━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    /*__♪ 『週刊くるまーと〜賢く選んで、楽しく運転〜』   ◎−◎= …………………………………………………………………        〜 第 652号 2012年10月 6日発行 総配信数 5,010部 〜 ───────────────────────────────────    □■“Web Portal for Joyful Carlife”http://kurumart.jp/ ■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の『くるまーと』】 ・「車何でもランキング」データ追加 他 【ニュース&トピックス】 ・日産、「ラティオ」をフルモデルチェンジ 他 【運転免許試験問題集】 ・普通自動車に積む荷物の幅は? 他 【マイカー採点簿】 ・「こだわりの採点簿」より 【車何でもランキング】 ・パワー・ウエイト・レシオの優れたクルマは?(2) 【コラム&レビュー】 ・新車心象風景:スズキ・ワゴンR ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の『くるまーと』】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「車何でもランキング」データ追加 http://kurumart.jp/ranking/  よく売れている車は?に、12年9月の新車販売ランキングを追加しました。  乗用車系は、16か月連続トップの「プリウス」に、「アクア」が52台の僅差 に肉薄。3位にフルモデルチェンジした「ノート」が急上昇、「フィット」はモ デル末期もあり4位に後退。「インプレッサ」(6位←16位)も大躍進、「CX-5」 (10位←12位)も初のベスト10入り。  軽乗用車は、フルモデルチェンジした「ワゴンR」が「N BOX」を逆転、12ヶ 月ぶりにトップに返り咲き。以下「ミラ」「タント」「ムーヴ」「アルト」の 順で続いています。  外国車は、「メルセデス・ベンツ」が「VW」「BMW」を抑え、08年9月以来4年 ぶりにトップ。以下「アウディ」「ボルボ」「BMW MINI」「ジープ」の順で続 いています。 ─────────────────────────────────── ●「コラム&レビュー」追加 http://kurumart.jp/column/  すぎもとたかよしの「車社会ニッポン」に、「新車心象風景〜プジョー・20 8」を追加しました。 ─────────────────────────────────── ★上記の他「新車データベース」「国産車サマリー」「ニュース&トピックス」 等を更新しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ニュース&トピックス】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <新車ニュース> ●日産、「ラティオ」をフルモデルチェンジ(10/5) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/121005-01-j.html  日産自動車は、コンパクトセダン「ティーダラティオ」をフルモデルチェン ジ、新車名「ラティオ」として発売した。5ナンバーサイズのフォーマルなエク ステリア、広く快適な室内空間、高い環境性能と経済性を高次元で達成。全車 にアイドリングストップ付の1.2Lエンジン/CVTを搭載、軽量化や空力形状ボデ ィと相俟って、クラストップの低燃費(22.6km/L)を実現。タイ工場で生産。月 販目標1,200台。132.2万〜161.8万円(税別)。 ●マツダ、新型「アテンザ」の予約受注を開始(10/5) http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2012/cat3.html  マツダは、11月後半に発売予定の新型「アテンザ」(セダン/ワゴン)の予約受 注を開始した。新世代技術「SKYACTIV」とデザインテーマ「魂動(こどう)」を 全面採用した新世代商品群の第2弾。2.2Lクリーンディーゼルエンジン、2.0L/ 2.5Lガソリンエンジンをラインナップ。250万〜340万円(予定価格、税込)。 ●ホンダ、「フィット」の特別仕様車を発売(10/4) http://www.honda.co.jp/news/2012/4121004-fit.html  ホンダは、「フィット」「フィット ハイブリッド」に、8種類のお買い得特 別仕様車「ファインスタイル」を設定、発売した。ディスチャージヘッドライ ト、運転席・助手席シートヒーター、専用アルミホイールなど、タイプごとに 人気の高い装備を追加。134万〜198万円(税込)。 ●ホンダ、「フィットシャトル」の特別仕様車を発売(10/4) http://www.honda.co.jp/news/2012/4121004-fitshuttle.html  ホンダは、「フィットシャトル」「フィットシャトル ハイブリッド」のお買 い得特別仕様車「ファインライン」を発売した。運転席・助手席シートヒータ ー、フルオート・エアコンなどを標準装備に。169.1万〜1,982,150円(税込)。 ●シトロエンJ、「C5」を一部改良(10/4) http://www.citroen.jp/press/pdf/1004_New_C5.pdf  プジョー・シトロエン・ジャポンは、「C5」「C5ツアラー」を一部改良、発 売した。エンブレム「ダブルシェブロン」を新デザインに変更したほか、新ボ ディカラーの追加など。399万〜469万円(税込)。 ●プジョーJ、「RCZ」の限定車を発売(10/4) http://www1.peugeot.co.jp/press/pdf/RCZ_ONYX_Final.pdf  プジョー・シトロエン・ジャポンは、スポーツクーペ「RCZ」の特別限定車 「ONYX(オニキス)」を、30台限定で発売した。ブラックで統一したエクステリ ア、専用ハーフレザーシート、HDDナビなどを採用。410万円(税込)。 ●フォードJ、「マスタング」2013年モデルを発売(10/4) http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20121004_564112.html  フォード・ジャパンは、「マスタング」の2013年モデルを発売した。外観を マスタングベースの高性能車「シェルビーGT500」(日本未導入)風のルックスに 変更したほか、インフォメーション・ディスプレイ新設や、マニュアルモード 追加(6速AT)など一部改良。430万〜570万円(税込)。 ●日産、「エクストレイル」の特別仕様車を発売(10/3) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/121003-01-j.html  日産自動車とオーテックジャパンは、「エクストレイル」の特別仕様車(カス タマイズカー)「ブラック エクストリーマーX」を発売した。フロントグリルや アルミホイールなどをダーク系で引き締め個性を強調し、より力強いスタイル に。261万〜325.7万円(税別)。 ●日産、「ジューク」の特別仕様車を発売(10/3) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/121003-01-j.html  日産自動車とオーテックジャパンは、「ジューク」の特別仕様車(カスタマイ ズカー)「アーバンセレクション スタイリッシュブラックパッケージ」を発売 した。フロントグリルやアルミホイールなどをダーク系で引き締め個性を強調 し、よりスタイリッシュに。195万円(税別)。 ●トヨタ、「ヴォクシー」の特別仕様車を発売(10/1) http://www2.toyota.co.jp/jp/news/12/10/nt12_053.html  トヨタは、「ヴォクシー」の特別仕様車「ZS 煌(きらめき)III」を発売した。 めっき処理を施したディスチャージヘッドランプ、合成皮革とジャージを組み 合わせたシート表皮などを採用、クールで上質な印象をより向上。デュアルパ ワースライドドアなども装備。262万〜283.9万円(税込)。 ●ダイハツ、「ミライース」の特別仕様車を発売(10/1) http://www.daihatsu.co.jp/wn/2012/1001-1/20121001-1.pdf  ダイハツ工業は、「ミライース」のお買い得特別仕様車「memorial edition」 を発売した。発売1周年を記念し、「X/Xf/L/Lf」各グレードに設定、専用ボデ ィカラーやメッキグリルなどを採用。90万〜110万円(税込)。 ●ホンダ、新型「N ONE」の先行予約開始(10/1) http://www.honda.co.jp/None/new/?from=copy  ホンダは、11月発売予定の新型軽自動車「N ONE」の先行予約を開始した。 「N BOX」「N BOX+」に続くNシリーズの第3弾で、10月31日までの予約者に、 完全限定生産の1/18スケールのモデルカーをプレゼント。 ─…─…─ PR 【 Goo-net! 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Q1.普通自動車に積む荷物の幅は、その車の車体の幅に10分の1を加えた幅まで 積むことができる。 Q2.乗用車の座席に荷物を積んで運転してはならない。 ★解答は文末をご覧下さい。 “現役”ドライバーの皆さんは、もちろん正解ですね。(^J^) http://kurumart.jp/lc/ http://kurumart.jp/i/lc/ (携帯) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【マイカー採点簿】皆さんのマイカーを採点して下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「こだわりの採点簿」より http://kurumart.jp/saiten/kodawari.html  愛車への熱き思いに溢れる「こだわりの採点簿」より、今は無き絶版車の概 要をご紹介いたします。現代でも通用するコンセプトや性能…、クルマ離れの 今こそよみがえって欲しいものですね。 ─────────────────────────────────── ○トヨタ「スターレット」:T.K.さん http://kurumart.jp/saiten/back/back1051.html ・車両概要 :1331cc、2WD、MT、グランツァV エクセレントパッケージ ・購入時期・形態:98年、新車 ・寸評(抜粋) ○壊れない。最近の国産車は、みんなこんなもんでしょうが。 ×シートの出来はイマイチで、長距離乗るにはキツイです。 ◇ヴィッツに取って代られましたが、未だ動力性能では引けを取りません。 やはりコンパクトカーは、MTで引っ張って回してあげれば、一般道でも十 分な楽しさが味わえるのがいいですね。 ─────────────────────────────────── ○ダイハツ「ミラジーノ」:ぬこ好きさん http://kurumart.jp/saiten/back/back1595.html ・車両概要 :660ccターボ、2WD、MT、ミニライトスペシャル ・購入時期・形態:07年12月、中古車(02年式) ・寸評(抜粋) ○丸目のライトがキュート。この外見でカミサンが一目惚れしてしまったの です。 ×乗り心地はあまりよくないです。 ◇全てのメーカーに言えることですが、MT設定が次から次へと廃止され、非 常に悲しいです。 ─…─…─ PR 【 カービュー愛車無料査定 】…─…─…─…─…─…─…─ 【?・_・】      クルマを最高額で売るには?      【?・_・】 【?・_・】  CARVIEW.CO.JP のネットワークが競争入札!   【?・_・】 【?・_・】 簡単入札約3分で、各社の査定をラクラク比較!  【?・_・】 ⇒⇒⇒ http://click.j-a-net.jp/1427852/468330/ ─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─ ★今週は掲載可能な新規投稿はありませんでした。  皆さんもマイカーを採点してみませんか。掲載分についてはもれなく図書カ ードを差し上げます。Webサイトのフォームよりご送信下さい。 http://kurumart.jp/saiten/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【車何でもランキング】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●パワー・ウエイト・レシオの優れたクルマは?(2)  「新車データベース」(2012年3月現在)に基づき、車の運動性能の目安となる 「パワー・ウェイト・レシオ」(車両重量を最高出力で割った値 kg/PS)をボデ ィタイプ別に比較してみました。それほどパワーがなくても、車重の軽い車が キビキビ楽しく走れるのは、この値が小さく優れているためです。  各車最も数値の小さいタイプ・グレードを比較、掲載しています。以降はWe bサイトをご覧ください。 http://kurumart.jp/ranking/ ─────────────────────────────────── ○小型セダン 車両重量 最高出力 kg/PS 1.Cクラス(ベンツ) 1870 kg 457 PS 4.09 2.S40(ボルボ) 1460 230 6.35 3.3シリーズ(BMW) 1560 245 6.37 4.ギャランフォルティス(三菱) 1530 240 6.38 5.A4(アウディ) 1680 211 7.96 ─────────────────────────────────── ○中大型セダン 車両重量 最高出力 kg/PS 1.キャデラックCTS(GM) 1940 kg 564 PS 3.44 2.Eクラス(ベンツ) 1910 524 3.65 3.Sクラス(ベンツ) 2260 612 3.69 4.XJ(ジャガー) 1950 510 3.82 5.XF(ジャガー) 1960 510 3.84 ─────────────────────────────────── ○ステーションワゴン 車両重量 最高出力 kg/PS 1.Eクラスワゴン(ベンツ) 1990 kg 524 PS 3.80 2.Cクラスワゴン(ベンツ) 1820 457 3.98 3.5シリーズツーリング(BMW) 2080 407 5.11 4.レガシィツーリングワゴン(スバル) 1510 285 5.30 5.3シリーズツーリング(BMW) 1700 306 5.56 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【コラム&レビュー】クルマ&クルマ業界辛口?批評! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●新車心象風景:スズキ・ワゴンR  軽自動車はいま、こっち方面を向いていていいのか?ってことかと思う。  新型が1年前倒しでデビューしたという話が本当なら、それは真っただ中の 省燃費競争で、いまなら一番がとれるという判断だったのかと。  ダイハツのイース・テクノロジーに対抗したアルト・エコは、まあ言ってみ れば「つなぎ」的なもので、この最新の回生システムこそスズキの本気だとブ チ上げられる。この後はマツダがすぐにやって来そうだし、タイミングとして はとにかくいまなんだ、ということで。  しかし、どうなんだろう、それは。  まず、モデルチェンジのテーマとして、その大半が省燃費っていうのはいか がなものかと。プレス・リリースを読むとビックリするけど、回生システムは もちろん、省燃費のためのアイドリングストップ時間延長、省燃費のための各 部軽量化、省燃費のためのエンジン・ミッションの低フリクション化、省燃費 のための足回り抵抗軽減、省燃費のためのタイヤ等々。いくらいま市場が燃費 競争に飲み込まれているからといって、内外装の作りのよさ、走りや安全性の 向上など、クルマとして基本部分の新提案がほとんど見当たらないんである。 そんなモデルチェンジってちょっと異常なんじゃ?  もちろん、全面改良にともなって技術的なアップデートは間違いなくあるん だろう。少なくともいちばん新しいスズキのクルマとして、押さえるべきとこ ろはおさえていると。Cピラーを中心に骨太感を出したスタイルもそのひとつ なのかもしれない。けれども、そうした要素の積み上げ自体が基本テーマにな っていない、マーケット的にアピールすらしないっていうのはちょっとねえ。  そして、ここで何度も書いている軽規格の話だ。  もういまさら細かいことは書かないけれど、そんなに燃費をよくしたいなら 排気量を大きくすればいい。発電だの回生だのゴチャゴチャやって、アルトよ りリッター1キロよくなったとか言ってないで、800でも900ccにでも。しかも、 その燃費基準も相変わらず甘いJC08モードの話だし。  そういう軽の規格や燃費基準を根本的に見直そうとすることなく、快適性を 犠牲にしてまで軽くしたり、走行性まで落として高圧タイヤをつけたり、何か こう、クルマの進化として基本的に間違っているんじゃないのか?  ノートでも書いたように、コンパクトカーがクオリティを放棄しても燃費だ とする一方、軽自動車もまた少ない開発費をそっちに回す。非合理な規格内と はいえ、ある時期までモデルチェンジの度に大幅なクオリティの向上を見てき た軽が、ここに来て一体何をやっているんだろう?  クルマの白物家電化と言われて久しいけれど、この家電化は「どれも似たよ うで退屈なクルマ」という意味だったかと思う。ところが、ここに来て本当の 意味で家電になってきてしまったみたいだ。だって、リッターあたり何キロば かりが注目されるのは、冷蔵庫やエアコンが省電力達成率何%とカタログに書 き立てるのとほとんど同じじゃないか。あらゆるものが「エコ」で商売され、 「死んでも節電」と言わんばかりの風潮が、ついにクルマを包囲してしまった ように見えて仕方がない。  ワゴンRは軽のパッケージングを変えたパイオニアだというのに、いまやこ ういうモデルチェンジになるというのは、それ自体が軽あるいは軽規格の行き 詰まりを感じさせる。日本車のガラパゴス化が語られるいま、さらに追い討ち をかけるような自虐行為だ。  まあ、何でも280馬力、何でも四駆、何でもミニバンなど、基本的にブーム で構成されてきた日本市場だから、これもまたそのひとつと言ってしまえばそ れまでなんだけど。 (12/09/18 すぎもとたかよし) ★Web上でバックナンバーがご覧いただけます。 http://kurumart.jp/column/ ─…─ PR …─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─ □■□ 広告掲載・募集について □■□ □ □ 『くるまーと』Webサイトおよびメールマガジンに広告を掲載します。 □ □■□ お問い合わせは info@kurumart.jp まで □■□ ─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─ 【運転免許試験問題解答】 Q1:× 積むことができるのは車体の幅までです。 Q2:× 運転の妨げにならない場合はかまいません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □『週刊くるまーと』は、下記サービスを利用して発行しています。  「まぐまぐ ID:0000025684」、「melma! 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