**********************************************************************    /*__♪ 『週刊くるまーと〜賢く選んで、楽しく運転〜』   ◎−◎= ─────────────────────────        〜 第 510号 2010年 1月 9日発行 総配信数 5,470部 〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■“Web Portal for Joyful Carlife”http://kurumart.jp/ ■□ **********************************************************************  寒中お見舞い申し上げます。新年初号をお届けいたします。  本年もよろしくお願いいたします。m(__)m ─────────────────────────────────── 【今週の『くるまーと』】 ・「車何でもランキング」データ追加 他 【ニュース&トピックス】 ・日産、「スカイライン」をマイナーチェンジ 他 【運転免許試験問題集】 ・故障車をけん引するときは? 他 【マイカー採点簿】 ・トヨタ「プリウス」、三菱「ランサーエボリューションX」 【コラム&レビュー】 ・新車心象風景:トヨタ・SAI 他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の『くるまーと』】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「車何でもランキング」データ追加 http://kurumart.jp/ranking/  よく売れている車は?に、09年12月と09年年間の新車販売ランキングを追加 しました。  乗用車系の12月度は、「プリウス」「フィット」と続く上位2車は変わらず、 「インサイト」が3位に躍進、以下「ヴィッツ」「フリード」「カローラ」と続 いています。HV車「SAI」が18位に初登場しました。  年間でも「プリウス」「フィット」が1,2位を占め、以下「ヴィッツ」「パッ ソ」「インサイト」「カローラ」が続いています。  軽乗用車の12月度は、「ワゴンR」「ムーヴ」「タント」「ミラ」と4位まで 前月と同順位で続き、「パレット」(6位)のOEM車「ルークス」が8位に新登場し ました。  年間でも「ワゴンR」「ムーヴ」「タント」が1〜3位を占め、以下「アルト」 「ミラ」「ライフ」が続いています。  外国車の12月度は、「BMW」が1年半ぶりにトップとなり、以下「VW」「ベン ツ」「アウディ」「BMW MINI」が続いています。  年間のトップは「VW」、以下「BMW」「ベンツ」「アウディ」「BMW MINI」 「ボルボ」が続いています。各社が前年実績を大きく下回る中、「アウディ」 と「フィアット」(8位)が前年を上回り好調でした。 ─────────────────────────────────── ●「コラム&レビュー」追加 http://kurumart.jp/column/  すぎもとたかよしの「車社会ニッポン」に、「新車心象風景〜スズキ・アル ト」「同スズキ・キザシ」、「クルマのまわりで〜よく見るクルマって…?」 「自動車雑誌を斬る!〜NAVI休刊」を追加しました。 ★上記の他「新車データベース」「国産車サマリー」「マイカー採点簿」「ニ ュース&トピックス」「厳選クルマリンク」等を更新しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ニュース&トピックス】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <新車ニュース> ●日産、「クリッパーリオ」を一部改良(1/8) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2010/_STORY/100108-01-j.html  日産自動車は、「クリッパーリオ」を一部改良、1月14日より発売する。イン パネ、ステアリング周りなどのデザイン変更による内装の質感向上や、新ボデ ィカラー追加など。132.5万〜162.6万円(税別)。 ●日産、「ムラーノ」に2WDモデルを追加(1/7) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2010/_STORY/100107-02-j.html  日産自動車は、「ムラーノ」に、2.5L/2WDモデルを追加、発売した。グレー ド体系見直しなど一部仕様変更も実施。283万〜385万円(税別)。 ●日産、「デュアリス」の特別仕様車を発売(1/7) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2010/_STORY/100107-01-j.html  日産自動車は、「デュアリス」の特別仕様車「アーバンブラックレザー」を 発売した。ブラックの本革シートや18インチタイヤ&アルミホイールなどを採 用、プレミアム感とスポーティ感を両立。243.5万/263.5万円(税別)。 ●富士重、「インプレッサWRX STI」の特別仕様車を発売(1/7) http://www.fhi.co.jp/news/10_01_03/10_01_07_2.html  富士重工業は、スバル「インプレッサWRX STI」の特別仕様車「A-Line type S」を発売した。アルカンターラ/本革シートや、ガンメタリック塗装18インチ アルミホイールなどを採用、スポーティ感や質感を向上。310万円(税別)。 ●富士重、「インプレッサ R205」を限定発売(1/7) http://www.fhi.co.jp/news/10_01_03/10_01_07_1.html  スバルテクニカインターナショナル(STI)は、「インプレッサ」のコンプリー トカー「R205」を発売した。シリーズ中で最もスポーツ性の高い「WRX STI spe c C」をベースに、内外装の加飾を控え、走りに特化し性能を磨き上げた。2010 年4月25日受注分までの限定400台。451万円(税別)。 ●プジョーJ、「207」の限定車を発売(1/7) http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=240344  プジョー・シトロエン・ジャポンは、「207」のお買い得限定車「Style 1.6 200周年記念車」を1月19日より発売する。前身のプジョー兄弟社創立200周年 を記念し、ドアステップ・ガードを特別装備、メンテナンスプログラムなどを 付帯。200万円(税込)。限定200台。 ●日産、「スカイライン」をマイナーチェンジ(1/6) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2010/_STORY/100106-02-j.html  日産自動車は、「スカイライン」セダンをマイナーチェンジ、発売した。新 デザインのフロントグリルやバンパーなどを採用、よりシャープで精悍なスタ イリングとするとともに、スポーツグレードはワイド感と低重心感を演出する 専用エクステリアを設定。内装の質感や装備・機能を向上、2.5L/2WDモデルは 7速ATを採用。276万〜420万円(税別)。 ●日産、「スカイラインクーペ」を一部改良(1/6) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2010/_STORY/100106-02-j.html  日産自動車は、「スカイラインクーペ」を一部改良、発売した。内装の質感 向上や、グレード体系の見直し(廉価グレードAパッケージの設定)、新型HDD方 式カーウイングスナビの採用など。368万〜478万円(税別)。 ─────────────────────────────────── <業界ニュース> ●09年新車販売、中国が初の世界一、大幅減の米国抜く(1/6) http://www.asahi.com/car/news/TKY201001060089.html  2009年の米国の新車販売台数は、前年比21%減の1043万台となり、1982年以 来27年ぶりの低水準に落ち込んだ。すでに発表済みの中国の11月までの累計は 1223万台。年間ベースで中国が初めて米国を抜き、世界最大の自動車市場にの ぼりつめた。 ●高燃費ガソリンエンジン、ハイブリッド車を凌駕も(1/5) http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100105/211969/  ガソリンエンジンで1リットル当たり32km走る小型コンセプトカー「清(きよ ら)」を開発したマツダ。軽量化やエンジンの改良を重ね、ハイブリッド車に迫 る高燃費を達成した。ダイハツ工業が開発した軽自動車「e:S(イース)」もリッ ター30km走行を達成した。新興国でのクルマの普及に向けて、さらなる燃費の 改善が急がれている。 ●ニューデリーモーターショー開幕(1/5) http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20100106-OYT8T00476.htm http://www2.toyota.co.jp/jp/news/10/01/nt10_0101.html http://www.honda.co.jp/news/2010/c100105.html http://www.suzuki.co.jp/release/d/2009/0105/index.html  市場拡大が期待されるインド・ニューデリーで、モーターショー「デリーオ ートエキスポ」が開幕した。トヨタ、ホンダ、スズキが、インド市場向けに開 発した低価格小型車のコンセプトモデルなどを出展。 ●東京オートサロン、15〜17日に開催(1/5) http://www.e-autosalon.net/ http://cp.toyota.jp/customize/tokyo-as2010/custom-cars/ http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2010/_STORY/100106-01-j.html  カスタムカーの祭典「TOKYO AUTO SALON 2010 with NAPAC」が、千葉・幕張 メッセで1月15日(金)〜17日(日)に開催される。トヨタ、日産はじめメーカー各 社もドレスアップカーなどを出展。入場料は、一般公開2,000円(大人)など。 ─────────────────────────────────── <リコール・不具合情報>  今週は、少数台数の届出以外に乗用車関連の情報はありませんでした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【運転免許試験問題集】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  難問奇問?満載の運転免許の学科試験!悔し涙を流された方もさぞ多いこと でしょう。最新問題1200題を収録した「運転免許試験問題集」より、いくつか ご紹介します。「○」or「×」? Q1.故障車をロープまたはクレーンでけん引するときは、けん引免許が必要で ある。 Q2.普通車で車両総重量750キログラム以下の車をけん引するときは、けん引 免許はいらない。 ★解答は文末をご覧下さい。 “現役”ドライバーの皆さんは、もちろん正解ですね。(^J^) http://kurumart.jp/lc/ http://kurumart.jp/i/lc/ (携帯) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【マイカー採点簿】皆さんのマイカーを採点して下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●トヨタ「プリウス」  愛知県にお住いの、中野さん(50代男性)の採点簿です。 1.メーカー・車名:トヨタ「プリウス」 2.車両概要 :1800cc ハイブリッド、Sグレード 3.購入時期・形態:09年12月、新車 4.総走行距離数 :600km 5.主な使用状況 :通勤など 6.スタイル外観 :8 7.スタイル内装 :8 8.走り :9 9.操作性 :8 10.居住性 :7 11.燃費 :10 12.総合評価 :8 13.寸評(良い点) : ○すっきりしたスタイル。 ○楽なハンドリング。 ○まずまずのパワー。 ○なんと言っても20km/L以上の燃費の良さ。 14.寸評(不満な点): ×以前レンタルで「L」グレードを評価した時、お尻が沈み込み腰が痛くなる と書きましたが、間違いありませんでした。やはり腰が痛くなります。プリ ウスマニアのカキコにはこのような評価はありませんが、間違いなくコスト ダウンか軽量化のしわ寄せがシートに来ています。 http://kurumart.jp/saiten/back/back1660.html ×荒れた道路では結構こつこつします。 ×メーター類が結構みにくいです。 ×内装は一見よさそうですが、冷静に見ると安っぽい。 ×高回転にすると、やはりエンジン音は安っぽい。 15.その他自由意見: ◇「SAI」のようにシンプルなデザインにして、乗りやすさを優先して欲しい ものです。 ◇確かに静かではありますが、高級車の静かさを期待しないほうが良いです。 その静けさとは種類が違います。 ◇センターコンソールは、全く無駄なスペースです「ムリ、ムダ、ムラ」を一 番いやがるトヨタらしくないデザインだと思います。 ◇今後この車はカローラのような位置づけになっていくでしょう。購入者のほ とんどが中高年です。プリウス見かけたら運転している人みてください。か く言う私も中高年なんですけどね。 ◇とにかくプリウスの魅力と言うのは「燃費」につきると思います。と言うこ とは、続々出てくる今後のハイブリット車にいつか抜かれると言うことにな らないでしょうか? ◇そうそう6月に発注して半年待ちました。 ****************** PR 【 カービュー愛車無料査定 】******************** 【?・_・】 クルマの買い替えをご検討中のあなた! 【?・_・】 【?・_・】 愛車の真価、ご存知ですか? 【?・_・】 【?・_・】 全国600社以上のネットワークが競争入札! 【?・_・】 【?・_・】 簡単!無料!あなたの愛車の相場がわかります。 【?・_・】 ⇒⇒⇒ http://kurumart.jp/carview/ ********************************************************************** ●三菱「ランサーエボリューションX」  島根県にお住いの、2児のエボパパさん(30代男性)の採点簿です。 1.メーカー・車名:三菱「ランサーエボリューションX」 2.車両概要 :2000ccターボ、4WD、SST、GSR 3.購入時期・形態:09年12月、新車 4.総走行距離数 :500km 5.主な使用状況 :通勤、レジャー 6.スタイル外観 :7 7.スタイル内装 :7 8.走り :8 9.操作性 :9 10.居住性 :8 11.燃費 :8 12.総合評価 :8 13.寸評(良い点) : ○ツインクラッチSSTは予想以上の賢さ。 ノーマルモードは、燃費重視のシフトチェンジで、まるでオヤジセダンのよ う。スポーツモードでは、全く性格が変わり、まさにランエボになります。 またシフトチェンジの速さは秀逸です。 ○エボIXからの乗り換えですが、内装はIXよりかなり高級感が出ました。 ○キーレスオペレーション、オートライト等快適機能がついた。 ○任意保険料は、車両価格がかなり上がったが、ほぼ据え置きでした。 14.寸評(不満な点): ×使えないインテリジェンス?ワイパー。これはイライラします。 ×車重が増え、軽快感がなくなり、税金が高くなった。 ×トランクルームの狭さとトランクの重さ。 ×パーツにプラスチックが多用され(エボIXは逆にカーボンが使われていた)、 明らかにコストダウンが図られている。 ×リセールバリューの悪さ。 15.その他自由意見: ◇エボIXまでと比べ、車の性格はジェントルになっていますが、私にとっては アラフォー年齢にマッチして、ちょうど良いと思います。 ◇エコな時代にはマッチしてないかもしれませんが、今後も進化して欲しい車 です。 ─────────────────────────────────── ★皆さんもマイカーを採点してみませんか。掲載分についてはもれなく図書カ ードを差し上げます。Web上のフォームよりご送信下さい。 http://kurumart.jp/saiten/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【コラム&レビュー】クルマ&クルマ業界辛口?批評! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●新車心象風景:トヨタ・SAI  僕はSAIについて、トヨタというより、雑誌等の記事にふたつの疑問がある。  まず、このクルマはプロの評論家が評価するべき対象なのかな、というのが ひとつ。  これはもうたくさんの方が感じていると思うけど、パワートレーンや基本シ ャシーはもちろん、ピラーやドア(フロント)、インテリアの造形までをレクサ スHSと一緒にして、これは別のクルマですっていうのはやっぱりどうなのよ、 と。  いや、ユーザーがそう思って買ったりするのはいいんだけど、プロがやれシ ステムのチューニングやサスペンションの設定がどうのと、細かな“差異”を 探し出して、いかにも違うクルマですってあれこれ書くのはねえ。  それから、SAIが「小さな高級車」っていうのもどうかと。これはいくつか のメディアで同じことが書いてあるので、たぶんメーカーからプレス向けにそ ういう話があったんだと思う。曰く、クラウンクラスからのダウンサイジング や、HVがまさに現代の小さな高級車なんだそう。たとえば、かつてのプログレ みたいに。  いやあ、それはキツいよねー。だって、先行したHSが高級車の証たるレクサ スとして売ってるのに、それよりお安くまとめたSAIもまた高級っていうのは完 全に矛盾してるもん。だいたい、ダウンサイズとか言っても、その前にこの中 途半端なスタイルのどこが高級なの?  もちろん、今後ヴィッツクラスまで展開するというHV自体が高級車の要素と はもはや論外だし。  いやね、繰り返すけど、ユーザーがちょっと和の雰囲気のある内張りなんか を見て「高級感あるなあ」と思うのは仕方ないんである。実際300万円オーバー だし。もちろんHSと関係が深いなんて知らない場合はとくに。  けれども、プロがそれと同じレベルで評論書いちゃうのはいかがなものかと。 オーリスとブレイドでもどうなのよ、と思ったけれど、今回は両方とも高級車 ですっていうのがさらにね。  僕はそもそも評論の対象じゃないと思う。いや、たしかにずいぶん昔は兄弟 ・姉妹車なんてお手軽商品が結構あったけど、いまじゃトヨタだけでしょ、こ んなことやってんの。これに比べたら、日産やマツダが軽でやってるOEM商品の 方がよっぽど正直でいいよね。  なんかね、VWポロの記事では日本車もこういう姿勢を忘れないでやって欲し い、なんて書いてるのに一方でこういうのって酷いでしょ、やっぱり。そりゃ トヨタはコスト削減で最大の効果を狙うわけだけど、それにOK出しちゃねえ。  メーカーが手を抜いてもメディアは褒める。褒めない輩は排除する。皆が内 輪で仲良くやる。批評とか言ってないで楽しもうゼと。そうやって何十年も盛 り上げてきた筈なのにクルマは売れなくなり、モーターショーは傾き、雑誌も 休刊が続く。  もしかして、そういう近視眼的なやり方は回りまわって自分たちの首を絞め ることになっているんじゃないのか。だれもそれを言わないのかな。いや、だ れもそんな風に思っていないのかな? (09/12/17 すぎもとたかよし) ─────────────────────────────────── ●クルマのまわりで:ヨーロッパ・ツーリング(日本車編)  ヨーロッパ・ツーリング写真集、最後は彼の地で見た日本車数台をアップし ます。  まず、いちばん多く感じたのがマツダ車ですね。これはとくにどの国、とい うことじゃなく、まんべんなく多かったです。  まずはランティスことマツダ323。これはドイツでしたね。僕はもともとラン ティスが好きなので、迷わずシャッターを切りました。  日本でも状態のいいグリーンボディなんかを稀に見ますけど、やっぱり向こ うで似合うクルマですね。  続いてレビューことマツダ121。実を言うと僕はレビューも好きだったりしま す。非常にコンパクトながらセダンボディという点もそうですけど、初代デミ オに通じるカジュアルな雰囲気が好きです。  レビューもたまーに日本で見ますが、状態がいいといまでも欲しいなあなん て思います。  これはドイツ南部ですが、きっと何かの商用車ですね。  マツダ車がホントに欧州に根付いているんだなあ、と思わせるのがこの626で しょうか。  何たってクロノスは国内で壊滅的に売れなかったですからね。それがいまだ にあちらで走ってるなんて。  当時のマツダだと、僕は圧倒的にユーノス500が好きですけど、これは1回だ け見ました。走行中だったので写真は撮れませんでしたが、日本にはない淡い グリーンだった記憶があります。  トヨタです。これはスプリンター・シエロでしたっけ。あちあらでは普通に カローラです。やっぱりこうしたクルマを見ると、向こうは5ドアが浸透してい ることを感じますね。  しかし、この代のカローラ・スプリンターは売れましたよねえ。個人的には この前の代がいちばん好きですけど、こちらもなかなか。トヨタってまとめ方 が巧いよなあ、と感心していた頃ですね。  で、比較的最近のカローラも走ってました。またしても5ドアですが、これは 日本にはない車型ですよね。  しかし、こうやって比べてみると、ボディパネルの加工の自由度が上がるっ ていうのは、必ずしもいいとは思えないですね。新しいカローラのヒップは丸 っこくてスベスネですけど、クルマとしての佇まいというか、存在感は80年代 のカローラの方があるような気がしてしまいます。  次は日産です。初代プリメーラですね。これは欧州専用のスーパーレッドと いう赤です。プロテクターまで赤なのは自分で塗ったのかな?  これ、実は日本でも期間限定で発売されたんですよね。その筋では有名な限 定車です。って言うか、僕も欲しかったんですよね、この赤。  初代は他にも数回見ましたが、やはり5ドアもいましたね。  これはセフィーロこと、マキシマQXです。インフィニティじゃなくて日産ブ ランドですが、早くもQXなる名称が使われていたんですね。  マキシマは最初ブルーバードの鼻先を伸ばしたものでしたが、オリジナルに なった最初のモデルはよかったですね。他メーカーが成金的高級車に向いてい るとき、マキシマはいち早く合理的でプレーンな提案をしました。  スズキのクルマがスバルのOEMとして売られているとは聞いてましたが、この カルタスことジャスティがそうでしたね。なんかホントに車名のシールだけ違 うみたいな状況で悲しいです。  そういえば、スイスはスバルが目立ちましたね。4WDという需要もあるんでし ょうけど、高速を走っていて、スイスのSAになった途端駐車場でスバル車が多 くなりましたもん。このインプレッサもSAで見たものですね。  ベルンの街中ではレガシィも結構見ました。先代の他、2代目とか、とにかく 実用的に使われている感じでしたね。スバルはスイスと特別に輸出ルートを設 けているんでしょうかね。  あ、そういえばスイスはナンバープレートの大きさや形が日本に似てました。 それに、周囲の国の中でスイスだけ高速道路が100km/hでしたっけ。  スイスにスバルが根付いているなあ、と決定的に感じたのがこのスバル700で しょうか。実はこのクルマの生い立ちについてはほとんど知らないんですけど、 ボディはレックスっぽいですよね。  いや、このクルマがとにかく程度がよくて、もうピカピカ。日本でも、当時 のスバル車でこんなキレイなのほとんど見ないですよね。よっぽどマニアか、 物持のいいオーナーさんですよね。  新しいクルマも少し。言わずと知れた欧州シビックです。タイプRとかじゃな い、普通のグレードですね。前に書きましたが、実用グレードでもこのスタイ リッシュさっていうのが、このクルマの身上じゃないかと。今回は3回くらい見 かけましたけど、タイプRは見なかったし、2回は5ドアでしたね。  新しいといえばこういうのも。ダイハツ・ブーンことシリオンです。やっぱ りこういう廉価なコンパクトカーって支持されるんですかね?  ちなみに、このブーン(パッソ)は、上記同様、あちらでは現行のスバル・ジ ャスティですよね。雑誌では、トヨタの次期ラクティスをスバル・ジャスティ にするなんてことが書いてありましたが、もうジャスティの名前は叩き売り状 態ですね。  じゃ最後の1枚は番外編?ってことで。ドイツの田舎町にひっそり佇むレクサ スGSです。レクサスは今後本格的な欧州進出を図るそうですが、なるほど、ほ とんど見なかったですもんね。  ということで、今回のヨーロッパ・ツーリングはこれでお仕舞いにします。 (09/12/21 すぎもとたかよし) ★Web上でバックナンバーがご覧いただけます。 http://kurumart.jp/column/ ━━ PR ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□ 広告掲載・募集について □■□ □ □ 『くるまーと』Webサイトおよびメールマガジンに広告を掲載します。 □ □■□ お問い合わせは info@kurumart.jp まで □■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【運転免許試験問題解答】 Q1:× 故障車をけん引する場合は、けん引免許は不要です。 Q2:○ ********************************************************************** □『週刊くるまーと』は、下記サービスを利用して発行しています。  「まぐまぐ ID:0000025684」、「melma! 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