●マツダ「ロードスター」
伊藤賢一さん(長野県)

車両概要:2000cc、6MT、RS(ソフトトップ)、BOSEオーディオ、ストーミーブルーマイカ
購入時期:07年11月、新車
走行距離:2,300km
使用状況:レジャー
外観:8点
内装:9点
走り:10点
操作性:10点
居住性:7点
燃費:6点
総合評価:10点
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○:1)以前の愛車だった先代ロードスター(後期型のRS)と比べ、装備充実の割に余り重くならなかった車重(1070kg→1100kg)。2)中速トルク。さすがは2000cc、先代と比較になりません。3)剛性感の高いボディは、車体構造を刷新した事もあり、良く脚が動くようになった。4)ハンドリング。先代までの“特徴”だったステアリング中立付近の曖昧さが無くなり、気持ちいい位にスパッスパッと切った分だけ曲がっていきます。5)歴代ロードスターが受け継いで来た“伝統”を、殆ど犠牲にせずに進化させている事。外野の意見に惑わされて、変節しないことを祈ります・・・

×:1)予想はしていましたが、幅がデカイ!側突対策で先代ロードスターよりも更にドアが長く厚くなり、全幅1.7m越えもあって狭い場所での乗り降りに四苦八苦・・・2)ドラポジ。初代〜先代と続いて来た「ロードスタースタイル」とは打って変わり、低く座らせる一般的なスポーツカースタイルになったのは良いけれど・・・、ダッシュボードの位置が手前になった事もあり、未だにベストポジションが取れません。折角のチルトステアリング機構ですが、調整範囲が下ばっかり動く事も更に拍車を掛けています。3)良い点と矛盾しますが、2000ccはやっぱり“オーバースペック”のような気が・・・。2速や3速で7000rpmのレッドゾーンまで回すとなると、高速道路でさえも役不足と感じるくらいです。欧州向け限定の1800ccエンジンのほうが“遊べる”のかも。4)洗練され速く走れるようになったのと引き替えに、“味わい”が落ちたと感じるのは私だけ?。5)RHT(リトラクタブルハードトップ)ばかりが売れること。色々持論を書くと問題になりそうなので差し控えますが、オープントップの車を維持していくには、箱車にはないリスクを背負うのは当然の事だと思いますがねぇ・・・

その他:1)今年に入り7年間乗ってきた先代ロードスターが立て続けに2件事故に遭いまして・・・、お付き合いのあるディーラーさんに騙された?事もあり、現行型へ乗り換える事になりました。2)1989年に初代ロードスターが登場してから、来年で19年目になります。19歳の時からロードスターに乗り始めて、これで奇しくも初代〜先代〜現行と全てのモデルを所有する事になりました。3)まあ、現行型への不満は少なからずありますが、ロードスターがマツダのラインナップから消滅する(考えたくもありませんが)その日まで、ファンであり続け看取ってあげたい気持ちです。4)性能や経済性だけでは語れない、ライフスタイルも含めて初めて成り立つ「ロードスターワールド」。長年ロードスターオーナーをやってますが、こんなに素敵なクルマが“国産メーカー”から出ている事に改めて感謝です。


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