━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　　　/*__♪ 『週刊くるまーと〜賢く選んで、楽しく運転〜』 　　◎−◎＝ ………………………………………………………………… 　　　　　　 〜 第 807号 2015年10月10日発行 総配信数 4,920部 〜 ─────────────────────────────────── 　　 □■“Web Portal for Joyful Carlife”http://kurumart.jp/ ■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の『くるまーと』】 ・「車何でもランキング」データ更新 他 【ニュース＆トピックス】 ・BMWJ、「7シリーズ」をフルモデルチェンジ 他 【運転免許試験問題集】 ・まがり角では？ 他 【マイカー採点簿】 ・複数投稿者の採点簿より 【車何でもランキング】 ・燃費の良い車は？〜ステーションワゴン 【コラム＆レビュー】 ・クルマのまわりで：フランクフルト雑感(その2) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の『くるまーと』】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「車何でもランキング」データ更新 http://kurumart.jp/ranking/ 　都道府県別乗用車保有・普及・販売ランキングを、最新データに更新、下記 ベストテンと全国データを掲載しました。 ・乗用車保有台数が多い/少ない都道府県は？ ・軽乗用車保有台数が多い/少ない都道府県は？ ・輸入車保有台数が多い/少ない都道府県は？ ・乗用車普及率が高い/低い都道府県は？ ・軽乗用車普及率が高い/低い都道府県は？ ・輸入車普及率が高い/低い都道府県は？ ・新車販売台数が多い/少ない都道府県は？ ・軽乗用車がよく売れる都道府県は？ ・輸入車がよく売れる都道府県は？ ・中古車がよく売れる都道府県は？ ─────────────────────────────────── ●「車何でもランキングよく売れている車は？」データ追加 http://kurumart.jp/ranking/ 　よく売れている車は？に、2015年9月の販売ランキングを追加しました。 　乗用車系は、17ヶ月連続トップの「アクア」以下「シエンタ」「カローラ」 「プリウス」「ノート」と続き、これまで常にベスト5以内だった「フィット」 は6位に後退しました。「エクストレイル」が躍進(8位←14位)しました。 　軽乗用車は、「N-BOX」が10ヶ月連続トップ、以下「デイズ」「タント」「ワ ゴンR」「アルト」「N-WGN」が続いています。 　外国車は、「ベンツ」が7ヶ月連続トップ、2位「VW」は排ガス不正報道の影 響もあり、前年比9％減と落ち込みました。以下「BMW」「アウディ」「BMW MI NI」「ボルボ」が続いています。 ─────────────────────────────────── ★上記の他「新車データベース」「国産車サマリー」「ニュース＆トピックス」 等を更新しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ニュース＆トピックス】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ＜新車ニュース＞ ●VGJ、「ザ・ビートル」を一部改良(10/9) http://www.volkswagen.co.jp/ja/volkswagen/news/2015.html 　フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、「ザ・ビートル」(クーペ/カ ブリオレ)を一部改良、発売した。純正インフォテイメントシステムの標準装備 (クーペ全車)や、新ボディカラー追加など。234万〜339万円(税込)。 ●BMWJ、「M4 Coupe」の限定車を発売(10/9) http://news.bmw.co.jp/press/2015/10/09.html 　ビー・エム・ダブリューは、「M4 Coupe」の特別仕様車を限定発売した。モ ータースポーツを彷彿とさせる「M Performance Edition」は、カーボン・エア ロパーツなどを採用。限定17台。1206.9万円(税込)。ラグジュアリーな世界観 を彷彿とさせる「Individual Edition」は、ホワイト・レザーインテリアなど を採用。限定10台。1259.7万円(同)。 ●BMWJ、「7シリーズ」をフルモデルチェンジ(10/7) http://news.bmw.co.jp/press/2015/10/07.html 　ビー・エム・ダブリューは、ラグジュアリーセダン「7シリーズ」をフルモデ ルチェンジ、10月29日より発売する。大幅な軽量化とボディ剛性アップを実現 した革新的ボディ構造により、卓越した走行性能と上質でしなやかな乗り心地 を両立。レーザー・ライト、ジェスチャー・コントロールなど量産車初の革新 的機能を数多く搭載、至福の快適性を提供。3.0L 直6ターボモデル/4.4L V8タ ーボモデル(2016年1月発売予定)をラインアップ。1217万〜1701万円(税込)。 ●ポルシェJ、「911」4WDモデル等をマイナーチェンジ(10/7) http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=397797 　ポルシェ・ジャパンは、「911」シリーズの4WDモデル「カレラ4/4S、同カブ リオレ、タルガ4/4S」をマイナーチェンジ、予約受注を開始した。内外装を刷 新するとともに、動力性能と低燃費を両立した最新の3.0L水平対向ターボエン ジンを搭載、スポーツ性と快適性を向上。1372万〜1913万円(税込)。 ●アウディJ、「A3」PHEVモデルを先行公開(10/7) http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/company/news.html 　アウディ・ジャパンは、年内発売予定のブランド初のプラグインハイブリッ ドモデル「A3 Sportback e-tron」の概要を先行公開した。1.4L直噴ターボエン ジンに加え、駆動用電気モーターと外部から充電可能な高電圧リチウムイオン バッテリーを搭載。564万円(税込)。 ●フォードJ、「エクスプローラー」をマイナーチェンジ(10/7) http://www.ford.co.jp/about-ford/media-releases 　フォード・ジャパンは、「エクスプローラー」をマイナーチェンジ、10月31 日より発売する。「Rugged(力強さ)」をテーマに外装デザインを刷新するとと もに、内装の質感と快適性、機能性を向上。ウォッシャー機能付きリアビュー カメラなど先進安全装備も充実。3.5L V6モデル(4WD)に加え、新搭載の2.3L 直 噴ターボエンジンモデル(2WD)をラインアップ。489万〜575万円(税込)。 ●富士重、「インプレッサ」シリーズを一部改良(10/6) http://www.fhi.co.jp/press/news/2015_10_06_1176/ 　富士重工業は、スバル「インプレッサ(SPORT/G4)」を一部改良、10月14日よ り発売する。アイサイト搭載モデルを拡充、1.6L/4WDモデルに新設定するとと もに、2.0Lモデルと同等のタイヤ・ブレーキサイズとするなど、走りの安心感 をより向上。148万〜244万円(税別)。 ●富士重、「SUBARU XV」改良モデルを先行公開(10/6) http://www.fhi.co.jp/press/news/2015_10_06_1172/ http://www.subaru.jp/XV/special/ 　富士重工業は、10月28日発売予定の「SUBARU XV/XV HYBRID」マイナーチェン ジモデルをWEBサイトで先行公開した。スポーティ＆カジュアルをテーマとする XVらしいデザインをより強化すると共に、先進安全装備「アドバンスドセイフテ ィパッケージ」を新採用。212万〜265万円(予定、税別)。 ●富士重、「フォレスター」改良モデルを先行公開(10/6) http://www.fhi.co.jp/press/news/2015_10_06_1165/ http://www.subaru.jp/forester/special/ 　富士重工業は、10月28日発売予定の「フォレスター」マイナーチェンジモデ ルをWEBサイトで先行公開した。デザインや走りの愉しさ、SUVとしての使い勝 手と快適性に一層磨きをかけると共に、アイサイトや新開発ヘッドランプ機能 など安全性能をさらに強化。199万〜289.7万円(税別、予定)。 ●トヨタ、「カムリ」を一部改良(10/6) http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/9583030/ 　トヨタは、「カムリ」を一部改良、発売した。リヤバンパーのメッキモール 加飾など内外装の上質感を向上するとともに、IRカット機能ガラスの採用など 利便性を向上。3,221,345円〜4,028,400円(税込)。 ●ダイハツ、「アルティス」を一部改良(10/6) http://www.daihatsu.co.jp/wn/2015/1006-2/20151006-2.pdf 　ダイハツ工業は、「アルティス」を一部改良、発売した。フロントグリルの デザイン変更など内外装の質感向上や、IRカット機能ガラスなど快適装備を充 実。カムリのOEMモデル。3,427,527円(税込)。 ●ボルボJ、新型SUV「V60クロスカントリー」を発売(10/6) http://www.volvocars.com/jp/about/our-company/press-release 　ボルボ・カー・ジャパンは、新型SUV「V60クロスカントリー」を発売した。 スポーツワゴン「V60」に、SUVテイストの専用内外装や同サスペンションを採 用し、最低地上高をアップしたクロスオーバーモデル。新世代2.0Lターボ・ク リーンディーゼルモデル「D4」と、2.5Lターボ・ガソリンモデル「T5 AWD」を ラインアップ。494万/519万円(税込)。 ●FCAJ、クライスラー「300」をマイナーチェンジ(10/6) http://www.fcagroup.jp/media/392/ 　FCAジャパンは、クライスラー「300」をマイナーチェンジ、10月17日より発 売する。内外装をパワフルかつ洗練されたデザインに刷新するとともに、アダ プティブクルーズコントロールなど安全装備を充実。「300S」(3.6L V6)/「SR T8」(6.4L V8)をラインアップ。535万/700万円(税別)。 ●VGJ、「ザ・ビートル」の限定車を発売(10/6) http://www.volkswagen.co.jp/ja/volkswagen/news/2015.html 　フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、「ザ・ビートル」(クーペ/カ ブリオレ)の特別限定車「Club」を550台限定で発売した。オレンジ(ボディ)/ブ ラック(ルーフ)の専用ツートーンカラーや、専用オレンジチェック柄シート、 純正インフォテイメントシステムなどを採用。294万/377万円(税込)。 ●トヨタ、「アベンシス」をマイナーチェンジ(10/5) http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/9736873/ 　トヨタは、「アベンシス」をマイナーチェンジ、発売した。内外装デザイン を一新、流麗でダイナミックな外装と上質な内装に磨きをかけるとともに、CV Tの改良などにより燃費を向上。衝突回避支援パッケージも全車標準装備。月販 目標300台。2,743,200円/2,983,745円(税込)。 ─────────────────────────────────── ＜業界ニュース＞ ●VWスキャンダル後の自動車業界の行方(10/9) http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/224217/100700035/ 　独フォルクスワーゲンの排ガス不正スキャンダルの影響は、かつてないほど 厳しい排ガス規制と燃費への要求を満たすために巨額のコストを負担している 業界全体に及ぶ。自動車業界は、生産能力の慢性的な過剰と収益性の低さにも 苦しんでいる。また、グーグルやアップルなど新しい企業の参入も、業界を根 底から揺さぶることになる・・・ ●東京モーターショー、メーカー各社出展車両を発表(10/8) http://www.tokyo-motorshow.com/ 　自動車メーカー各社は、東京ビッグサイトで10月28日(水)〜11月8日(日)まで 開催される「第44回東京モーターショー2015」の出展内容や主な展示車両を発 表した。 ・トヨタ：ライトウェイトスポーツコンセプト「S-FR」 他 http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/9735399/ ・レクサス：高性能スポーツセダン「GS F」 他 http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/9805877/ ・日産：軽EVコンセプト「テアトロ for デイズ」 他 http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2015/_STORY/151005-01-j.html ・ホンダ：新型「NSX」「FCV」 他 http://www.honda.co.jp/news/2015/c150930.html ・マツダ：マツダスポーツコンセプト 他 http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2015/201509/150930a.html ・三菱：コンパクトSUV「eX Concept」 他 http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/ ・スバル：「インプレッサ 5-DOOR CONCEPT」他 http://www.fhi.co.jp/press/news/2015_10_07_1197/ ・スズキ：新コンセプト軽自動車「マイティデッキ」 他 http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/0930/index.html ・ダイハツ：近未来マルチユースコミューター「ノリオリ」 他 http://www.daihatsu.co.jp/wn/2015/1006-1/20151006-1.pdf ─────────────────────────────────── ＜リコール・不具合情報＞ ●マツダ、「アテンザ」「アクセラ」「CX-5」のリコール届出(10/8) http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002072.html 　対象車種 ：アテンザシリーズ、アクセラシリーズ、CX-5 　部位・状況：ハザードランプの制御プログラムが不適切。作動時に点滅回数 が保安基準に適合しない 　製作期間 ：平成26年11月3日〜平成27年9月9日 　対象台数 ：40,836台 ●ダイハツ、「タント」等のリコール届出(10/8) http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002070.html 　対象車種 ：タント、ムーヴ、スバル・ステラ 　部位・状況：ヒューズボックスの製造プログラムが不適切。デフロスタが作 動しなくなるおそれ 　製作期間 ：平成27年8月19日〜平成27年9月2日 　対象台数 ：3,900台 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【運転免許試験問題集】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　難問奇問？満載の運転免許の学科試験！悔し涙を流された方もさぞ多いこと でしょう。最新問題1200題を収録した「運転免許試験問題集」より、いくつか ご紹介します。「○」or「×」？ Q1.まがり角やカーブを通るときには、対向車の飛び出しなどに注意して、徐 行しなければならない。 Q2.見通しのきかないまがり角で「徐行」の標識がある場合には、必ず警音器 を鳴らさなくてはならない。 ★解答は文末をご覧下さい。 “現役”ドライバーの皆さんは、もちろん正解ですね。(^J^) http://kurumart.jp/lc/ http://kurumart.jp/i/lc/ (携帯) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【マイカー採点簿】皆さんのマイカーを採点して下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●複数投稿者の採点簿より 　「マイカー採点簿」の募集開始から10年以上が経過し、新たな車両への乗り 換えなど、1人で複数の採点簿をご投稿いただいた方々も100名以上の多きに至 りました。ご投稿、誠にありがとうございました。 　複数投稿者の採点簿を、順次ご紹介いたします。 ─────────────────────────────────── ○ぬこ好きさん(千葉県) http://kurumart.jp/saiten/back/back1595.html ・メーカー・車名：ダイハツ「ミラジーノ」 ・車両概要 ：660ccターボ、2WD、MT、ミニライトスペシャル ・購入時期・形態：07年12月、中古車(02年式) ・寸評(抜粋) ○丸目のライトがキュート。 この外見でカミサンが一目惚れしてしまった。 ×今まで3/5ナンバー車しか乗ったことがないので高速走行は少しきつい。 ◇全てのメーカーに言えることですが、MT設定が次から次へと廃止され、 非常に悲しいです。 　上記のほか、下記採点簿をご投稿いただきました。 ・トヨタ「カローラツーリングワゴン」 http://kurumart.jp/saiten/back/back1814.html ─…─…─ PR 【 カービュー愛車無料査定 】…─…─…─…─…─…─…─ 【?・_・】　　　　　　クルマを最高額で売るには？　　　　　 【?・_・】 【?・_・】　　CARVIEW.CO.JP のネットワークが競争入札！　　 【?・_・】 【?・_・】　簡単入札約３分で、各社の査定をラクラク比較！　 【?・_・】 ⇒⇒⇒ 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26.2 km/L 1.メビウス ダイハツ Hybrid 1797 CVT 26.2 3.V60 ボルボ Diesel 1968 8AT 20.2 4.3シリーズツーリング BMW Diesel 1995 8AT 19.4 5.アテンザワゴン マツダ 1997 6AT 17.4 ─────────────────────────────────── ○ステーションワゴン：AT/CVT車 2001cc〜 (最良モデルを掲載) 順位/車名 メーカー 排気量等 燃費(JC08モード) 1.アテンザワゴン マツダ Diesel 2188cc 6AT 20.0 km/L 2.Eクラスワゴン ベンツ Diesel 2142 7AT 18.6 3.CLSシューティングブレーク ベンツ Diesel 2142 7AT 18.3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【コラム＆レビュー】クルマ＆クルマ業界辛口？批評！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●クルマのまわりで：フランクフルト雑感(その2) 　ジュネーヴでik-2と呼ばれていたバレーノは、これからの理想的なコンパク トカーの提案・・・だったか。 　同時出展のik-4がアルトに準じて実にキリリとしていたので、ik-2のユルさ はかえって際立っていて、どうして同じメーカーからこういう対照的な提案が 出てくるんだろうと思ったんである。 　だから、いくつかの雑誌での「これが次期スイフトだ！」なんてイラスト入 りの記事を見て、いやあ止めておいた方がいいんじゃない？と思っていたとこ ろで。 　けれどもバレーノは、どうやら欧州B/Cセグメント市場への新たな投入という アナウンスになっている。なので、こいつはスイフトのお兄さん的な存在とし て現地に特化しつつライバルと戦うのかと。 　たしかに、ルノーのルーテシアやシトロエンC3、あるいは新しいオペル・ア ストラなど、最近の欧州コンパクトは基本エモーショナルな方向になっている。 バレーノも、長そうなホイールベースに載るボディは曲線と曲面を多用してい てそれっぽいけれど、ただ、まとまり感が足りないとなればこれは話が別なん である。 　インフィニティQ30は同ブランド期待のコンパクトハッチとしての出展だ。 　エッセンスのデザインテーマをしっかり練り込んだボディには、外寸の割に 深い掘りのキャラクターラインが走っていて、これが見所なんである。 　けれども、この手の表現は「ちょうどいい加減」を見つけるのが結構難しい。 うねりも深さも、それが特徴となれば「もっともっと」となり、新しいモデル ほど大胆になるし、逆に言えば前のモデルは早々に陳腐化してしまうのが難点 だ。 　これはレクサスがいい先例で、激化が加速するスピンドルグリルの造形は、 ちょっと前のGSやHSあたりをも、すでに「古い」と感じさせてしまっている。 　インフィニティも、Q30がこれなら次はもっと・・・という悪循環に陥ってし まうんじゃないか。いやいや、中村史郎さんはもっと思慮深い。モデルによっ てちゃんと作り分けを図るか、あるいは適当なところで次のフェーズに移行す るよ、ってことならいいんだけど。 　トヨタのC-HRは、なかなか理解が難しいコンセプトカーだ。 　もちろん、人気のコンパクトSUV市場に満を持して参入したいという意図は分 かりやすいけれど、一方でそれが何でこんな恰好をしているんだろうと。 　そりゃあ、日産のジュークが意表を突いたデザインで市場に受け入れられて いるのは興味深いところだけど、じゃあウチもってことで、似たような近未来 方向のコンセプトカーを作ったとしたならいかがなものかと。 　だって、いくらキーンルックを持ち込んでいるからって、このカタチに現在 のトヨタである必然性が感じられないでしょう。たとえば、前後ホイールアー チを強調するのはSUVとして珍しくはないけれど、こんな大仰な見せ方はトヨタ として実に唐突だし。 　さらに流行のレイアーな処理や、ジュークっぽいブーメラン状のリアランプ なんかを見ると、何ていうかお手軽だなあと思うんである。まあ、そんなこと より、多くの見学者が単純に「カッコいい！」と思ってくれればそれでいいの かもしれないけど。 (15/09/29 すぎもとたかよし) ★Web上でバックナンバーがご覧いただけます。 http://kurumart.jp/column/ ─…─ PR …─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─ □■□ 広告掲載・募集について □■□ □ □ 『くるまーと』Webサイトおよびメールマガジンに広告を掲載します。 □ □■□ 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