●トヨタ「アルテッツァ」
256倍ドベさん(千葉県)

車両概要:2000cc、MT、AS200 ヨーロピアンエレガントエディション
購入時期:08年8月、中古車(01年式)
走行距離:59,000km
使用状況:通勤、レジャー、年2回の帰省
外観:6点
内装:8点
走り:10点
操作性:10点
居住性:7点
燃費:8点
総合評価:9点
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○:1)おそらく2度と出ないであろう、比較的コンパクトな車体+直6エンジン+FR+MTのパッケージング。2)3000回転以上での気持ち良いフィーリングは、直列6気筒だけに許された特権です。力強さは全く感じませんが、必要にして十分なだけの馬力&トルクは出ています。3)FRならではの素直な操縦性。雨の日に4輪が滑った事がありましたが、非常に簡単にリカバリー可能でした。4)スポーティ感の演出の仕方。大した性能でも加速でも無いが、スポーティと感じる。この辺はパッケージングの妙と言えましょう。5)目に優しいメーター照明(特別仕様車でグリーンです)。グリーンの照明は、夜間走行時に目が疲れません。6)加速時に室内に侵入してくるサウンド。3000回転前後から心地よい排気音が入ってきます。このあたりもスポーティ感の演出の一つでしょう。7)信頼性抜群の「1G」型エンジン。何せ昭和56年頃から平成17年まで市販していた長寿エンジンで、多々の改良が施されているため、悪いわけがありません(燃費以外)。8)抜群の制動力。ベースグレードのブレーキ性能で十分です。

×:1)高回転の伸びがいい所で頭打ちに…。あと500回転回ってくれたら文句はありません。2)燃費が…。昭和のエンジンだから仕方がないが、一般道で8.8km/L、高速で11.1km/Lが平均。3)明らかにおかしいギア比。6MT自体もファイナルも低すぎ。車重が1.3tあるので、加速重視にしたのだろうが、6速100Kmで3000回転はありえない。6速だけは巡航用のギア比にしてほしかった。4)決して快適とは言えない後部座席。座面が低く膝が持ち上がる体勢を強いられる。長時間乗ると苦痛に感じる人がいると思う。5)必要にして十分とは言え、非力なエンジン。自分にはたいした欠点ではないが、この点を不満に感じる人は多そう。6)中途半端なボディサイズ。17インチホイールを装着した時の舵角の確保のために3ナンバーにしたと思われるが、5ナンバーサイズだったらカンペキだった。7)重量。ASのベースグレードで1.3t。Zエディションに到っては1.35tオーバー。RSグレードも含めあくまでスポーツセダンでは無くスポーティセダンです。1.2t程度ならスポーツセダンと言い切れるのに…。

その他:1)前車(ハイエースワゴン ディーゼル)から買い換えるにあたり、走らせて楽しいパッケージングを重視。最初の候補は、MR2(NA+MT)でしたが、家族での帰省に使えなくなるので、仕方なく大人4人が乗れるを条件に加えて選んだのがこの車です。2)ASグレードのMTモデルは、販売比率が低い為探すのに苦労しました。最終的には、某中古車雑誌に記載された現車を埼玉まで見に行き、試乗した上で決めました。3)この車は、トヨタがパッケージングに力を入れて設計した痕跡がエンジンルーム内に伺えます。極端な位後方に搭載されたエンジン(本当に直6が入っているの?と思う位にオフセットされています)や、バッテリーの搭載位置。これらがハンドリングのフィーリングの良さを生み出しています。4)おそらく2度と出ないパッケージの車なので、直6エンジンを動態保存するつもりで、再起不能になるまで維持していきたいと思っています。


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