**********************************************************************    /*__♪ 『週刊くるまーと〜賢く選んで、楽しく運転〜』   ◎−◎≡ ─────────────────────────       〜 第 029号 2000年 9月23日発行 総配信数 2,970部 〜 ********************************************************************** □■“For Your Joyful Carlife” http://www.kurumart.com/ ■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の『くるまーと』】  ・「melma!」での発行開始 【今週のクルマニュース】  ・日産、小型SUV「エクストレイル」を10月発表 他 【マイカー採点簿】  ・トヨタ「カムリグラシア」 【くるまよもやま話】  ・第27回「クルマ1台当りの広告費は5〜7万円!」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の『くるまーと』】 ─────────────────────────────────── ●「melma!」での発行開始 http://www.melma.com/  『週刊くるまーと』の発行を、これまでの「まぐまぐ」「Macky!」に加え、 「melma!」でも開始いたします。配信先の変更は下記にて可能です。お好きな 配信方法をお選び下さい。 http://www.kurumart.com/mag/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週のクルマニュース】 ─────────────────────────────────── <新車ニュース> ○日産、小型SUV「エクストレイル」を10月発表(9/21) http://www.x-trail.net  日産自動車は、同社初の小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル) 「エクストレイル」を10月中に発表する。トヨタ「RAV4」や、ホンダ「CR-V」 に対抗する車種で、エンジン排気量は2000CC。最新の4WDシステムを搭載する など、アウトドア志向の若者層の取り込みを狙う。  取り扱い販売店は「ブルーステージ」。 ○ボルボ、新型4WD車「クロスカントリー」発売(9/18) http://www.nikkei.co.jp/car/release/20000918efd05001h18.html http://www.volvo.co.jp/ (情報未掲載)  ボルボ・カーズ・ジャパンは、ボルボ「V70」をベースに、フルタイム4WD方 式の採用や車高を上げるなどして、悪路での走破性を高めた新型車「クロスカ ントリー」2車種を発売した。  搭載エンジンは、排気量2.4リットルのDOHC水冷5気筒インタークーラー付き ターボエンジンで出力は200馬力。最低地上高を55mm高い215mmとしたほか、リ アシートに世界初の3分割可倒機構を採用するなど装備も充実させた。  価格は標準モデルが490万円、上位グレード「2.4T」が530万円。 ○「プレリュード」、「ジェミニ」販売中止へ http://www.honda.co.jp/ (情報未掲載) http://www.isuzu.co.jp/ (情報未掲載)  本田技研工業は、2ドアスポーツクーペ「プレリュード」の生産を8月末で打 ち切った。78年の発売以来現行モデルは5代目。80年代にはスポーツクーペの代 表車種として月間販売台数は5000台に達したが、RV車やミニバンの台頭で、最 近は月間100台前後にまで落ち込んでいた。  また、いすゞ自動車も、本田からのOEM供給車「ジェミニ」(ホンダ「ドマー ニ」)の販売を在庫車両がなくなり次第中止する。 ○クレーム隠しで、「ランサーセディアワゴン」の発売が延期 http://www.mitsubishi-motors.co.jp/ (情報未掲載)  運輸省は、三菱自動車工業の大量のリコール隠し問題で、三菱の型式指定の 審査をストップしている。この影響で、10月1日に発売する予定だった「ランサ ーセディアワゴン」の発売が延期されることになった。 ─────────────────────────────────── <業界ニュース> ○カーポイント、最低でも100万円安いベンツを販売(9/20) http://www.carpoint.ne.jp  カーポイントは、メルセデス・ベンツ車の並行輸入販売会社オートトレーデ ィングルフトジャパンと組み、メーカー希望小売価格より最低でも100万円値引 きしたベンツの新車販売仲介事業に乗り出す。 28日から同社サイトに「新車の メルセデス・ベンツを安く買うには」というコーナーを新設する。 ○東京モーターショー10月31日から。今回は初の「商用車ショー」(9/19) http://www.motorshow.or.jp/  日本自動車工業振興会は、10月31日から5日間にわたり、千葉県の幕張メッセ で「第34回東京モーターショー」を開催する。今回は、乗用車・二輪車部門と 切り離した初の「商用車ショー」。  テーマは「個性満載。地球を走る。明日をつくる」で、最先端の低公害技術 やITS(高度道路交通システム)などが展示される。一般公開は11月1から。 ○オートバックス、アップルを傘下に。中古車事業を強化(9/19) http://www.nikkei.co.jp/car/industry/20000919eiii198919.html  カー用品販売最大手のオートバックスセブンは、中古車買い取り店「アップ ル」をチェーン展開する日本自動車流通ネット・ワーク(略称アップル)に資本 参加し、中古車買い取り事業で業務提携する。  アップルが実施する第三者割当増資の全額をオートバックスが引き受け、40 %を保有する筆頭株主となる。同時に代表権のある役員1人を含めた取締役3人 を派遣し、中古車事業に本腰を入れる。 ○トヨタ、改造部品を「ガズー」通じ販売(9/19) http://gazoo.com/mdt/  トヨタ自動車は、ショッピングモール「Gazoo(ガズー)」の会員向け新サービ スとして、カスタムパーツ(改造部品)を販売する「モデリスタカスタマイズシ ョップ」を開設した。ネッツ店扱いの、「ヴィッツ」や「アルテッツア」用改 造パーツでまずスタートし、順次車種や取り扱い店舗を拡大していく。 ○日本自動車輸入組合、「輸入車ユーザーレポート2000」調査結果発表(9/18) http://www.jaia-jp.org/05c/index.html  日本自動車輸入組合は、1999年に輸入車を新車購入したユーザーを対象にア ンケート調査を実施、結果を発表した。概要は以下のとおり。 ・男女比率は、前回(19.6%)から更に女性の比率が上昇し、22.3%を占めた。 ・世帯所得水準は、平均で1,125万円(前回:1,166万円)。本調査を始めた1989  年以降一貫して低下傾向を示している。 ・調査対象輸入車の平均排気量は、2.1リットル(前回:2.4リットル)となり、  調査以来最も低い数字となった。ハンドルタイプは右ハンドルが86%(前回:  81%)を占め、「右ハンドル志向」が更に進展している。 ・購入車の平均価格は、407万円(前回:429万円)。円安基調を受けて上昇した  前回調査に比べて僅かながら下降傾向を示している。 ○NTTグループ、自動車保険の比較・契約サイト開設へ(9/14) http://www.nttif.com/  NTTグループ8社は、インターネットやiモードを活用して保険商品を比較選択 しその場で契約できる「オンライン保険流通プラットフォーム」事業を行なう 新会社「株式会社エヌ・ティ・ティ・イフ(以下NTT-iF)」を設立した。  内外の保険会社11社と提携し、11月よりWebサイトで自動車保険の「リアルタ イム見積り比較&契約締結サービス」の提供を開始する。 ○オートバイテル・ジャパン、月極駐車場の検索サービス開始(9/14) https://www.autobytel-japan.com/Parking/index.cfm?PR_Source_ID=0  オートバイテル・ジャパンは、月極駐車場検索サービスを開始した。地域や クルマのサイズ、賃料での検索が可能。駐車場オーナーからの登録も受け付け ている。対象エリアは東京、大阪、京都の主要地域。 ─────────────────────────────────── <リコール・改善> ○トヨタ、「プリウス」のステアリングギヤボックスの不具合に関する改善対  策届出(9/21) http://www.motnet.go.jp/recall00/kaizen9-21_.htm ○ホンダ、「アコード」「レジェンド」「アスコット」「アスコットイノーバ」  「プレリュード」「ラファーガ」6車種の、オーディオの配線基盤不具合に関  するリコール届出(9/19) http://www.motnet.go.jp/recall00/recall9-191_.htm ○ホンダ、いすゞ、「オデッセイ」「アコード」「アスコットイノーバ」「プ  レリュード」「アスカ」5車種の、エンジンのバランサーシャフトのオイルシ  ール不具合に関するリコール届出(9/19) http://www.motnet.go.jp/recall00/recall9-192_.htm ○ホンダ オブ アメリカ、「アコードクーペ」「アコード」の、エンジンのバ  ランサーシャフトのオイルシール不具合に関するリコール届出(9/19) http://www.motnet.go.jp/recall00/recall9-193_.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【マイカー採点簿】皆さんのマイカーを採点して下さい。 ─────────────────────────────────── ●トヨタ「カムリグラシア」  千葉県市川市にお住まいの、黒田克之さん(30代男性)の採点簿です。 1.メーカー・車名:トヨタ「カムリグラシア」 2.車両概要 :2500cc、FF、ワゴン、Gセレクション 3.購入時期・形態:2000年、新車 4.総走行距離数 :2000km 5.主な使用状況 :レジャー 6.スタイル外観(10点満点):9点 7.スタイル内装(10点満点):9 8.走り(10点満点) :7 9.操作性(10点満点) :8 10.居住性(10点満点) :9 11.燃費(10点満点) :8 12.総合評価(10点満点) :8 13.寸評(良い点) :ミニバン並みの室内空間とセダン並みの高級感。           とにかくでかい。リアシートを倒せば大の字になって           仮眠がとれます。           滅多に同じ車が走ってない(クオリスは意外と多いんで           すよね)。ソフトな足回りと静かな室内。高速道路以外を           クルージングするのが楽チン。 14.寸評(不満な点):ふにゃふにゃの足回り。尋常じゃないロール。高速の車線           変更すら冷や汗モノです。都市部にはデカ過ぎる車体。こ           の前ラブホの駐車場に入れるのに泣きそうになりました。           (でも見切りは結構良い) 15.その他自由意見:燃費は9.5km/l(良いのか悪いのか不明) ★皆さんの「マイカー採点簿」をご連絡ください。掲載分については、図書券 を差し上げます。お名前、性別(男性/女性)、年代(30代等)、居住地など簡単 なプロフィールも併せてご記入下さい。 宛先:info@kurumart.com ★Web上でも採点簿の応募ができます。バックナンバーもご覧いただけます。 http://www.kurumart.com/saiten/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【読者プラザ】読者の皆さんとの交流欄です ─────────────────────────────────── ★クルマ購入やカーライフに関する情報、ご意見・ご要望をお寄せください。 掲載分については、図書券を差し上げます。お名前、性別(男性/女性)、年代 (30代等)、居住地など簡単なプロフィールも併せてご記入下さい。 宛先:info@kurumart.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【くるまよもやま話】クルマ&クルマ業界辛口?批評! ─────────────────────────────────── ●第27回「クルマ1台当りの広告費は5〜7万円!」  9月4日付日本経済新聞は、日経広告研究所がまとめた1999年度の「有力企業 の広告宣伝費」調査の概要を紹介している。対象企業4184社の広告費の総額は 前年度より2.3%減の3兆5233億円。消費低迷、予算削減が相次ぎ2年連続でマイ ナス基調となった。  上位20社のランキングは以下のとおり。トップのトヨタは、前年度比15.2% 減となったものの、金額そのものは843億円と、2位以下を300億円以上も引き離 し群を抜く。ホンダ(2位)、日産(5位)、三菱(10位)もベストテンに入り、マツ ダも20位と、自動車業界の広告宣伝費の多さが際立っている。  99年度広告宣伝費上位20社ランキング(カッコ内は前年度順位) 順位 社名 広告宣伝費(億円) 前年度比(%) 1( 1) トヨタ自動車 843 ▲15.2 2( 2) 本田技研工業 516 ▲ 7.7 3( 4) 花 王 512 3.0 4( 3) サントリー 465 ▲ 9.5 5( 6) 日産自動車 420 ▲ 7.3 6( 7) 高島屋 381 ▲ 5.0 7( 5) 松下電器産業 377 ▲19.9 8( 9) キリンビール 349 ▲ 6.4 9( 8) ダイエー 323 ▲19.6 10(10) 三菱自動車工業 312 ▲15.4 11(11) アサヒビール 305 ▲ 2.7 12(16) NTTドコモ 299 10.6 13(14) 資生堂 295 4.3 14(15) NEC 261 ▲ 3.6 15(18) 味の素 257 3.2 16(13) ベネッセ 256 ▲11.4 17(23) ニッセン 249 9.7 18(19) 東京電力 243 0.1 19(26) シャープ 243 13.6 20(32) マツダ 238 22.9  さて、この広告宣伝費、クルマ1台当りに換算すると一体どれくらいになる だろうか。昨年の新車販売台数をもとに計算してみた。  トヨタの昨年年間の販売台数は165.7万台。したがって1台当りは50,875円。 以下、同様にホンダ:74,000円、日産:55,000円、三菱:54,000円、マツダ: 74,000円となる。  何と、1台当り5〜7万円もの広告宣伝費が投入されている。新車の1台当り 平均販売価格を約150万円と推察すると、3〜5%に相当する。熾烈な販売競争 下で、この金額が販売経費として妥当かどうかは定かでない…、が。  メーカーの開発・生産現場、そして調達・購買現場では1円にも満たない単 位で、血のにじむようなコストダウン努力が日夜続けられている。大幅な値引 き販売が常態化する中、販売店の新車販売利益率は10%強に過ぎなく、多くは 赤字経営を余儀なくされている。  言うまでもないが、インターネットなどIT革命のもたらす新マーケティング 手法や新メディア戦略は、コスト削減も含め限りない可能性を持つ。  過去の惰性のまま、広告宣伝費の削減のみに目が向けられているとしたら、 ユーザーへの値下げ原資として、またメーカーや販売店の収益構造の見直し原 資として活用した方が余程マシであろう。 (00/09/22 マイクル渡辺) ********************************************************************** □『週刊くるまーと』は「まぐまぐ(ID:0000025684)」「Macky!(ID:2332)」  「melma!(ID:m00017576)」で発行しています。 □配信の停止や配信先の変更は、下記URLからお願いいたします。バックナン  バーもご覧いただけます。 http://www.kurumart.com/mag/ □『週刊くるまーと〜賢く選んで、楽しく運転〜』の全文または一部文章を、  許可無く転載することを禁じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ■□■ 企画・制作 (有)マイクル http://www.micle.co.jp/ ■□■ **********************************************************************