少ない。 ○360度モニターは、慣れが必要だが非常に便利。 ○カーナビの画面が非常に見やすい。   CPRM対応のDVD-Rが再生できないのは個人的に不満だが。 ○オーディオの音質も国産とは比べ物にならないぐらい良い。 ○このクラスでは当然だが、非常に静かである。 ○全車速追従型クルーズコントロールは非常に楽。   体の負担が非常に少なく、遠乗りが楽になった。   高速道路は半自動運転である。 ○4MATICが非常に高性能なのか、自分の運転歴で初めてひどい雪道を走っ   たが、全く不安なく走破でき、疲れを感じなかった。 14.寸評(不満な点): ×見た目は結構コンパクトに思っていたが、実際には大きかった。 ×ベンツ特有?の押し出しが弱いのか、幅寄せや割り込みを拒否されること   しばしば(笑)。 ×ベンツ独特のシフトレバーは操作しやすい。   他メーカー車と間違いやすいのが難点だが。 ×国産車のフワフワの乗り心地に慣れているせいか、非常にゴツゴツした乗   り味に感じる。 ×ハイオク仕様のガソリンエンジン車の燃費。   納得して買ったが、チョイ乗りには全く向かない。 ×バンパーやグリルに、レーダーやセンサーがいっぱいついていて、追突す   ると交換に120万かかりますよ!と言われるぐらいの高額な部品。   安全運転になります。 15.その他自由意見: ◇ベンツに一度乗ると他メーカーに乗りたくなくなるとよく聞くが、全くそ   の通りだと思った。   他メーカー車も色々検討したが、販売拠点の数を考えてベンツにして正解   だったと思う。   同じ700万円でこの出来は他メーカーには無かった。 ◇本当は「GLCクーペ」が欲しかった。   車検の関係で発売まで待てずに買ったが、満足している。 ─────────────────────────────────── ★皆さんもマイカーを採点してみませんか。掲載分についてはもれなく図書カ  ードを差し上げます。Webサイトのフォームよりご送信下さい。 http://kurumart.jp/saiten/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【コラム&レビュー】クルマ&クルマ業界辛口?批評! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●クルマのまわりで:使えるものは何でも?  何だか、とても白々しい気になるんである。  日産は先日、スカイラインの誕生60周年を記念したイベントを開催した。 六本木ヒルズの特別会場をはじめとし、本社や銀座のギャラリーに歴代車を展 示しての催しだ。  メーカーが自ら歴代の商品をリスペクトすることは決して後ろ向きの姿勢じ ゃなく、むしろ、常にそうした気持ちを持って日々開発に当たることが大切で あるとも言えるんである。  だから、ゴーン氏を招いてV字回復を果たしつつある日産が、TVCFにフェ アレディなどの歴代車を登場させたときは、日本でもこんな見せ方をするメー カーが現れたのかと感心したもんである。  けれども、当時の秀逸なラインナップがモデルチェンジ毎に妙な感じになり、 やがてグローバル化の名の下に日本市場から「ちゃんとした」モデルが次々に 消えていった経緯はご存じのとおり。  あのクルマは北米用を使い、こっちは新興国用と共用し、そっちは中国向け を使えばいいでしょなどと、単なる商売上の合理化が国際感覚溢れる日産のグ ローバル路線らしく。それでもって国内シェアが1割を切っても、まあ世界総 生産でプラスになればいいじゃんと。  こうなると、歴代車がどうのこうのと語ったところで、かつてのように純粋 な感銘は湧き出てこない。ロクな商品も揃えずじり貧になった市場には、まあ 一丁こんなイベントで懐かしさを喚起して、あわよくば当世代のユーザーの財 布の紐を緩めようかという、実にあざとい企画としか思えない。  もともと、国内でまともに売れるのはノートとセレナだけという状況下、そ のノートがe-POWERで販売を伸ばしたからといって、これで日産もいよいよ 国内市場充実、みたいな短絡的報道が行き交う中だけに、なおのこと虚しさを 感じてしまう。  本当に歴代商品を敬うなら、メルセデスやボルボのように旧いクルマをリフ レッシュするようなプログラムでもやってみればいいと思う。人気のR32の一 部パーツを再供給するとか、そういう狭い発想じゃなく。  ずっと小さなマツダでさえ、初代ロードスターのレストア車を売るっていう んだから。                      (17/04/30 すぎもとたかよし) ★Web上でバックナンバーがご覧いただけます。 http://kurumart.jp/column/ ─…─ PR …─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─ □■□ 広告掲載・募集について □■□ □ □ 『くるまーと』Webサイトおよびメールマガジンに広告を掲載します。 □ □■□ お問い合わせは info@kurumart.jp まで □■□ ─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─ 【運転免許試験問題解答】 Q1:× 交通整理が行われている場合や、優先道路を通行している場合などは     別です。 Q2:× 横断する人が明らかにいない場合は、そのまま進めます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □『週刊くるまーと』は、下記サービスを利用して発行しています。  「まぐまぐ ID:0000025684」、「melma! 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