●日産「NISSAN GT-R」
R35さん(群馬県)
車両概要:R35、3800ccタ−ボ、Plemium edition
購入時期:08年7月、新車
走行距離:6,000km
使用状況:レジャー
外観:9点
内装:7点
走り:10点
操作性:10点
居住性:6点
燃費:8点
総合評価:9点
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○:1)「R34 specV」からの乗り換えです。乗った第一印象は、想像以上の完成度の高さに驚いた。R34の欠点だった轍にハンドルを取られるのが、劇的に改善されている。乗り心地も良い。2)走りに関しては全てに不満がありません。法的に問題があるかも知れませんので、以下はサーキットでの感想です。2-1)200km/h以上から踏んでも、確実に踏んだだけ速度を落とすことが出来るブレ−キ。R34より10km/h以上速くコーナーに入っても余裕がある。2-2)車内で聞こえる高回転時のエンジン音が心地いい。シフトダウン時のブリッピングのタイミングも絶妙です。2-3)なんと言っても素直なハンドリング。各種電子制御の違和感や癖が感じられない。2-4)総重量で2トン近い重さなのに、走る・曲がる・止まる、どの状況でも軽く感じる。2-5)ボディ剛性が高く、コーナーリング中の段差でも、ねじりやきしみを感じないため、幅が1900mmもあるのにボディが小さく感じる。3)40km/hで5速、50km/hで6速に入ってしまうオートモード時のミッションのお陰で、燃費は慣らし運転中は10km/L以上でした。その時の回転数が1000rpmと粘り強さに驚いたのと、低すぎてエンジンにダメージが無いか不安になったが、ディーラーへ確認したところ問題ないとのことでした。4)通常使用時も34Rより燃費が良い。高速巡航で11km/L、街乗りで8km/L。5)トラクションコントロールの作動が絶妙で良い。Z33後期と違い回復するのが速い。
×:1)ボディ剛性を上げるため、前後左右全ての窓を小さくしたため死角が多い。特に斜め後は最悪で、バックモニターに映らない画面端は、運転席から確認できず不安である。スカイラインと共通のボディを使っていたら、見通しの良い開放感のある車になっただろうが、剛性が落ちるので仕方ないか。2)トルコンとは違うミッションの為、滑らかに発進するのが苦手。あくまでトルコンと比べてで、人間がツインプレートのクラッチで半クラッチ操作をしていると思えば上手だが。3)燃費を重視したプログラムの為か、オートモードで直ぐ6速に入るので、左折の車を避けて前に少し出ようとするときなど、加速が鈍い事も。4)電子制御はがんじがらめで、正直車を操っている感じには到底なれない。停止時からフル加速をすると、1速/2速でトラクションコントロ−ルが入りアクセルを絞り、3速で邪魔が入らず、4速で189km/hの速度リミッターに当たる。安心・安全のための電子制御で、これが無かったらもの凄いじゃじゃ馬グルマで、とても販売認可は無理だろう。どの位が楽しく乗れるのだろうか?5)一番心配なのは、高校1年の息子が免許取得後に当然のように乗れると思っていること。他の車で不安定なことを学んで貰わないと。どの車種がよいのやら…。馬力が半分に落ちるリミッターとか販売して欲しい(笑)。ここはマンガ「頭文字D」の地元です。
その他:1)この車の凄さは、何よりボディ剛性です。480psも凄いが、馬力だけならチューニングショップで上げられますが、ボディ剛性は簡単には上げられませんから。2)助手席からの景色はPS3の画面を見ているようです。コーナーでロールしない設計のお陰で常に水平なので、走っている現実を忘れてしまいます。
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