━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    /*__♪ 『週刊くるまーと〜賢く選んで、楽しく運転〜』   ◎−◎= …………………………………………………………………        〜 第 780号 2015年 4月 4日発行 総配信数 4,980部 〜 ───────────────────────────────────    □■“Web Portal for Joyful Carlife”http://kurumart.jp/ ■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ニュース&トピックス】 ・ホンダ、新型軽オープン「S660」を発売 他 【運転免許試験問題集】 ・積み荷の高さ制限は? 【マイカー採点簿】 ・ 日産「エクストレイル」 【車何でもランキング】 ・車両重量の軽い/重いクルマは?〜軽自動車 他 【コラム&レビュー】 ・クルマのまわりで:ジュネーヴショー・日本車概観 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の『くるまーと』】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「新車データベース」「国産車サマリー」「マイカー採点簿」「ニュース& トピックス」等を更新しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ニュース&トピックス】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <新車ニュース> ●ダイハツ、「アトレーワゴン」を一部改良(4/3) http://www.daihatsu.co.jp/wn/2015/0403-1/20150403-1.pdf  ダイハツ工業は、「アトレーワゴン」を一部改良、発売した。電子制御式AT や電子スロットルの採用により燃費を向上。1,404,000円〜1,738,286円(税込)。 ●富士重、「ディアスワゴン」を一部改良(4/3) http://www.fhi.co.jp/news/15_04_07/15_04_03_115191.html  富士重工業は、「ディアスワゴン」を一部改良、発売した。電子制御式ATや 電子スロットルの採用により燃費を向上。1,409,400円〜1,744,200円(税込)。 ●トヨタ、「ノア」の特別仕様車を発売(4/2) http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/7368518/  トヨタは、「ノア」のお買い得特別仕様車「X Delight Plus」を発売した。 Xグレードをベースに、デュアルパワースライドドアやリヤオートエアコン、ス マートエントリーシステムなどを装備。2,558,058円〜3,005,486円(税込)。 ●ジャガーJ、「F-TYPE」の限定車を発表(4/2) http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=383808  ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「F-TYPE」の限定車「Project 7」 を発表、3台限定で受注を開始した。軽量オールアルミニウム・ボディに、5.0 L V8スーパーチャージド・エンジンを搭載した、ジャガー史上最速かつ最もパ ワフルなモデル。申込受付は4月17日まで。2132.2万円(税込)。 ●ポルシェJ、「ボクスター スパイダー」を発表(4/1) http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=383711  ポルシェ・ジャパンは、「ボクスター」の最上位モデル「スパイダー」を発 表、4月15日より予約受注を開始する。手動開閉式ルーフや6速MTのみの設定な ど、スポーツ走行を大前提に開発された先代モデル独自の個性を継承するとと もに、3.8Lエンジンやスポーツサスペンションの搭載により、卓越したドライ ビングダイナミクスを実現。1012万円(税込)。 ●トヨタ、「ヴィッツ」の特別仕様車を発売(3/31) http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/7373135/  トヨタは、「ヴィッツ」の特別仕様車「F Smart Style」を発売した。Fグレ ードをベースに、スタイリッシュな印象のメッキ加飾内外装パーツに加え、ス マートエントリーセットなど装備を充実。1,339,495円〜1,604,585円(税込)。 ●トヨタ、「パッソ」の特別仕様車を発売(3/31) http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/7360931/  トヨタは、「パッソ」の特別仕様車「X L package Kiriri」を発売した。Xグ レードをベースに、上品な印象のブラック内装や、メッキ加飾内外装パーツ、 ディスチャージヘッドランプなどを採用。1,340,182円〜1,480,582円(税込)。 ●MBJ、「Eクラス」にディーゼルモデルを追加(3/31) http://www.mercedes-benz.jp/news/release/2015/20150331_2.pdf  メルセデス・ベンツ日本は、「Eクラス」(セダン/ステーションワゴン)に、 2.2L 4気筒クリーンディーゼルエンジン搭載モデル「E 220 BlueTEC」を追加、 発売した。2ステージターボチャージャーなど先進テクノロジー採用により、 動力性能と環境適合性を両立。599万〜724万円(税込)。 ●MBJ、「CLSクラス」にディーゼルモデルを追加(3/31) http://www.mercedes-benz.jp/news/release/2015/20150331_2.pdf  メルセデス・ベンツ日本は、「CLSクラス」(クーペ/シューティングブレー ク)に、2.2L 4気筒クリーンディーゼルエンジン搭載モデル「E 220 BlueTEC」 を追加、発売した。2ステージターボチャージャーなど先進テクノロジー採用 により、動力性能と環境適合性を両立。765万/791万円(税込)。 ●MBJ、車両価格を改訂(3/31) http://www.mercedes-benz.jp/news/release/2015/20150331_1.pdf  メルセデス・ベンツ日本は、ベンツ、スマート各モデルのメーカー希望小売 価格を改定、4月1日より新価格を適用する。輸送コストや原材料費の高騰を理 由に、平均約2%値上げ。 ●ダイハツ、「コペン」新モデルの先行予約キャンペーン(3/31) http://www.daihatsu.co.jp/wn/2015/20150331-1.pdf  ダイハツ工業は、ローブ、エクスプレイに続く「コペン」第3のモデルにつ いて、先行予約キャンペーンを開始した(5月17日まで)。2015年東京オートサ ロン出展モデル(丸目ヘッドランプ/丸型リアコンビランプ)をベースに、年央 発売を目指し開発中。 ●FCAJ、「ジープラングラー」の限定車を発売(3/31) http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=383673  FCAジャパンは、「ジープラングラー」の限定車「Unlimited Rubicon Hard Rock」を、4月26日までの期間限定で受注を開始した。ジープ初のカスタマイズ モデルで、ボディ10カラー/シート2カラーの選択に加え、レザーヒーテッドシ ートやロックレールなどを特別装備。434万円(税別)。 ●トヨタ、「カローラ」シリーズをマイナーチェンジ(3/30) http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/7337308/  トヨタは、「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」をマイナーチェ ンジ、発売した。フィールダーはスポーティ、アクシオはモダンな内外装デザ インに刷新するとともに、高熱効率・低燃費の新開発1.5Lエンジンの搭載など により燃費を向上。自動ブレーキや車線逸脱警報など、複数の安全装備をパッ ケージ化した「Toyota Safety Sense C」をトヨタ初採用。月販目標9,000台。 1,466,837円〜2,474,182円(税込)。 ●ホンダ、新型軽オープン「S660」を発売(3/30) http://www.honda.co.jp/news/2015/4150330-s660.html  ホンダは、新型2シーター・軽オープンスポーツ「S660(エスロクロクマル)」 を発売した。心が昂ぶる本格スポーツカーを追求、ミッドシップエンジン・リ アドライブレイアウト、高剛性と軽量化を両立した専用開発ボディ、新開発6 速ATの採用などにより、ホンダらしい「走る喜び」を実現。月販計画800台。 198万/218万円(税込)。併せて、スポーツレザーシートなどを採用した発売記 念限定車「CONCEPT EDITION」を660台限定で発売。238万円(税込)。 ●ボルボJ、「V40」の限定車を発売(3/30) http://www.volvocars.com/jp/top/about/news-events/pages/default.aspx  ボルボ・カー・ジャパンは、「V40」の限定車「Cross Country T5 AWD」を、 200台限定で発売した。新パワートレーン(新開発2.0L直噴ターボエンジン/8速 AT)を搭載、従来モデルに比べ32PSの出力アップと約14%の燃費向上を実現する とともに、HDDナビや本革シートなどを特別装備。439万円(税込)。 ─────────────────────────────────── <業界ニュース> ●ニューヨークモーターショー開幕(4/1) http://response.jp/special/recent/261/  2015年ニューヨーク国際オートショーが開幕した。日本メーカー各社も、新 型車やコンセプトモデルを出展。〜12日まで。 ・レクサス:新型「RX350/RX450h」 他 http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/7452982/ ・日産:新型「マキシマ」 他 http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2015/_STORY/150403-01-j.html ・インフィニティ:「QX50」2016年モデル 他 http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2015/_STORY/150402-01-j.html ・ホンダ:「シビック」コンセプト 他 http://www.honda.co.jp/news/2015/4150402.html ・スバル:「STI」Performance Concept 他 http://www.fhi.co.jp/news/15_04_07/15_04_02_115166.html ・三菱:「アウトランダー」2016年モデル 他 http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/ ●BMWJ、「i3」を外部ウェブサイトで販売(4/1) http://news.bmw.co.jp/press/2015/04/01.html http://www.amazon.co.jp/BMWi3  ビー・エム・ダブリューは、電気自動車「i3」の販売を、総合オンラインス トア「Amazon.co.jp」で開始した。外部ウェブサイトでの新車販売は日本初の ケースで、次世代モビリティに相応しい革新的な新車販売モデルを導入。 ●炊飯器にお風呂、今年のエイプリルフールカー(4/1) http://www.audi.jp/gohan/ http://web.volkswagen.co.jp/april1/2015/  アウディ・ジャパンは、日本特別仕様車「A8 5.5」を発表した。日本文化や 風土に配慮し、最高の「ご(5)はん(0.5)」のため、フラッグシップサルーンに 専用炊飯器を搭載するとともに、イ草の畳シートも採用。フォルクスワーゲン ・グループ・ジャパンも、新開発の給湯ユニットを搭載した架空の新型限定車 「バス(Bath)」を公開。 ─────────────────────────────────── <リコール・不具合情報> ●スズキ、「ソリオ」「シボレーMW」等のリコール届出(3/31) http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001905.html  対象車種 :ワゴンR(プラス/ソリオ)、ソリオ、ソボレーMW  部位・状況:イグニッションスイッチの不具合。接点部のグリスが炭化して 発煙し、火災に至るおそれ  製作期間 :平成11年5月21日〜平成22年8月6日  対象台数 :125,755台 ●ポルシェJ、「パナメーラ」「カイエン」のリコール届出(3/31) http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001901.html  対象車種 :パナメーラ、カイエン  部位・状況:カムシャフト・コントローラの不具合。エンストして再始動不 能となるおそれ  輸入期間 :平成21年8月17日〜平成24年1月17日  対象台数 :1,613台 ●マセラティJ、「ギブリ」等のリコール届出(3/31) http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001900.html  対象車種 :ギブリ、クワトロポルテ  部位・状況:フロントディファレンシャルの不具合。破損するおそれ  輸入期間 :平成25年7月17日〜平成26年10月11日  対象台数 :212台 ●ダイハツ、「タント」「ムーヴ」等のリコール届出(3/31) http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001896.html  対象車種 :タント、ムーヴ、スバル・ステラ  部位・状況:フロントブレーキキャリパの不具合。制動力が低下するおそれ  製作期間 :平成26年10月20日〜平成27年2月25日  対象台数 :11,029台 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【運転免許試験問題集】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  難問奇問?満載の運転免許の学科試験!悔し涙を流された方もさぞ多いこと でしょう。最新問題1200題を収録した「運転免許試験問題集」より、いくつか ご紹介します。「○」or「×」? Q1.排気量が660cc以下の普通自動車と三輪の普通自動車の積み荷の高さの 制限は、どちらも地上から2メートルである。 Q2.大型自動車には、荷台から3.8メートルの高さまで荷物を積むことがで きる。 ★解答は文末をご覧下さい。 “現役”ドライバーの皆さんは、もちろん正解ですね。(^J^) http://kurumart.jp/lc/ http://kurumart.jp/i/lc/ (携帯) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【マイカー採点簿】皆さんのマイカーを採点して下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●日産「エクストレイル」  愛知県にお住いの、アルファさん(30代男性)の採点簿です。 1.メーカー・車名:日産「エクストレイル」 2.車両概要 :2000cc、CVT、20X エマージェンシーブレーキパッケージ 3.購入時期・形態:2015年、ワクテクモニター 4.総走行距離数 :300km 5.主な使用状況 :観光 6.スタイル外観 :6 7.スタイル内装 :7 8.走り :6 9.操作性 :7 10.居住性 :8 11.燃費 :5 12.総合評価 :6 13.寸評(良い点) : ○高い安全性能。エマージェンシーブレーキや車線逸脱警報、後側方車両検知 警報がついており、安全性が高い。 実際に、自動車アセスメント(JNCAP)の予防安全性能評価において最高評価 を得ています。 ○防水フレキシブルラゲッジは、汚れたものを気軽に載せても掃除がしやすい 感じ。 運転席とかの足元もマット下が樹脂であったり、シートも撥水仕様で掃除が しやすそう。 ○前席のヒーターは温まりが早く、強さの切り替えができる。 ○カップホルダーに保温保冷機能が標準で付いている。 ○メーター中央のモニターに、さまざまな情報が表示される。 給油の警告は助かりました。 ○左右独立エアコンで、それぞれ設定できるのがうれしい。 ○センターコンソール内の小物入れは、スマホの充電を意識したような形状と なっていて、使いやすい。 ○SUVにもかかわらず、赤いボデーカラーが似合います。 14.寸評(不満な点): ×シフトノブの質感が低い。 前側にあるシガーソケットのふたも安っぽく、すぐ取れてしまいそう。 ×アイドリングストップ後の再始動時に、ステアリングが大きく振動すること がある。 ×ちょっと急な加速をすると、ぐにゃっとした感じになる足回り。 カーブ等での安定性も悪い。 ×私にはシートが合わないようで、腰が痛くなりました。 撥水仕様はいいが、尻が滑る感じで座っていて落ち着かない。 ×高速も街乗りもイマイチな燃費。 ×前モデルは直線基調のデザインで、ヘッドライトの一部が盛り上がっていた ため、車両感覚がつかみやすかったが、今モデルはわかり難い。 ×このクルマに限らず、アラウンドビューモニターは思ったよりわかり難い。 バックカメラの画質が悪く、取り付け部が悪いのか、雨の時に見え難くほと んど役に立たなかった。 ×インテリジェントパーキングアシストは走行速度が速めで、慣れないと恐怖 感がある。 ×車線逸脱警報は反応がよすぎるような感じもして、ちょっと鬱陶しかった。 ×ステアリングスイッチのボタンが多く、直感的に何のボタンかわかり難い。 ×リアが旧型ハリアーに似すぎている気がする。 15.その他自由意見: ◇良くも悪くもSUV感が少なくなり、普通の車になってしまった感じです。 ハリアーのような乗り味で、悪路走破性をプラスしたという印象です。 ◇ちょっと高級路線に振りすぎてしまった感じも。 ─…─…─ PR 【 カービュー愛車無料査定 】…─…─…─…─…─…─…─ 【?・_・】      クルマを最高額で売るには?      【?・_・】 【?・_・】  CARVIEW.CO.JP のネットワークが競争入札!   【?・_・】 【?・_・】 簡単入札約3分で、各社の査定をラクラク比較!  【?・_・】 ⇒⇒⇒ http://click.j-a-net.jp/1427852/468330/ ─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─ ★皆さんもマイカーを採点してみませんか。掲載分についてはもれなく図書カ ードを差し上げます。Webサイトのフォームよりご送信下さい。 http://kurumart.jp/saiten/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【車何でもランキング】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●車両重量の軽い/重いクルマは?〜軽自動車 他  「新車データベース」(2014年9月現在)より、各車最も数値の小さい/大きい タイプ・グレードを比較、掲載しています。以降はサイトをご覧ください。 http://kurumart.jp/ranking/ ─────────────────────────────────── ○軽自動車 <軽い車> 1.アルト(スズキ) 690kg 1.キャロル(マツダ) 690 3.アルトエコ(スズキ) 710 <重い車> 1.i-MiEV(三菱) 1110kg 2.バモス(ホンダ) 1070 3.N BOX +(ホンダ) 1060 ─────────────────────────────────── ○コンパクト <軽い車> 1.スマート(ベンツ) 840kg 2.ミラージュ(三菱) 860 3.iQ(トヨタ) 890 <重い車> 1.Aクラス(ベンツ) 1550kg 2.カングー(ルノー) 1460 3.フリードスパイク(ホンダ) 1400 ─────────────────────────────────── ○ハッチバック <軽い車> 1.オーリス(トヨタ) 1220kg 2.アクセラスポーツ(マツダ) 1240 2.ゴルフ(VW) 1240 <重い車> 1.5シリーズグランツーリズモ(BMW) 2190kg 2.3シリーズグランツーリズモ(BMW) 1740 3.V40(ボルボ) 1580 3.ギャランスポーツバック(三菱) 1580 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【コラム&レビュー】クルマ&クルマ業界辛口?批評! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●クルマのまわりで:ジュネーヴショー・日本車概観  では、あくまでも写真を見てでの範囲ですが・・・。  レクサスLF-SAは、同ブランド最小クラスの提案。高級ブランドとして歴史の ないレクサスは「攻めるしかない」という開発者談を聞いたことがあるけど、 いくらコンセプトカーとはいえ、ここまでやらないとレクサスの新型車を表現 できないとしたら若干気の毒でもある。  欧州スタジオによるデザインからは、それでも一定の造形のテーマが読める けれど、とにかく要素が多すぎて気持ちが悪い。実際にはアウディA1などBセグ メントを想定しているのでは?という話がある。レクサスのコンパクトは興味 深いけれど、これがそのまま出なければいいなとは思う。  同様にインフィニティのQX30も怒濤のエモーショナル路線だ。そりゃ全車同 じイメージにしたいのはわかるけれど、B・Cセグサイズにこのバカげた深さの キャラクターラインはあまりに強すぎる。いや、市販車ではもっと弱くするか らいいっていうんじゃ本末転倒だし。  これもレクサスと同じでとにかく要素が多過ぎる。なんでこんな小さなボデ ィに何でもかんでも詰め込むんだろう?一方でQ60はサイズがある分、過剰なゴ チャつきは感じないけれど、本当にこのテーマでいいのか?  日産スウェイもコンパクトの提案で、一部には次期ノートとの報道も。V字シ ェイプな顔を持ったボディは、強調されたフロントフェンダーから流れるライ ンや、フローティング風ルーフなど、すでに公開されたスポーツコンセプトや ムラーノに結実したレゾナンスと同じ方向だ。  長い歴史を誇る日産が、こうして流行から若干遅れ気味にエモーショナル路 線に突っ走る理由がどうも理解できないんだけど、まあ、やるんだったらちゃ んと量産型に反映してほしいとは思う。現行マーチとかノートとか、ああいう いい加減なことをやらずに、全車でこういうクオリティ感を出してみてはと。  スズキはまた別の意味で不思議な提案だ。どこから見てもアルトと同じ和田 氏の作であろうiM-4が、歴代のスズキ車の要素を取り入れつつも普遍性を感じ る新たなコンパクトSUVを提示しているのに対し、次期スイフトなどと言われて いるiK-2の、あまりに緩くとらえどころのないデザインは一体どうしたことだ ろう。  そもそも、スズキが今回なぜ和田氏を起用したのかは?だけど、その才能を 採り入れたからには、その他のデザインとの関係には的確なコントロールが必 要な筈だ。いくらスズキが「なんでもあり」を特徴にしているとはいえ、同時 出品としてこれはいかがなものかと。  ホンダは量産型のNSXがいよいよ欧州でお披露目だ。なんだけど、これ、そん なにいいかな?僕はコンセプト段階からどうもピンと来なくて、フロントはあ りがちだし、サイドは浮いたCピラーしか目に入らないし、リアはボテっとして るし。  実は、そんなこんながコンセプトを重ねるうちに大きく変化するものかと思 っていたんだけど、ほとんどそのまま出てきちゃう感じだ。まあ、デザインも 含めて北米主導の開発らしいから、これが先方の「好み」と言われればそれま でだけど。  三菱コンセプトXR-IIは、東京ショーのテーマをさらに進めたんだろうけど、 いよいよスゴイことになってきた感じだ。現行フォルティスやD:5などがまとめ て出たときにはデザイン力の深さを見せたものの、コンセプトカーは少々悪の りっぽい。いや、もちろんこれが本当に次期パジェロとして出るんだよ、レン ジローバーなんか目じゃないよ、っていうならそれはそれでチャレンジングだ けど。  ところで、今年の欧州イヤーカーはVWのパサートだった。最近の一貫した横 基調ぶりは心配になるほどだけど、しかし仕上げのよさを含めた提案は巧いと ころで、何をしたいのかが明快だ。  日本勢ではマツダがデミオや、よりバランスのいいCX-3が好評だったと聞く けれど、勢い余った妙な提案でなく、サクッとメーカーの姿勢を明快に出せれ ばいいのに、なんて思うんである。 (15/03/22 すぎもとたかよし) ★Web上でバックナンバーがご覧いただけます。 http://kurumart.jp/column/ ─…─ PR …─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─ □■□ 広告掲載・募集について □■□ □ □ 『くるまーと』Webサイトおよびメールマガジンに広告を掲載します。 □ □■□ お問い合わせは info@kurumart.jp まで □■□ ─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─ 【運転免許試験問題解答】 Q1:× 地上から2.5メートル以下です。 Q2:× 荷台でなく地上から3.8メートルです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □『週刊くるまーと』は、下記サービスを利用して発行しています。  「まぐまぐ ID:0000025684」、「melma! 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